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ディープなサッカーマニアの話
忘れられない初めの一歩・1993.5.15


感涙。聖地国立で歴史的なキックオフ。

高倍率のチケットを手に、私たちは集まった。集合場所は東京体育館前広場。千駄ヶ谷駅を出てきたトリコロールの仲間を集め、当時の常識だったフェイスペインティングを施す。チアホーンを鳴らし歌い騒ぐ。民放各局やNHK、新聞社などが集まり騒ぎは大きくなる。ついには警察からの注意を受けることになる。とにかく、みんな嬉しくてしかたなかったのだ。約50名は隊列を組み橋を渡ってスタジアムへ進む。目指すは代々木門。ついにJリーグが始まった

      
みな楽しそうだ。それもそのはず。この日を待ち望んでいたのだ。左の写真に写っている人も、その半分は関西など地方から、この一戦を見るためにやってきた人たちだ。アジア・カップ・ウイナーズ・カップの応援を重ねるうちに、ついに大太鼓が手に入った。10年経った今では考えられない、お揃いのユニフォーム姿の永野ちゃん、K林さん、寺山夫妻、Mくん。もちろん顔にはペインティング。今ではスタジアムから姿を消してしまった人たちもいるな。

      
試合後には全席指定でバラバラになって応援していたメンバーが勢揃いして記念撮影。アルゼンチンのラジオ局の取材でディアスの応援歌を歌ったりもした。見事な逆転勝利の後だということもあって、みんな表情がイイ。コアメンバーは朝まで飲んで、全てのスポーツ新聞を購入した。



< テレビ東京 スポーツニュース >

      
1980年代から90年代にかけてのテレビ解説の第一人者・岡野俊一郎氏(後に日本サッカー協会会長)の題字で始まる映画のような色彩のドキュメンタリータッチの構成。「一番乗り」として紹介されたのは、名古屋から深夜バスで来た桜井ちゃんだった。


< TBS ブロードキャスター >

      
サポーターファッションを中心に長い時間をとって番組の冒頭で特集した。近所の交番や駅前のダフ屋の動向にも触れたバラエティー溢れる様々な切り口で展開。ここでも熱烈な水沼ファンの桜井ちゃんが登場。インタビュー入りだった。そしてマリーシア創始者のトリコロール仮面もカメラの前でひと暴れ。

      
東京体育館前の私たちに注目。隊列を組んで動きだし代々木門へ向かう姿をバックにスポンサーテロップを映し出した。ありったけのオフィシャルグッズを身に付けている人が多い。当然のことだが、みんな大声で歌っている。


      
メインスタンド裏で再度集合して歌う私たち。太鼓を叩いているのはK林さんだ。「横浜マリノス・サポーター」というテロップが妙に気恥ずかしい。この振り付けは「オレオ〜オレオ〜オレオ〜!」。

      
カメラは開門を追う。フェイスペインティングやネールペインティングで取材を受けたのは、マリーシア千葉軍団の面々だ。彼らは青山門から入場した。