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J1リーグ 1st stage 第13節 広島戦 『優勝からの誘い』 前半を終えて2−0。得点者は上野と安。順番が違うだけで神戸戦と状況は同じ。 「また後半は0点だったりして。」 「何を言っているんですか、後半も2点取らなきゃだめですよ!」 「選手は知っていますかね?」 「知ってるだろ。選手に教えて大量点を狙わせるくらいじゃないとだめだ。」 磐田は神戸に対して0−2で折り返していた。得点者はいずれも播戸。その好調播戸は前節出場停止だったのだ。 「播戸がいなくて助かった。」 「播戸がいたらもっとましな試合になっていたのか。」 「やられていたかも。」 磐田がこのまま破れ、横浜が2点追加すれば勝点で並びなおかつ得失点差で上回る。何としても追加点が欲しい。 今日勝てば、我らがホーム横浜国際での50勝達成となり、チケット半券をメモリアルチケットに交換するという。 「やっとかよ、遅い!」 「でも、今日は来られない人が多いからメモリアルチケットがもらえないね。」 しかし、50勝持ち越しは終戦を意味する。今日達成してもらわなければ困る。 「今日は最初から動いてるよ。」 と神戸戦で「つまんねーぞー!」を連発したK林さん。そんな中、先制点はあっさりと生まれた。ドゥトラのクロスに合わせたのは上野。何とGK下田の頭上を抜くループヘッド。 「ざる! キーパーの動き見られているよ。」 しかし、この後はまた停滞気味。唐突に安の追加点が決まる。思えば神戸戦も、閉塞感が漂う中唐突に安のミドルが炸裂した。何だか展開が似ている。 「安の得点って全部個人技だな。周りと絡んでないだろ。」 との手厳しい声も飛ぶが、ここは素直に喜んでおく。神戸2点リードの途中経過が表示されるのを待ち構えるように沸き立つスタンド。多くは携帯などで知っていたのだろう。しかし、磐田の結果に関係なく、こちらは追加点を奪わなくてはいけない。後半からサンパイオを投入した広島は、攻守とも前半とは別のチームになっていた。横浜は横パス、バックパスを繰り返した末にロングボールという展開が目立つ。打開するために、3点目4点目を奪うために、当然ベンチは動く。坂田と隼磨を下げて、山崎と由紀彦を投入する。しかし、状況は大きく変わらない。 「だめだ、ターゲットがいなきゃ由紀彦は活きない。」 本来ならば、ターゲットとなるべき久保を同時投入したいところだが、出場時間は限られる。コーナーキックから中澤がジャストミートしたヘッドは枠を外れる。時間だけが過ぎていく。残り15分、最後のカードが切られる。 「また久保を休ませられなかった。」 「いや、試合勘が鈍るから出した方がいい。」 「とくかく3点目頼む!」 残り5分、久保がヘッドで落としたボールに柳が合わせる。決定的な形だ! だがまた枠を捕えられない。歓声が落胆に変わるスタンド。ロスタイムはほとんどなく、タイムアップ。久保を責めることはできないだろう。 「神戸は結局追いつかれたか。」 「何を言っているんだ、みんな神戸が勝つなんて期待していたか?」 「そもそも市原に負けた時点で優勝なんか期待していなかったし。」 神戸を責めるのは筋違いというもの。勝点差は1。横浜は勝ちつづけるしかない。面白くなってきたじゃないか。 今日のポイント ●守備のバックアップは心配ない。 ●しかし、もっと前を向く動きが欲しい。 ●終盤に至り獲得して正解だったと思う安。 ●広島はどうしてサンパイオを先発させなかったのか。 ●先発紹介で「小林徳男」と表示された小村。元気そうだった。 今日のお値段
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