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2階の目線2001

第4節 対 浦和レッズ

10人のレッズに勝てなくてどこに勝てるんだ!?

試合後の会話。もはや、何も書くことはない、とまで落ち込みかけたが、振り返ってみれば見所の多い試合で退屈はしなかった。この節から始まった残留直接対決シリーズの初戦は惜敗した。この先、続くのは市原戦、広島戦だ。

アリーナでモーニング娘のコンサートが行われていたこともあって、新横浜は大混雑だった。そして、とにかく2階席は盛り上がっていた。ゴール裏も同様だった。今日は勝てるだろう。そして、大嫌いな鹿島が完敗する様を国立で見てから新横浜へやってきた人が多かったからだ。テンションは試合前から恐ろしく高い。

開始直後からマリノスの猛攻が続く。特に、この試合では、これまで遠慮が見られた石川が右サイドで自由に動き回り、縦への突破、中への切り込み、と、縦横無尽に走り回る。坊ちゃんから逆サイドのペナルティーエリア付近へのサイドチェンジで石川がシュートという場面が2度。新たな崩しのパターンになりそうだ。
城も、強引さが戻り、前を向いて積極的にシュートを放った。いつゴールを割ってもおかしくない、そんなムードに包まれた。

浦和のディフェンスは中央が脆く、特に井原と西野の間が大きく空いて門になっている。その前にスペースがぽっかりと空いている。そこを突けばいいのだが、肝心なときに、そこに走り込む選手がいない。取れるときに取っておかないと勝機は遠のく。浦和の攻めもアドリアーノは怖さがなく、J2では右サイドからのドリブルで相手クラブをパニックに陥れていた山田も、2回突破を試みて、2回ともあっさりとボールを奪われると、もう突破を狙うことすらなかった。ただ、小野が中盤でボールを捌いた後にスペースに走り込んできてディフェンスラインの裏をとられる場面がドキドキさせたが、シュートは宇宙開発ばかりだった。
そんなことで凶悪席は上機嫌だ。
「どうだ浦和!J1のスタジアムって大きいだろう!!」
「どうだ浦和!J1って大変だろう!!」
しまいにはマリノスのシュートが当たりそこにねになっても
「どうだ浦和!J1のシュートって凄いだろう!!」

「ツゥットは去年の切れがなくなっちゃいましたね。」
「そりゃ、脇役は脇役だよ。アマラオあってのトゥットだったじゃん。」
「そうですよね、神野とトゥットのツートップなんか、どうにもならなかったもんね。」
と会話している間に、トゥットに取られた。個人技であっさり失点する、悪い癖だ。

前半も終わろうかというロスタイム。井原が得意の毒針エルボーを放った。2階から見ても明白に分かる肘打ち。ところが肘打ちを喰らわした井原がなぜか倒れて両手で顔を覆っている。そこへやってきたレフリーのコッリーナさんがカードを出して井原の退場が決まった。なぜか立ち上がらない井原。詰め寄る浦和選手。浦和のゴール裏からは、これまたなぜか発煙筒が放り込まれた。
「バカ野郎!なんで今のに抗議できるんだ!」
「発煙筒投げるな!!」
「川口あかちん用意しろ!」
と、イタリアワールドカップ予選のチリ-ブラジルのGKロハスの疑惑の血染めまで持ち出してやんやの野次。そのうち、なぜか顔を覆って寝たままの井原の元に担架が入り、井原は顔が痛いはずなのに担架に乗ってフィールド外に運び出された。かつて、これほどまでに寂しい退場のシーンがあっただろうか。あまりのおかしさに凶悪席は井原を拍手で送った。この時点で『井原の恩返し』かと思われた。

ところが、後半になると井原が抜けて浦和は守備を立て直してきたというか徹底した守備戦法で7人が最終ラインに並んだ。井原と西野の間にあった穴はすっかり埋められて。攻めがますます困難になった。後半は強引に行かなければならない。そこで投入されたレアンドロ(昨年の香港リーグ得点王)が初登場でどれくらいやってくれるかが注目の的になる。ところが、トラップミス、そして、ボールを奪いに行ってあっさりかわされ、スライディングタックルも届かない。
「おい、まずいぞ。ラウル(駄)より凄いのが来ちゃったかもしれないぞ。」

もう一人、途中出場の木島は、これまでで一番の活躍をした。左サイドをスピード一本で突破して再三低くて速いクロスをねじ込んだ。一度だけダイビングっぽい倒れ方をしたのはマリノス側からも非難の声が挙がった駄、この試合で最も活躍したのは、間違えなく木島だった。攻め手を変えて、サイドからのクロスと、中盤からのロビングボール中心に、ターゲットをレアンドロに絞る。レアンドロは、紅白戦にも出場していないとのことで不安だったが、試合中も周りの選手に自分の要求するプレーヤポジションを一生懸命説明してコミュニケーションを取ろうとしていた。そんな矢先に振りの大きな叩きつけるヘディングシュートを2発放ってゴールをかすめる。
「いいぞ香港!!」
「行け香港!!!」
「香港に合わせろ!香港で行け!!」
と大歓声。早くも、香港の武器であるヘディングにK林さんが命名した。
『スネークヘッド』。
さらには、アクロバチックな浮き球の捌き(カンフーキック)や前方回転受け身など、スタジアムを沸かせる。だが足技はかなり怪しいのも事実。一方、城は沈黙して落城した。ゴール前でのまさかの空振りが1度。彼の前では時空も歪みをきたすようだ。さすがに呆気にとられた。

坊ちゃんがまずい。前線が落城してあてにならないのは分かるが、自分も不調なのに玉離れが悪い。後半は木島もいいポジションを取っていたし、もっと早めに捌くべきだ。これも敗因の一つだ。ほとんどワンサイド、浦和陣のゴール側半分で試合は進んだ。松田も上がりっぱなし。数的優位で崩すことが期待される。浦和は全員がディフェンスラインで固める。局面を打開するために浦和は小野に代えて岡野を投入。マリノスのディフェンダーの攻撃参加を押さえる作戦だ。さっそく岡野はマリノス陣に飛び出してドリブル突破。猛スピードでマリノスゴール前に迫る。が、切り返しのトラップミスを奪われてコンタクトして倒れる。動かない。
「早い!早過ぎるぞ岡野!!」
「ファールじゃないのになんで倒れてるんだ!」
「あれ、もうバツ出ましたよ。でっかいバツ。」
「早い、早過ぎるぞ岡野。何しに来たんだ。」
後から考えれば、とても不謹慎だが井原の退場のこともあったのでこのときは爆笑。岡野の腕が不自然に曲がっていたことなど、知る由はなかった。しかし、みな、試合後にフィールドに入った救急車を見てただならぬ雰囲気を察し、帰宅してビデオを見て「うっ」と声を漏らした。

結局、カタチは出来ているしミドルシュートも放っている。しかしゴールを割ることは出来ず、直接対決シリーズの第一戦は敗戦となった。マリーシアのメンバーはこの試合さえ勝っていれば、totoの1等2等3等が続出だった。が、そんなことよりも、この後の市原戦と広島戦だ。落とすわけには行かない。補強しろとの声が強いようだが、新外国人選手の1人は、この試合で初めて起用。もう一人はまだ姿を見たことすらない。

「結局、あいつが悪いんだろ、つんく。」
「中澤も見納めかぁ。」
「ゴマキのワントップは機能しないよ。」
「なっちに、かつての切れがないなぁ。」
「飯田の高さも使えよ。」
「また、補強するしかないだろ。」
と、会話していると、目の前に現れたリーゼント頭にスカジャンの集団。背中には『モーニング娘応援団』と記されていた。僕らは、そこから無言で駅のホームに向かった。

今日のポイント

●石川、木島、この調子でやれば結果はついてくる。
●トゥットの演技は昨年同様。でも浦和ゴール裏は真剣に心配してマリノスにブーイング。
 そっか、去年はトゥットのこと見てないんだよね。
●トゥットの肘を張るファールや井原の肘など鹿島並の悪質なプレーを連発。
 サッカーを知っていると評判の浦和サポーターだったはずだが判定にブーイング。
 少しがっかりさせられた。
●一方のマリノスもボールを相手に返すときにゴールキックにせずにスローインに。
 マナーが悪い。このようなプレーは後に災いが自らの身に戻ってくることを肝に銘じてほしい。
 これの浦和サポーターのブーイングは正当。


今日のお値段 

石井和裕

寸評:現戦力でやっているサッカーのカタチは間違っていない。
次節でのスネークヘッド炸裂に期待。しかし、頭に来たぞ。
評価額:¥2070

香港デビュー
100
スネークヘッド
100
前方回転受け身
50
坊ちゃん〜石川のサイドチェンジ
1000
時空がゆがんだ。しかも2度。超自然現象。
20
生モーニング娘応援団
300
井原のトワイライトゾーン
500


寺山功

寸評:まずはじめに,先日のフロリダレポートでMLSはJよりレベルが落ちると書きましたが訂正します。今日の試合はサッカーと呼ぶにはあまりに寒い内容でした。しかしウチもレッズも,もしJ2にいたら中位以下だぞこれじゃあ。
評価額:¥1000

川口は良かった
500
選手が一生懸命やっていたのは認める
1000
でもそれだけ
-500


なかむ〜

寸評:開幕3連敗は覚悟していたが、この敗戦は覚悟も予想もしてなかった。
終いには主力を温存される始末で、正直、今のままでは降格争いに絡むのは必至。早急にしかるべき対策を打つ必要があろう。勝敗の分かれ目は井原の退場。退場した途端に浦和の守備が堅くなった。退団してもなお横浜の勝敗を握るとは、流石は元ミスターマリノス(2代目)というところか。
評価額:¥1000

基本料金
300
序盤の勢い 
200
スタジアムDJのきっつい挨拶
100
カンフー使いリアンドロ、デビュー御祝儀カンフー使いリアンドロ
デビュー御祝儀
100
木島と坊ちゃんのボリビア人症候群  
-200
遅い攻撃
- 300
井原の退場、残る借金
100
小村のミドルシュート
100
城彰二、50% まで回復も、最後は 10%
0
井原の退場、残る借金
100
生発煙筒。勝ち点剥奪は?
100


ocdiano

寸評:4試合で勝ち点1。皆様、覚悟はよろしいでしょうか?
来年は甲府や新潟や山形が我々を待っています。効果的なサイドチェンジが何本も通ってそれなりにいい形が出来ていたものの、よく考えたら相手は10人だったんだよね・・・。
評価額:¥30

晴れ
100
ダメダメ〜マリノ〜ス
-50
相変わらずの浦和サポ
10
坊ちゃん持ちすぎ、キジ暴走
-50
岡野瞬殺
10
レアンドロ電柱疑惑
10


まるいたろう

寸評:どうにも点が取れない。気持ちよくシュートしてくれる人がいないですね。ゴール前までの組み立ては良かったのですが。
評価額:¥-500

石川の右サイド良し
500
木島の左サイド突破良し
500
失点、DFがボールウォッチーに
-300
レアンドロ、コンビ悪く活躍なし
-200
城、まったくダメ
-500
城に限らず、ゴール前での気迫なし
-500