   
2階の目線2001

第3節 コンサドーレ札幌
延長も前半を終わり、すっかり足が止まっていた。右サイドからゴール前に送られたクロスには佐藤洋平の前で城がヘッド。ゴールラインを割る前に、かろうじてクリアされる。ボールは幸運にもノーマークの坊ちゃんの前へ。チャンス!と思ったのは一瞬。坊ちゃんの前に回り込んで猛然と突っ込んできたナザが坊ちゃんの目の前でボールをかっさらい、すかさず蹴り込む。クロスか!?と思ったボールは札幌ゴールのニアサイドをぶち抜いてネットを突き破らんばかりに変形させた。ウォーという叫びとともに、立ち上がった二階席も縦に左右に揺れていた。90分終了間際に失点し延長戦に持ち込まれたときは、すっかり勝ち点ロスに落ち込んでいたみんなも、このシュートの興奮でしばらくの間は試合経過のことを忘れていた。
とにかく、ナザとドゥトラは凄い。全くの手抜きがない守備は、ボールがあるところでもないところでも感心してしまう。ポジショニングも、相手との競り合いでの身体の使い方もだ。この日、散々だった小村とは対照的だった。小村の場合は、無意識のうちに相手を手や肘で押してしまう。あれだけの身体と経験からすれば、普通にやっても守りきれるはずなのだが、とにんかく無意識でやっているので反則の自覚がないのだ。失点のシーンはその典型。小村の手は相手の顔面に入っていた。しかもカードをもらってからもファールはするは相手と揉めるは。いつ退場になるか、と、冷や冷や。
「いいかげんにしろ小村!」
「自覚しろ!!」
「お前、目付けられてるんだよ。」
「早く下げろ。退場の前に替えろ。」
延長戦にはいって、注意を受けたのか、ウイルとの競り合いは、フェアーチャージだけで完封して見せた。最初から、このプレーを見せていれば、試合運びは少しは楽だったかもしれない。
同じ日本人プレイヤーでも波戸の守備はスタンドを唸らせた。札幌の若いアタッカー陣に対して、見事な身体の入れ方でボールをコントロールしてしまう。代表の貫禄だ。そうそう、城の前戦でのプレッシャーのかけ方も見事。
「お前の守備力が頼りだ!!」
リーグ戦初出場のブリットの切り返しに札幌ディフェンスは振り回され、中央突破のパス回しもスムーズに行われる。そして、裏への飛び込みも早い。先制点のヘッドは競り合いに勝った小村のボールを佐藤洋平の前でヘッドを使ってコース変え。しかも、動きを見ながら、左へ頭を振るようなフォームで右に押し込んでいる。意外と器用だ。2点目は城のクロスをファーサイドに開いて胸とラップ。当然、次のアクションでシュートすることが前提のトラップだ。左脚のボレーシュートはゴール左上に突き刺さった。
ブリットはポスト役もこなす。ボールを受けてはたいてから、すぐにスペースへ動く。シンプルにボールを早く動かす。だから、中央突破もうまくいく。
「おい、なんだか強うチームみたいだぞ。」
「サッカーって楽しいんだな。」
とにかく選手は楽しそうにフェイクを入れながら札幌ディフェンスを崩していく。見ていても気持ちがいい。さらにサイドからも、どんどんシュートを狙ってくるし、クロスも早くて強いタマ。あぁ、なんて思った通りの試合なんだ、というより、思った以上の想像を超えたプレーが随所に入っているから面白い。
それと、この日の札幌のような、あっと言う間に下がってしまう相手には、伝統的にめっぽう弱かったはず。ところが、じっくり崩しにかかっても、なんとかこじ開けられるような雰囲気がある。速攻がなかったものの不満があまりでなかったのは、そのせいだろう。
さて、同点にされたシーンだが、これはマリノスらしかった。バランスを崩して右サイドにはディフェンス不在。大森が上がってくるが、チェックに行こうとするのは坊ちゃんだけ。選手はみんな絶対に去年、速報J2を見ていないな。終盤に大森がドリブルで上がるときは勝負時じゃないか。その間に札幌はゴール前に人数を増やす。何度も何度も速報J2で見たシーンだ。で、案の定、逆サイドに振られた後に戻ってきたボールに飛び込まれて同点。あぁマリノスらしい気が抜けた失点だ。しかも、ブリットを下げてしまっている。札幌のファール覚悟の激しい守備から怪我上がりのブリットを守るために下げた後に同点にされるとは。このときは、どんなゴールでVゴール勝ちしても勝ち点のロスを悔やむと思ったな。それを超えたナザのゴールだったから、この日は幸せな試合結果だった。
「いやぁ、やっぱK林さんが言うように、ディフェンダーとフォワードは人相が悪いほうがいいな。」
「ニックネームは『得点強盗』だ。」
あとは「ナザ!」「ブリット!」叫びながら跳ねるスタジアムのみんなだった。
今日のポイント
●展開力が違う。札幌との力の差は歴然だった。
●川口のスーパーセーブを忘れてしまうほどの興奮のフィナーレ。
●ウイルの振りの早さは一見の価値あり。
●心を入れ替えて動きが一変した城・・・・じゃなくってマリノスケ。 この勝利はマリノスケも含めた全員の勝利だ。
●ワールドカップ指揮官同士の対決は手堅い采配。
●どうも両クラブとも失点が多いと思ったら、小村&名塚=バルセロナ五輪予選代表対決
今日のお値段
|
石井和裕
|
寸評:延長に入って下がりまくっていたテンションが一気に逆沸騰した。凄い、凄すぎる。新横浜の広い席だから良かったら。三ツ沢なら座席を転落していただろう。
|
| 評価額:¥4500 |
| ナザのシュートは矢のようだ |
3000
|
| ブリットの2ゴールは技あり |
2000
|
| 今季一番スーパーセーブの川口 |
800
|
| 俺王ウイルは凄い |
700
|
| ドゥトラとナザの強い守備 |
500
|
| 波戸の巧い守備 |
100
|
札幌が出してくれたのにフェアーにキーパーにまで返さずに
すぐ横から外に出してスローインにした
厚顔無恥な城の恥ずかしいことこの上ない卑怯なプレー |
-2000
|
| 小村独自の反則基準 |
-1000
|
| 『脱疫病神』激しい動きが加わったマリノスケ |
200
|
| 試合後の幸せな時間 |
200
|
| 朝日新聞のCMが流れなかった |
0
|
|
なかむ〜
|
寸評:外国人選手が“使える”ならこの位はやれるのだろうが、なにせその“使える”選手が居なかったんだから、感動もひとしお。勝ち点が2に留まったのは、札幌の粘りを評価します。それにしても、俺王様の俺っぷりは凄い。
|
| 評価額:¥4600 |
| 基本+勝利給 |
1000
|
| 攻守に渡り前期との違いが際立ってきた |
1000
|
| ナザの「撃てば官軍」Vゴール |
1000
|
| ブリット期待通りの2ゴール |
800
|
| また一段と復調を見せた城 |
300
|
| 昔の悪癖が出てきた小村 |
-200
|
| 俺王様フルコースで堪能 |
500
|
| 健作今回も炎のオーバーラップ |
200
|
|
吉田雅幸
|
寸評:試合の決着が付きそうだったので、早退しましたがまだ続きがあったんですねー。みなさんホーム2回目の残業お疲れさまでした。
|
| 評価額:¥3000 |
| 基本 |
1500
|
| ブリットの2得点目のファインゴール |
2000
|
| 角度がほとんどないのに決めた、ナザのVゴール |
1000
|
| 再三に渡る小村の醜いファール |
-500
|
| 小村のせいで失点したフリーキック |
-1000
|
|
ocdiano
|
| 寸評:外国人3選手が縦横無尽の大活躍。日本人選手も負けじと随所で体を張る熱い試合。ペースは完全に横浜だったが、決められるところで決めきれずに勝ち点削減とはツライ。ブリットの2ゴール目の動きは正にストライカー。最初の胸トラップだけで勝負あり。俺王様はやっぱりスゴイ。 |
| 評価額:¥4300 |
| 良い天気 |
200
|
| ブラジルトリオの素敵なスキル |
500
|
| 体を張った気迫溢れるプレー |
700
|
| 流石俺王様 |
300
|
| スーペル・ブリット |
1
500
|
| 90分で勝て |
-300
|
| ナザの弾丸Vゴール |
800
|
| 小村大丈夫か |
-200
|
| 3連勝!!けど勝ち点7 |
800
|
|
まるいたろう
|
寸評:先制されての逆転、追いつかれてからのVゴール、と大変興奮するパターンの試合でした。それにしてもしぶとくなりましたね。また、新外人が3人とも良い働きで心強いです。
|
| 評価額:¥3400 |
| ブリットの2得点。これがFW |
1000
|
| ドゥトラ、フィールド上を良く走ってくれる |
500
|
| ナザ、ロングボールの対応など良い働き |
400
|
| ボールのまわりが大変良い |
400
|
| 攻撃参加、小村徳男! |
400
|
| ヨツカツ、好セーブ連発 |
500
|
| 後半の小村さんは、プレーが危険すぎた |
-400
|
| お家芸の終了際の失点 |
-800
|
| ナザの弾丸Vゴール! |
1000
|
| 城もなんかガンバっていた |
300
|
|
ふたふた
|
寸評:中央に固執して崩しきれず、取られてはカウンターを食らうという苦しい展開。マルコのかっこいい2得点も、ダメ押しが取れなかったばかりに追い付かれ延長。しかし最後は相手のセットプレイに対する不安が上回り、ナザが薄い角度から宇宙開発をせずVゴール。勝てなかったらダメージが残りそうだっただけに、価値有る勝ち点2。苦手カウンターチームに勝てたのは、今後につながるでしょう。
|
| 評価額:¥2250 |
| 延長での勝利 |
800
|
| 1st. stage との違い |
400
|
| 早くもフィットする新外国人たち |
900
|
| 敵ながらウィルは素晴らしい |
500
|
| やられまくる小村さん |
-200
|
| ベイスターズファンが赤面する、不必要な途中経過表示 |
-150
|
| ロスタイムでは無い89分に失点、でも失った勝ち点はひとつ |
-100
|
| なんかどさんこ森ばっか |
100
|
|
M
|
寸評:勝ち点3取れれば文句なしだったが、とりあえず勝てたからOK。今後さらに面白味のある試合が増えそうな予感が・・・次は相性のいいデレオスタジアムだが、芝の状態が心配。
|
| 評価額:¥2850 |
| 3連勝(ここ1ヶ月負けなし) |
1000
|
| 勝ち点3逃す |
-300
|
| ブリットいい!! |
700
|
| ナザの弾丸Vゴール |
800
|
| 久々の3得点 |
600
|
| 城、復活の予感 |
100
|
| 坊ちゃん、もうちょい |
-100
|
| 89分、らしい失点 |
-200
|
| 総合順位13位に |
300
|
| レフリング今一つ |
-100
|
| 俺王ウイルの一発 |
50
|
   
|