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![]() 第9節 名古屋グランパス 好調な立ち上がり。思い通りに攻める時間。 すっかり油断でボールを奪われられまくる不安の時間。 いつ点を獲られるか?もしくは延長戦か焦りの時間。 大詰めでの先制点、さらに追加点。 これだからサッカーは面白い。 平日で雨、しかも、普通の人は今日Jリーグがあるなんてことは知らない。知らせようとしていないんだから。川口の残り2試合。残留争いの大切な試合。しかし客はかろうじて10,000人と寂しかった。序盤は、なぜかなぜかマリノスペース。パスは回るしルーズボールも取れる。ブリットのシュートはクロスバーを直撃する。なぜだ?浦和戦に続いて、なにかが相手を狂わせるのか?それとも、うちとやると、どのクラブも油断するのか。 この日の試合が面白かったのは、坊ちゃんのデキが良かったから。ドリブルで持ちすぎることはないし、浦和戦ほどマークが厳しくなかったから前を向いてボールが持てた。サイドで受けるシーンも程良く多かったし、高い位置にいることも多かったのでミドルシュートも何本も放った。さらにはドゥトラ様が、いつもよりもオーバーラップする回数は多かったし、平間は逆サイドでフリーになっている時間が長かった。だから、昨年のような中盤でサイドチェンジを多用する大きな展開が出来た。対して名古屋はミスも多く、まったりとしたムード。得点は時間の問題と思われた。 「どっちが下のチームかわからないぞ!!」 積極的にゴールも狙った。雨に濡れたピッチのせいもあるが、楢崎の横に飛んだシュート3本はいずれもキャッチすることが出来なかった。 「ことごとく取れませんね楢崎。」 「あいかわらず脇が甘い。」 そしてスタジアムを沸かせたのは迫力のナザ様の守備。ドゥトラ様と2人並んだときは鉄壁。ドゥトラ様のスライディングと弧を描いたアーリークロスは美しい。ナザ様はボールを奪ってからドリブルで前へ出てスルーパスまで。凄すぎるぞナザ様。ナザ様はまたしても脚を痛めて途中交代となると、次節は小村か小原か。悪くはないがナザ様と比べると苦しい。 前半は楽しい試合。浦和戦も圧倒していたわけで、すっかり状況を勘違いしてしまいそう。そして、やはりやってきたのが油断からなのか圧倒され続ける時間、まぁ、本来の姿なのだが、この試合は後半開始からずっと苦しかった。まず、名古屋にはウエズレイという1人で局面を変えてゴールしてしまう切り札がいる。前に立っても斜めにドリブルされて、身体を巧く入れてディフェンダーを引きずってシュートに持ち込んでしまう。やはり頼りになるフォワードがいると強みになる。そして、負けたくない意識が出てしまったのか、永山と遠藤の押し上げがなくなり、中盤がぽっかりと空いてしまう。マイボールになっても、ブリット、城、坊ちゃん、ドゥトラ様にお任せ。だから、ボールを取られやすいし、取られればゴール前に簡単に送り込まれる。 降格争いの醍醐味なのか、押し込まれて凌ぐ時間が続く。遠藤が無意味なファールでカードをもらう。今日の主審の長田さんは適切な笛でコントロールしていた。カードの出し方も適切。名古屋は大森がファールで警告をもらうが不満そうな態度。 「大森、抗議しろ!」 「審判のところへ行け!!」 「ボール蹴飛ばしていいぞ!!!」 プレー再開して、またも名古屋のファール。抗議に行く選手がいる。 「抗議するなら大森が行け!!」 まぁしかし、大森も馬鹿ではないので2枚目のカードをもらうことはなかった、が、坊ちゃんがペナルティーエリアに近い際どいところで倒されて名古屋ディフェンダーが退場。 「誰?退場になったの。」 「え〜と西澤。」 「あ〜西澤か。なんか、らしいプレーだったのね。」 さて、課題の右サイドだが、今日は誰もが不満だろう。ま”は序盤に縦にえぐったシーンがあったが、それ以降はワンパターン。サイドでトラップして受けて、斜めに中に少しドリブルして、ふにゃふにゃしたショートパスを中の選手に入れる。ま”はそのまま中へ走ってリターンをもらいに行く。つまり、サイドのスペースは捨てて、中へ入って行く動き。しかもゆっくりと。無駄にスペースを潰すだけなのだ。あまりの無意味さに、ま”が中へ動き出すだけで罵声とブーイングが飛ぶようになる。 罵声とブーイングといえば、ついに怒らせた。養護してきたサポーターも堪忍袋の緒が切れた。押されている中で突然巡ってきたチャンス。それは、名古屋のディフェンスラインの再三の乱れを突いたポジショニングが生み出したものだった。ドリブルでゴールへ向かい楢崎と一対一。しかし、なぜか、城はこのシチュエーションで左脚を使ってループシュートを放った。しかも枠を外す。シュートが入らなかったという結果も重要だが、あの場面で右脚で撃てず、しかもループを狙うというのが、皆の怒りに火を着けた。ディフェンダーのプレッシャーも強くなく(シュート後にバックチャージにも見えるコンタクトはあったが)なぜ右脚で蹴れなかったのか、見た印象では理解に苦しむプレーだ。ラザロニは遂に城を下げた。ブーイングと罵声を浴びながら、城はゴールラインを跨いでフィールド外へ出てユニフォームを脱いだ。後日わかるのだが、脚を痛めたらしい。 替わりに入ったのは、選手紹介時に若干のブーイングが飛んでいた安永。このエゴイスト『ハマのエジムンド』安永が積極的にゴールに向かう。背負っても倒れない。安永の好感度は刻々とアップ。その甲斐あって、左サイドから技ありのクロスを入れて、これを坊ちゃんがスルーしてブリットが押し込んだ。残り時間もわずかになって苦労して挙げた得点に大騒ぎ。今日も大暴れだ。 残り時間は少ない。ま”は木島と交代。木島は残り時間を意識しながら、落ち着いてプレーした。ボールを回して「オ〜レ!」「オ〜レ!」。もう、このまま終わってくれればいい。が、突然の遠藤のロングシュートが来た。今日は散々だった遠藤が、最後の最後で素晴らしいプレーを見せてくれた。すっかり切れた名古屋は、この時間に入ってファールスローをするなど、もうろうとした状態でタイムアップ。 叫ぶ、歌う、マフラーを振り回す。試合が終わっても興奮は冷めない。 「いやぁ〜すっげぇ試合だった。」 「この勝ち点3はデカイねぇ。」 「今日は大きい。」 「読売、浦和、ともに延長の突入。」 「今日はマリノスのための1日になりそうだ。」 「ナビスコは磐田に勝ちたいねぇ。」 「いや、俺たちにもチャンスはあるぞ。天皇杯もまだあるんだから、磐田の優勝を全部生で見るチャンスが。」 「とにかく、土曜日も勝って残留王手だ。」 今日のポイント ●外国人様2名が揃えば怖いものがない左サイド。 今日のお値段
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