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2階の目線2002

第5節 ガンバ大阪

もやもやとして試合展開。ガンバが思ったより弱いという声。しかし、シュートが枠に飛んできてると言う声。対して、マリノスの前半のシュートは枠に飛ばない。マグロンに競り負けることはあるが、最終ラインは急増の割には決定的なミスがない。ワールドカップ前のこのスタジアムの最終試合にしては寂しいが、後半は何とかなるだろうという前半。

若さとはいえ、経験がないわけではないはず。右サイドが本職ではないが、何度もプレーしていることも忘れてはならない。確かに新井場は素晴らしい選手。しかし、間合いの悪さが目立つ。ポジションが悪い。深い位置に立っていて、新井場がボールを持ったら慌てて前へ。そこをワンタッチで置き去りにされる。逆に、守備から攻めへの切り替えが遅く、右サイドは後手を踏むことが多い。後半が始まってしばらくは、田中のプレーにフラストレーションが溜まる。

前半から続く攻めの組立の悪さ。トップ下の高い位置に入った上野の問題というよりは、ガンバが西野のサッカーらしくなってきた。中盤での早めのつぶしが効いている。攻めは散発的だが後半にチャンスをいくつか掴む。サイド攻撃はやはり重要。右サイドで田中から、俺ドリブルの多かったウイルが簡単に捌いて上野がシュート。しかし、これをガンバのキーパーが片手で止めた。
「なんだ!?入らないのか?」
「誰だ、あのキーパー?」
「松代直樹って書いてあります。」
「なに?すげぇ身体能力の高そうな名前だな。」
さらに、その直後にウイルがフリーキック。スピードこそなかったが右隅へ弧を描き、ラインの手前でバウンドする難しいボールを、またもや松代直樹が片手ではじき出す。しかも、前へ弾いたボールを追ってすぐに立ち上がり、永山のシュートを間一髪で防いでしまう。
「すげぇ身体能力だ!」
「さすがだな!松ピー直樹!」
「こいつは手強いぞ。」

前半の枠に飛ばないシュートと比べれば、かなりイイ線まで行っている。それでも、なんとなくゴールが遠い印象だ。空気が重い。的確な組立というのが見られないのだ。逆サイドが空いていても素早いサイドチェンジがない。リーグ戦の良い印象が残りすぎているせいか、両サイドの攻撃が物足りない。
「もう攻めるな。カウンターくらいしか点獲れないだろう。」
カウンターということは、今のウイルではない。清水に期待だ。
「清水はハーフウエーラインでクラウチングスタイルで待ってるくらいでいいよ。」
と言っている間にボールが右サイドへ。今度は田中がタイミング良く前へ飛び出していてドリブルから崩す。何人かをアクセントを付けたドリブルでかわしゴール前へ。しっかりとディフェンダーを引きつけて慎重にウイルにラストパス。これを見事に流し込んだ。
「うわぁやった、見事なカウンターだ!!」
ウイルを誉める者は少ない。大半が、その前のアグレッシブなドリブルへの賞賛。
「良いぞ田中!素晴らしい!!」
「やればできるじゃないか!勝負しろ!!」
「よし!これで今までの分は帳消しにしてやる!!」
「いや、俺は、今までのプレーは許さないぞ!」
「とにかく、その調子でやってくれ!!」
ガンバのラインが下がる。これはチャンスだ。
「おぉ、ガンバの5番が宮本に見えるぞ!」
「宮本と直樹の連携が良いわけがない!!」
「今のうちに追加点を獲れ!」

ところが、その良いムードが右サイドから崩れる。
「勘違いするなよ!調子に乗りすぎるな!」
と心配する声とは裏腹に、田中は縦への突破よりも、相手をあざ笑うようなプレーをたびたび選択する。そして、それを断念し自陣へ向かってのドリブル。行き場に困って斜め後ろへのバックパス。そして、それをさらわれる。何度か、危険なパスカットにあう。
そして失点は呆気なかった。PKを与えたのは井手口の言い訳のしようがない思いっきり相手を掴む反則。これはどうしようもない。イエローカードで助かった。さてPK。蹴るのはマルセリーニョ・カリオカ。
「止めろ榎本!ナビスコだ!!」
「藤田だと思え!!」
しかし、名手のキックはネットを揺らす。

失点があまりに見苦しくムードは沈滞気味。これはまずいというムードが漂う。ウイルの俺ドリブルがますます増える。ゴールの気配が引いてくる。ただ、ガンバが前がかりになりカウンターのチャンスはありそうだ。そんなとき、クロスを受けたウイルが中央で俺ドリブル。これはダメかと思われたが、左サイドを上がってきた永山の前のスペースにパス。えぐり込んだ永山は、安易なクロスは入れずにマイナス方向のパス。それをドゥトラがみごとなミドルシュートでぶち込んだ。
これが決勝点になって、なんとか勝ち点3をゲット。市原が勝ったため、厳しい最終節が待っている。次も勝ち点3が必要だ。

「5月、14:00開始、三ツ沢、市原戦。」
「でも、天気は悪いみたいですよ。」
「せめてもの希望だな。」


今日のポイント

●献身的に中盤でのディフェンスに働いた金子。
●足元パスでなはくスペースへボールが流れるようになってゲームが動いた。
●後半の副審が、とんでもないオフサイドを見逃し。審判は味方だった。
●ワールドカップスタジアムにめっぽう強いドゥトラ。
●ガンバゴール裏にチアリーダー(?)。
●田中の良い面と悪い面が全て出た。気迫のゲームだっただけに、一人だけ集中力の欠如が目立った。


今日のお値段 


石井和裕

寸評:気迫がこもった後半だった。しかし、逢えて厳しく言いたい。田中のプレーはワールドカップ決勝スタジアムのフィールドにはふさわしくない。確かに見事なドリブルを魅せてくれた。しかし、技術や気迫だけがプロの評価ではない。自分がスローインするべき時に、はるか向こうのオフサイドポジションを歩いて戻ってきた行為。カウンター攻撃を仕掛けているときに、遙か後ろ、ディフェンスラインよりもさらに後ろを歩いていた行為。自分の技術に溺れて、何度もバックパスを奪われたプレー。目の前にいる選手を的確に捉えていなかったために、その選手にボールが来ているのにも関わらず距離を詰めず、ドリブルを開始してからやっと対応したプレー(まさかとは思うがボールが来ているのに気がついていないように見えた)。これらが、勝利したゲームにも関わらす後味の悪いものにした。
評価額:¥2900

ドゥトラのウルトラゴール
800
田中の魅惑のドリブル
500
副審
200
金子の堅実なプレー
400
ワールドカップ前は最後の新横浜
100
予選突破に望み
600
松ピー直樹
300


まるいたろう

寸評:ガンバ弱いっス。あのメンバーで前半いくつも得点チャンスあったのに、決められなかったガンバの自滅という感じと思います。
評価額:¥2800

ディフェンスライン不安
-100
榎本けっこう安心感有
500
1点目、田中ちょっと見直した
800
つまらないファールでPK
-300
ドゥトラの豪快なシュート!
1300
今日の岡ちゃんは味方だった
200
副審も味方
100
ラザロニ不在必勝続く
300


奥田幸一郎

寸評:あのメンツで勝っただけで満足。隼磨、お前「右の誠史」か?マルカリ様はあまり活躍できず。それだけ金子とオニクが良かったという事か。それにしてもガンバ、キーパーと外人はホントに外れが無いですなぁ。
評価額:¥3000

横浜のスタメンに失神寸前
-100
隼磨の突破
800
隼磨のサイドチェンジをパスカット
400
隼磨のポジショニング
-300
隼磨の宮本並みの抜かれっぷり
-800
何やっとるか井手口
-500
ドゥーーーーーーーーーーー
1000
代表無くとも勝点3
1500
磐石・金子とオニク
300
久しぶりの上野トップ下
200
ヘボ線審
100
松○直樹
400


三沢まりの

寸評:スタメン紹介には血の気が引いたけれども、みんな期待以上に頑張ってくれましたな。
評価額:¥2500

初めて見た、サイドで機能する田中隼磨
900
俺王様、久々のゴール
800
インド代表ドゥトラの強烈ヨガシュート
1000
電光掲示板でアップになれた。笑
100
対審判野次
-300


なかむ〜

寸評:動きが怪しい若手が勢ぞろいで、どうなることかと思ったら、長短それぞれに“若さ”を発揮(特に田中)。
評価額:¥3000

基本給+勝利給
1000
ドゥのゴールは個人的に一番好きな形
1000
最終節に望みを繋ぐ
400
良くも悪くも田中(所帯持ち)の“若さ”
300
ガンバのGK松○直樹、名前に違わぬ身体能力
300