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2階の目線2002

第9節 東京ヴェルディ1969

右から入ったクロスボールを走り込んだ平瀬がヘッド!
「バーモンドシュート!!!」
「あ〜っ!!」
「甘口だったぁ〜!!」
「もっと辛口で撃てよ!!!」
「いや、良い。ドンドン行け!」
「何とか決めろよ!!」
大きな拍手とコールに送られて早くも初登場の平瀬は、何度も何度もディフェンスラインの裏を狙った。そのほとんどはオフサイドだったが、これまでにない動き出しで停滞ムードだったゲームに活気を与えた。何度オフサイドになっても良い。ここ一番のチャンスにさえ決めれば。だが、決まらなかった。五輪予選でもあった平瀬のガッカリのシーン。だが、最後の最後、予選突破を決める試合で平瀬は決めた。ライバルが活躍すれば燃えるタイプ。この日も途中出場で闘志をみなぎらせてのピッチインだっただろう。

前節のU-19コンビに代わって、いつもの2人が帰ってきた。ツートップはウイルと清水。だが、コンディションは完調ではない。特にウイルは見るからに重たい動き。ファールをもらいにいってもドサッと倒れる。煌めきを見せたのは直接狙ったフリーキックのみ。後半の高桑からのプレゼントボールを清水が右から入れて上野がスルーした絶好のボールも高桑に阻まれた。余計な動きが入って裏目に出た。
「なんで決められないんだ!!!」
「ふざけんな!」
「できないヤツは引っ込めろ!!」
「それに、なんで上野は撃たないんだ!!」
「フリーなのにスルーするか!?」
「テレビ見過ぎなんだよ、テレビ。リバウドの真似するな!!」
ある程度の覚悟は決めてきたとはいえ、みな焦れったい展開にフラストレーションが溜まっていた。満員の国立競技場。しかも相手は読売なのだ。

「永井選手に代わって・・・。」
後半開始早々に流れた選手交代の場内アナウンス。
「あちゃぁ〜永井出てたんだ。ぜんぜん目立たなかったなぁ。」
「失礼いたしました・・・。」
退くのではなく入ってくるのが永井だった。それほど読売の選手は誰がだれだかが判らなかった。目立つのはエジムンド。そして右サイドの田中。後半に入ってきた永井も永井らしさは見せなかった。
それでも苦戦するのがサッカー。エジムンドの見事なハイスピードのフリーキックには思わず拍手が出た。まさかの先制を許す。しっかりやらなければならない。降格争いをするクラブが、突如として信じられない力を出すことがある。それは昨年身に染みている。そして、同じ国立で、昨年は読売に惨敗しているマリノスだ。

前半は先制直後に、ややテンションの下がったスタンドだが、徐々にパワーを上げていく。応援歌の手拍子が揃う。バックスタンドの反対側もゴール裏もメインスタンドも。揃わないのはディフェンスの足並み。読売の選手がフリーになるケースが目立つ。特に中央が危うい。エジムンドの中途半端な1.5列目のポジションのせいなのか、どうしてもマークが安定しない。プレッシャーか?読売戦の威力か?それとも・・・。
失点から5分も経たずにゴール前でフリーキック。最初の見せ場だ。ウイルがボールを蹴る気満々で下がる。その後ろに坊ちゃん。話しかけている。決まらない。どちらが蹴る?だが、ポジションから行ってもウイルだろうし、蹴るにはウイルの立ち位置の方がよい。ところが不意に蹴った。いつもとは違う短い間合い。坊ちゃんの蹴ったボールは壁に当たった。
「焦ってるな。」
無駄な抗議で松田はカードをもらった。

しかし、しかしなのだ。やはりブランクがあっても坊ちゃんはやってくれた。右からのフリーキック。高桑の前の微妙なポジションにボールは飛び込んだ。パンチングするが、突っ込んできたナザに当たってゴールイン。失点から15分ほどで同点に追いつく。さらに5分後。今度は坊ちゃんの右からの突破を読売ディフェンダーがファール。PKだ。
坊ちゃんがボールをセットする。もの凄い歓声が沸き上がる。その大歓声の中で
「入れ込みすぎてる。」
という小さな声。明らかにいつもとは違う力を込めたボールのセットの仕方。期待もある反面、不安も膨らむ。シュート。右サイド。右過ぎる。サイドネット。揺れる。逆転した。狙った場所なのか?それとも右に来すぎたのか?絶対に捕れないコースをボールは通過しゴールへ。前半のうちに逆転することができた。

後半は落ち着いた試合になると思った。読売の反撃に、それほどのパワーはなかった。暑い真夏のゲームということもあり、スピードが落ちる。だからこそ、マリノスの独り相撲だった。結局、試合は落ち着かなかった。
暑さの他のも外的要因は備わっていた。国立で完売したホームゲームはいつ以来だろう。しかも52,000人はかなりの来場者数だ。そして、いつもとは違う、浮ついたムード。それがゲーム運びを狂わせた。
「普通にやれ!」
「いつも通りやれば勝てるから!!」
何度も声が飛んだ。
「いつも通りってのは上がりっぱなしでいいってことじゃないんだぞ!松田!!」
松田は入れ込みすぎていた。いつも通りなんてとんでもない。あそこまで前線何度も上がればスタミナもロスするしディフェンスのバランスも崩れる。中央でディフェンスラインと中盤の間にスペースができる。シュートコースが空く。たまたま読売の攻撃陣がふがいないがためにネットを揺らされることはなかったが明らかに今シーズンで最も危険なディフェンスだった。スタジアムの空気は恐ろしい。

それでも、途中からフィールドに加わった平瀬、遠藤、坂田はまずまずの動きを見せてくれた。夏場の坂田と平瀬の突破は魅力的だ。
「夏にカレーが効く!!」

過密日程の中、精一杯の補強をした。苦しい試合でも勝ち点3が取れている。まだファーストステージの後半は始まったばかり。セレモニーを終え最後にスタジアムに残ったのはトリコロールの選手達。降格争いの最中のセレモニーの昨年とは明らかに違う。「F・マリノス」のコールと手拍子は、感傷に浸るだけではなく、水曜日のゲームをも見据えてもいた。


今日のポイント

●クロスの精度が悪いとかいろいろ言われる波戸だが、なんだかんだと点に絡んでいる。
●余計すぎるフェイントが目立ちだし、まずい時間に入ったときに坊ちゃん交代。
 大拍手で見送ることができた。そして坊ちゃんが抜けた新マリノスのリスタートだった。
●主審がでかすぎる。
●次の試合への意気込みが感じられたセレモニー。
●希望は相馬のミスキックを平瀬がゴールだったが、世の中上手くいかない。


今日のお値段 


石井和裕

寸評:読売に借りは返した。
評価額:¥2050

読売を撃破
700
勝ち点3
400
初平瀬
200
国立満員手拍子揃う
100
セレモニー
200
エジムンドのスーパーゴール
300
榎本良かった
100
キッカー争い
50


まるいたろう

寸評:去年のダメサッカーが復活してヒヤヒヤしました。負けなくてホントよかった。
評価額:¥2700

なぜか去年のサッカーに…
- 500
ウィルの動き悪し
-300
壁の連携悪く失点
-500
坊ちゃんの美しいFK、ナイス!ナザ頭
1000
審判のおかげ?PKで逆転
1000
坊ちゃんのCKがたくさん見られた
500
平瀬初登場、結構いけそう
500
坊ちゃんイタリア行きご祝儀
1000


寺山功

寸評:慎重すぎたのか、負けたくないという気持ちが強すぎたのか、動きの硬かった試合。それでも勝ったというのは力のある証拠だと思う。試合開始すぐに、セットプレーで点取られて0−1敗戦というのを覚悟したが、当たっていたのは点を取られるところまで。前向きに考えたい。ぼっちゃんはコンディションが万全ではなかったが、それなりに魅せてくれた。
評価額:¥2500

ほぼ満員の国立
1000
読売相手に負けなかったこと
1000
4箇所全てぼっちゃんコーナー
500


吉田雅幸

寸評:伝統の一戦も相手側サポーターの応援の声がこちらに届かず寂しい。95年のチャンピオンシップからサポーターと共にチームも崩壊状態の中一人すばらしいプレーをしていたエジムンドのプレーにはらはらさせられました。ただ、読売の決定力不足に助けられましたが、決定機が多かっただけに今後のFWの奮起に期待したい。バーモントカレー食ってがんばれ平瀬!
評価額:¥4500(さよなら価格です)

基本給
1500
勝利給
1000
久々国立ホーム満員
100
平瀬お披露目
200
俊輔のプレーで取ったPK(すばらしいPKを誘うフェイントだった)
500
サービス旺盛左右のコーナーキック(俊輔)
200
相手の攻撃にあたふたしていたDF
-500
エジムンドのすばらしい攻撃
500
さよなら俊輔御餞別
500


ふたふた

寸評:7日で3試合ということで力の分散であると思いたい、しょうもない内容でも勝ち点3を奪ったのが去年からの成長か。
評価額:¥1819

興行的に成功して試合にも勝つという欲張りぶり
1000
餞別FK+突破+PK
600
ウィルの有料公開ダイエットを見させられて
-100
手本を見せてくれた?エジムンドのプレイ
200
無事を確認田中隼磨
100
横浜と名のつくチームは総じてセレモニーが下手
-50
レモニーのときに隠れていた稲城のサポーター
69


奥田幸一郎

寸評:ビオラファンとしてエジムンドが観れたのと、勝点3獲った以外に何もなかったゲーム。リーグ戦で今季最低の出来。次節以降のハードスケジュールに備えて手抜いたのか?
評価額:¥1050

生エジムンド
100
勝点3
1000
段取りの悪いセレモニー
50
マッチデイプログラム買えず
-100


なかむ〜

寸評:坊っちゃん、元気で頑張れや。残った人たちも、もっと頑張りなさい。
評価額:¥2610

基本給+勝利給
1000
移籍の餞別
500
坊っちゃん4コーナー制覇
300
平瀬デビューご祝儀
200
花火みたいなフラッシュ
10
国立満員
300
高桑1アシスト
300