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2階の目線2002

4回戦 サンフレッチェ広島

メインスタンド以外は芝席、電光掲示板もない愛媛県総合運動公園陸上競技場。
この日の観衆は普段はプロの試合を観る機会のない地元の人たちが中心。リーグ戦のような昂揚感に欠けるのはまあ仕方ない。心配された天気は幸い晴れ。のんびりムードが漂う中、キックオフ。

先制点は予想外に早くもたらされた。平瀬のシュートのようなトラップが大きくなっただけのようなボールが、ゴールラインのわずか手前にいた清水の足元に転がる。外しようがないチャンスボール。清水はちょいと押すだけでよかった。何はともあれ、貴重な貴重な押している時間帯の先制点。今の横浜には、先制することが勝利の絶対条件だ。

よし、これでいける…と思っていられたのはわずか10分だった。森崎和幸のミドルシュートであっさり同点。もちろんシュート自体は見事だが、あんなにシュートコースががら空きでは打ってくださいと言わんばかりではないか。前半終了間際には、森崎浩司のクロスに大木が合わせて逆転。これまた見事なゴールだが、ああも易々とサイドを突破させるばかりか寄せもない。

広島のチャンスらしいチャンスはこれだけ。だが、広島にとってはこれで十分だった。横浜のチャンスはそれをも下回る一度のみだったのだから。前半終了時点でほぼ確信していた。これは負ける。今季2ndステージに限らず、何度もスタジアムに漂った敗戦臭。遠方から駆けつけたサポーターの多くは、敏感に嗅ぎ取っていたに違いない。

後半はお馴染みのフレーズのオンパレード。これだけで観ていない人にも十分わかるだろう。だが、敗因は何かと問われれば、決定力不足でもなければ逃げの横パスでもなければ球離れの悪さでもないと僕は思う。リードを許したこと、それが全てだ。先行逃げ切り以外に横浜が勝つ術はなかったのだから。相手に引かれた局面を打開する力がないことは、最初からわかっていたのだから。

経過時間もロスタイムも表示されないスタジアムで、普通の時計で残り時間を予測するしかないサポーターのイライラが募る。45分計ぐらい設置しておけよなどとと逆恨みしてしまう。試合は予定通り終了した。

'95年のチャンピオンシップ制覇をTV観戦で見届けて以来、ずっと思っていた。横浜の力はこんなものじゃない。もっと強いんだ。これだけのメンバーが揃っているんだ。その甘すぎる認識を、改めなければならない。1stステージの優勝争いというメッキが剥げ落ち、露わになった現在の姿。シーズンを象徴した試合? それは違う。これが横浜の本質だ。これが横浜の本当の力だ。

横浜はある意味懐が深いチームだ。新戦力は拒まない。やがてはトリコロールに染め上げられ、しっかり横浜の一員になっている。もはや点取り屋が必要とか、そういうレベルではない。横浜の病巣は根深い。継続性がないのではない。あり過ぎるのだ。

来季は全てを破壊して地ならしするところから始めなければならない。岡田新監督はそこまでの手腕を発揮することができるのか?


今日のポイント

●遠征には保険を。


今日のお値段 

今野隆之

寸評:もうちょっとシンプルに。もうちょっと速く。もうちょっと前へ。これってそんなに厳しい要求なのか? これが選手からの回答なのだとすれば、厳しい要求だということなんだろう。
評価額:¥1000

天皇杯プログラム入手
1000
遠征保険料
0


三沢まりの

寸評:漱石がその著書『坊ちゃん』で「ほかの所は何を見ても東京の足下にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ」と書き記した道後温泉。聖徳太子や一遍上人まで歴史に名を残す湯は、それはもう素晴らしい温泉でありました。試合自体はいつものようにお寒いモノでしたが、心も身体もぽっかぽか。
評価額:¥4000

試合
-1000
道後温泉
5000