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![]() J1リーグ 1st stage 第14節 ガンバ大阪 『相性と重圧と』 Jリーグ公式サイトによると、横浜の対ガンバ戦通算成績は16勝10敗と勝ち越しているが、会場を万博に限れば5勝7敗。特に近年の相性は悪い。今年も横浜は危なっかしい。一方、首位に立つ市原の対清水戦通算成績は9勝1分16敗。会場を日本平に限れば2勝7敗。だが、今年の市原は違う。 個人的には三度目の万博。一度目は2000年。終了間際に逆転負け。二度目は昨年。2ndステージの低迷を決定付ける、忘れもしない惨敗。そして今年。三度目の正直か、それとも二度あることは…か。市原のことを考えても仕方ない。横浜が勝たないことには始まらない。 好天に恵まれたスタジアムに到着し、バスツアーで駆けつけた友人たちと言葉をかわす。行きは朝9時発、午後4時着。帰りは午後9時半発、午前6時着の予定とのこと。深夜バスの辛さは昨年骨身に染みている。勝てば辛さも和らぐだろう。いい夢も見られるだろう。だが、昨年のような惨敗の後では…。 スタンドに入ると、まず目に付いたのがガンバ側の横断幕だ。昨年のワールドカップ対チュニジア戦でも使用された、お馴染みの「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」の横断幕が、なぜか上下逆に掲げられている。それだけではない。ガンバのウルトラ関係の横断幕は全て逆。聞いたところでは成績低迷に対する抗議らしいが…。 お互いに好機と危ないシーンを演出しつつ、前半は進む。いい形で攻めているときに得点できない→相手に反撃を許す→失点という悪いシナリオと、勝ってくれという願望が頭の中でない交ぜになる。ここは万博。前半で点を取っておきたい。 黄金ヘアで識別しやすい松田やサンチョルら守備陣の安定もあり、結局前半は0-0で折り返す。昨年はこの時点で0-2だったことを思えば上出来だ。ハーフタイム中、市原が3点をリードされているとの速報にゴール裏が沸き立つ。これが相性の恐ろしさか。重圧か。「清水〜ゲットゴ〜ル」と歌い出すサポまでいる。だが、横浜が勝たなければ何の意味もない。もちろん勝って欲しい。しかしここは万博。確信を持てない。 後半開始から間もなく、ドゥトラからのクロスに久保が高い打点のヘッドを叩き込む。先制だ! 一気にヒートアップするゴール裏。その興奮も覚めやらぬうちに、今度は奥からのクロスをまたしても久保がジャンピングボレーで叩き込む。やはり鬼門のカシマで大爆発した男が、終盤戦に至りまた爆発した。 「ドラゴン・久保!」 後半の早い時間帯に2点のリード。守りに入るのは早すぎる。2-0は危険なスコアとよく言うではないか。ああ、どうして悪い方へ悪い方へ思考が向くのだろう。やや印象の薄かった遠藤に代えて清水が投入される。しかし、「清水〜ゲットゴ〜ル」を期待するのではなく守備要員と思ってしまう自分が悲しい。この日唯一のイエローはその清水だった。次は「ゲットゴ〜ル」を。そして立役者の久保が下がり坂田投入。追加点が取れるに越したことはないが、ええい、とにかく残り時間かき回せ。 後半ロスタイムは2分の表示。微妙な時間だなと思っていたら…中山にやれれた。1点差。やばい。やはりここは鬼門の万博。ガンバの猛攻は続く。危ない! もう終われ! …終わった。2-1。ほっと胸を撫で下ろすと同時に歓喜が弾ける。引き上げてきた選手たちを万雷の拍手が出迎える。交代した久保とドゥトラも駆けつけた。勝利を噛み締めるように何度もガッツポーズする松田。鬼門を突破したんだ! これでバスツアー組の疲れも吹き飛ぶだろう。 歓喜に沸く横浜側と対照的に、ガンバ側は静かに横断幕を片付けていた。愛するチームの勝利を望むのなら、横断幕を逆に掲げてはいけなかった。あの横断幕は、万博に見えない結界を張り巡らせていたに違いないのだから。 これ以上ない最高の舞台が整った。もう相性なんか関係ない。勝つだけだ。 今日のポイント ●やはり久保はエースだ。 ●すっかり落ち着いてきた松田。 ●不要なイエローをもらわなかったことが大きい。最終節もベストメンバーで迎えられる。 ●マグロン欠場はやはり痛いガンバ。 ●移籍志願が報じられた吉原は不発。 ●逆さ横断幕が裏目に出た? 今日のお値段
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