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2階の目線 2階の目線2012

ナビスコカップ
力と技と団結 3-2 鹿島(三ツ沢)
2012年5月16日 石井和裕

大黒が左脚の前にボールを置いたとき、ほとんどのサポーターは、ここから何が起きるのかを予測できなかった。そして、その結果を知るのに1秒も要することはなかった。一瞬の後に、ボールはゴールネットを揺らしていたのだ。素晴らしいゴールにスタンドは絶叫の嵐になる。再逆転。崖っぷちのナビスコは、ギリギリのところで踏み止まった。

スタジアムは幸せに満ち溢れた場所になった。
「凄かったなー。」
「まさか、あのタイミングで撃つとは思わなかったよ。」
「なんで、今日、一番難しいシュートを決めたんだ、大黒は。」
「これまで、散々外して来たのに。」
「助っ人外人は頼りになるねー。」
試合後、皆、興奮が冷めず、口々に衝撃的なシーンを語る。ミッドウィークに仕事を切り上げてでも来た甲斐があったと思わせる好ゲームだ。後半の45分間だけでも、チケット代の価値を上回る。

もう一つの話題はマルキーニョスだ。試合を重ねる毎に動きに力強さを増している。中央で楔を受けて軽く捌く。そして、キープして時間を使ってくれているので捌いたボールを受ける距離が近い。これで、スピーディでテンポの良い攻めのリズムが生まれる。これは、以前のマルキーニョスには出来なかったプレーだ。

マルキーニョスの復帰で樋口監督がやりたかった攻撃の組み立てが、更に明確に見えてくる。サイドに渡して、ボールを前に運び、今度は中央で受けて捌いて、更にサイドに振り回してノ。

今の樋口監督のサッカーの良いところは、常に前にボールを動かしていく姿勢を誰もが持っていて、それを表現で来ているところだ。だから、スタンドから見ていて面白い。安易なプレーが少ないのだ。サイドから簡単にフワリと入れるクロスは、もはや、ほとんどない。そして、リーグ序盤には簡単に倒れていた学とユウジーニョが、ほとんど倒れなくなった。倒れてもすぐに立ち上がるようになった。
「倒れても立ち上がってボールを渡さなかった学は良かったねー。」

気持ちで負けていない。常にチャレンジを繰り返す。だから、逆転された後でも、不思議と咲い逆転できるのではないか、と思えてしまう。学のゴールも必然に見える。ずっと勝てなかったときから、わずかに半月しか経っていないというのに。

誰が言ったか「樋口戦隊五連勝」。元ネタは秘密戦隊ゴレンジャーだ。ゴレンジャーのエンディングテーマ曲は、次のような歌詞で〆られている。

力と技と団結の、これが合図だエイ、エエイ、オー!









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題字:書道家うどよしさんに書いていただきました。