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2階の目線 2階の目線2012

スタンドを一つにする 3-0 清水(日産)
2012年7月28日 石井和裕

終わってみれば3-0。スタンドは、今季初のホーム大勝利に酔いしれている。ヒーローへの声が飛び、拍手は鳴り止まない。中村大先生の不在を忘れ、前半の試合運びも忘れる。それほどまでに3-0の勝利は嬉しかった。夏休みの序盤戦にビッグなプレゼント。それは林が贈ってくれた。

清水の狙いは後半勝負。高木と大前を温存していることで誰でもわかる。ナビスコカップをミッドウィークに闘い中2日。ところが、樋口監督の狙いも後半勝負だったようだ。トリコロールの動きは鈍い。守備のポイントも深い。清水得意のサイド攻撃を警戒してか、ユウジーニョを二列目ではなくサイドに。
「これは433なんじゃないの?」
「中盤の人数が不足しているからパスは回らないし、ボールを奪えないし。」
「中盤でドリブル突破されるとスカスカになる。」
「サイドに人数をかけすぎなんだよなー。」

不用意なパスを奪われ逆襲を喰らう。記憶に残るだけで決定機は5度。このままでは惨敗しかねない。

季節は夏。やっと到来した夏本番。プレーが途切れて給水タイム。その後に、明らかに中盤の守備のやり方が変わった。富澤と中町のポジションは高い位置に。そして、清水のパスは回らなくなる。GKの林へ下がるボール。なぜか林は何度もキックをタッチラインの外に蹴り出す。
「お前、ホントにバックアップなのかよ!?」

ゴトビは予定通りの交代。後半の頭から大前を投入し切りの良い時間に高木を投入。誤算は林だろう。不安定なキックを連発するあまり、ディフェンスラインも中盤も本来のポジションをとれない。スタンドから一斉に上がるブーイング。
「林!ほら、見せ場だぞ!」
という声。罵声、歓声。勢い良く追ってくるトリコロールの選手たち。本来であれば小野を下げても機能した交代だったかもしれない。しかし、この状況では、前線の高原にボールを入れても中盤の選手とは距離が遠く守りやすい。次第に、ゲームの流れはトリコロールに傾いていく。特に、兵藤の餌食になっていく清水の選手たちは哀れだった。

相手が弱みを見せればトリコロールは強い。しかもホームだ。スタンドも一体となって弱みを突いていく。今年の型になりつつあるレナトゴールが2つ。とどめは、なぜ突き飛ばしたくなったのか訳のわからないPK。終わってみれば3-0の完勝。

試合後には、納得のいかない樋口監督の采配も会話を盛り上げたが、やはり勝つことは素晴らしい。3つのゴールは私たちを一週間も幸せにしてくれる。と、思いながらも、私たち13人は、なでしこのテレビ中継を見る為にカラオケボックスに飛び込んだ。








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題字:書道家うどよしさんに書いていただきました。