maliciaのプロフィールはこちらへ
震撼させた信じられない出来事 1998年12月14日 ラーチャマンカラーにタクシーで行ったけど、100バーツ強くらいで行けた。新聞とかでは1000バーツとか書いてるところもあったけど、それって、めっちゃくちゃぼられてるかホテルリムジンだね。9時過ぎに到着。やっぱ日本人だから、早くからチケットを買いに並ぶのは馴れてるもんね。タイの人は、どうせまぎわに殺到するんだろうなぁって思ってたんだけど、チケット売場の前はすっごい人だかり。しかも、窓口と言い合いしたりしてるし、ちょとやば系。
ワールドカップ同様、道路に面したチケット売場でチケットを入手しないと、競技場のあるエリアには入れないシステム。しかし、人がいっぱいのチケット売場では、チケットはまだ発売されていないみたい。「どこでFOOTBALLのチケットは買えるんだ?」って聞いたら、「ここじゃない!」って言われた。とっても荒れてる。おっと、隣の窓口はチケットを売ってるじゃないか!ってことで買ったら、なんとサイクリング(自転車競技)のチケットだった。50バーツだから、まあいっか。やっべぇ、買えないかもしれないって雰囲気も漂いはじめて、とりあえず「セパタクローのチケットを売ってくれ。」って頼んだら、本来の窓口じゃないのに売ってくれた。200バーツ。ふと、目を移すと、チケット窓口じゃなくって門のところにパーテーションがあって、100とか300とかの数字が並んでいる。しかも、人は並んでいない。ここで売ってるんだ。さっきの窓口は50バーツのチケットらしい。50バーツのチケットはまだだけど、高い席は売っていた。たぶん、競技場エリアの中に早くから殺到されるのを避けるためなんだろうね。 やっとチケットを入手して、持ち物検査を抜けて中へはいる。広々してる。芝生が綺麗。中は「Asian Game Park」という名前になっていて、協賛企業のブースや飲食店やみやげ物屋が並んでいる。
9時からやっているサイクリングを見ることにした。予定外で購入したチケットだけどラッキー。ちょうど午前中の時間がつぶれる。中へはいると十文字の名前。あの、アトランタで柔ちゃんとデートしてるところが発覚した十文字だ。鼓笛隊が入ってきてファンファーレ。表彰式が始まる。あっちゃぁ〜9時から決勝だったみたい。でも、あれ?十文字は2番目の段に立ってる。2位だ。負けたんだ。優勝は韓国の選手だ。
さて、その後で始まったのはスプリントの準々決勝。日本の神山雄一郎と馬淵紀明が出場する。いくら私でも、賞金王の神山は知ってるよ。タイムトライアルだったんだけど、神山は、2位の選手を0.5秒も上回る圧倒的なタイムで1位。ガラガラだったスタンドだけど、大いにざわめいたよ。ちなみにタイム表示は1/1000までだから凄いよね。しかも、後で知ったんだけど、自己ベストを0.2秒も上回る快記録だったらしい。でも、周りに競輪ファンがいないから威張れないなぁ。 サイクリングもお昼でいったん終了。お昼を食べることにした。外に出て屋台へ行ってもよかったんだけど、面倒だったので会場内のフードコーナーで食べることにした。麺は35バーツ。でも、外国人用に親切に用意されている英文のオーダーカードは、それぞれ10バーツずつ高かった。とうぜん、オーダーカードは使わずに、直接オーダー。でも、バンコク共通(万国共通くだらねぇ!)だね。こういうところのご飯は、美味しくなくて高い。高いと言っても1人単価で100円くらいなんだけど。
タイの人はみな楽しそう。応援グッズやウエアを身につけて期待感でいっぱい。でも、やっぱりプレミアリーグのウエアが多いな。だから、マンチェスター着てタイの国旗ってのがたくさんいる。タイって、国内リーグよりもプレミアリーグの中継の人気が高いんだよね。テレビで見たけど、全試合のダイジェストの番組もある。そうそう、1998年春にマンチェスター・ユナイテッドのアジアツアーで駒場で浦和と試合したよね。最初に決まったのはタイでのタイ代表との親善試合だった。すっごい人気なんだよ。町中でも、ベッカムやオーエンのTシャツがたくさん売っている。みんな偽物だけどね。タイの人は、ほんとサッカーが好きだよ。でも、オフィシャルのユニフォームなんて、高価すぎて買えないからね。市場でも、デパートでも、色々なクラブや色々な国の代表のユニフォームを着た人々が歩いている。偽物は違法なんだろうけど、摘発しちゃったら、タイの人は楽しめないからね。
さて、ラーチャマンカラーの陸上競技場へ入ったのは、試合の1時間前くらい。けっこう人が入ってる。60000人収容の、その姿は神戸ユニバに似て傾斜は磐田スタジアムって感じ。すごく急だからフィールドが近くて見やすい。でも怖いよ。
メインスタンドは独立シート。貴賓席はちょ→豪華。でも、バックスタンドとゴール裏は椅子がない。ただ、段々になってるだけ。これって時間の問題?それとも、お金の問題?市内には、工事途中の高速道路がたくさん。モノレールも開通してない。3年前と変わらない感じ。しかも、もう、工事を進めている気配がないんだな。あきらめちゃったのかな?やっぱ通貨危機って深刻だね。
まさかって思ったんだけど、前半は0-0。けっこうレフリーはタイひいきって感じだ。なにしろ、声援、鳴りもの、手拍子、とっても凄い音。前半終了の笛は、ものすごいタイミング。韓国のクロスが入って韓国人選手2人がゴール前でフリー!!ってところでピー!!。そして後半。タイに退場者。なのに、なんと36分にタイがリネカーっぽいゴール!!クロスをピンポイントであわせてコースを変えるファインゴール。まさかのゴールに、たいへんな大騒ぎ。前の席のラブラブカップルの男の子は私の手を握って跳ねて離さない。
それからは総立ちになって歌うし騒ぐしいけいけってところだったんだけど、その直後にタイのペナルティーエリア寸前での韓国選手のドリブルをファールでしか止められずにカード。そして、抗議で退場。タイは9人になっちゃった。やっべぇ〜って思っていたら、途中出場で攻守のバランスをコントロールしていた柳相鉄がフリーキックを直接ゴール。壁の外を巻いて、ぐーんと曲がって落ちた素晴らしいゴールだった。なんだよ、柳相鉄。そんなすっげぇフリーキックはマリノスに入ってからにしてくれよ。 激しい試合になった。残り時間はロスタイムだけ。この日は、めずらしく日差しも強く気温も高い。選手の疲労も溜まってきた。さて、タイの観客が好きなことは相手のミス。とっても盛り上がっちゃう。逆に嫌いなのが選手が倒れること。倒れて担架で運び出されたのに、すぐに戻ってくるのは最悪。やっぱボクシングやムエタイが盛んな国民性かな。倒れた選手が立ち上がらないと声を揃えてダウンカウントを叫ぶ人もたくさんいる。倒れる選手には最大級のブーイング。そういえば、タイの選手は、ほとんど倒れない。倒れた場合は、大抵一大事だ。担架で運び出されれば、ワンプレー終わるまではフィールドには入らない。同点になり、退場も重なって、さらにころころ倒れる韓国選手に切れた観客がペットボトルを投げ込む。倒れるたびにブーイングと飛び込むペットボトル。ベンチのわずかな隙間を通って韓国選手に命中した。荒れてる。
残り時間は韓国の怒涛の攻め。「ふ〜あぶねぇ〜。」って言ったら、左となりの綺麗なお母さんが「Are you Thailand?」って聞いてきた。韓国人だと思ってたのかな。こんなにタイの応援グッズなのに。で、「Yes Thailand ! Thailand ! Thailand !」って言ったら「韓国と香港はだめだ・・・。」のなんのかんのって早口で喋ってきた。なんでダメなのかは不明。まさかまさかの延長戦。タイチームはよくやってるけど、どうやって勝つんだろう。退場者が出てからのタイの攻撃は、早めに前線に渡してくさびを打って、その後に2人程度が飛び込むリスクを廃したもの。指示は徹底されているみたい。
さて、延長戦。韓国は、落ち着いてボールを回して隙をうかがう。さすがにボールは、なかなかタイには回ってこない。4分ほど韓国がボールをキープしたまま。韓国のパスをタイがカット。どうする?攻めるの?って思っていたら、一気にカウンター。しかも、途中出場でボランチに入っていた5番の選手が、トップを抜いて一気に韓国の最終ラインの裏にボールを要求。パスが繋がってドリブル。韓国陣内奥深くまで進んでタッチ。スローイン。タイのコーチングエリアでは英国人監督(新聞によってはテクニカルディレクターとかアドバイザーとかの表記もあった)ピーター・ウィットが上がれ上がれって大きなゼスチャーの指示。ロングスロー!韓国のファール。ペナルティエリア左外の直接フリーキック。そして、クライマックスは突然だった。このフリーキックが矢の如く、韓国ゴールのニアサイドを突き刺したのだ。延長前半6分の出来事だった。もうスタジアムは大騒ぎ。場内にかかったタイの応援歌をみんなで合唱。優勝したかのようなバカ騒ぎだった。
足早に会場を立ち去って、隣のセパタクロー会場へ。やっぱ、サッカーの裏だけあってがらがら。1割も人がいないかも。あれ、日本人だ。あれ、日の丸?あれ、日本じゃん。やっていたのは、女子の日本-マレーシア。結果は1-15、2-15のストレート負け。最終セットの後半だけ見れた。でも、日本がやってるなんて知らなかったから、タイのハチマキにタイの国旗もってニッポンコール。日の丸はホテルに置いてきた。試合後、日本の選手は大福を食べてた。1番の選手はアイドル系で雑誌が目を付けそう。
その後は男子の決勝リーグ。タイ-シンガポール。タイの2番のスーブサクはかっこい。しかも変幻自在のサーブ。足の内外裏を使って同じファームから打ち分けてくる。ライトのポジションのプームサクのアタックも凄い。突然、空中でフェイントをかけたりするからね。第一セットは15-2だったけど、第二セットはシンガポールのレシーブが安定して大接戦。日本でも中継された決勝のマレーシア戦よりもタイは苦戦。観客も慌てた。ちなみに、やっぱ、客席は埋まらなかったんだけど、途中からは行ってきた人は、み〜んなさっかーからのはしごだからテンションが高い!!結果は15-12。やっぱり、最後はスーブサクだった。 そこで、ちょっと気になったこと。試合をみてるときに、後ろの席に座っていたのはたぶん男子の日本代表選手だったんだろうけど、この会話はいただけないな。「観光するとこって、どっかあるの?」「あるよ、暁の寺院とか。」「何それ?近いの?」「ちょっと遠い。」「じゃやめとく。このへんになんかないの?」おいおい、そんなに競技に集中してるようにも見えなかったけど、訪れる国のことくらいしっといたほうがいいぜ。ちょっと遠いって言ったって、この競技場がはずれにあるわけで、ワット・アルン(暁の寺院)は市内の中心部だよ。遠いからってやめるの? さて、サッカーが終わってから1時間以上がたっていたんだけど、外に出たらまだ大騒ぎ。なんとかタクシーを捕まえて帰った。ホテルのドアマンとリムジンカウンターマンが、この応援グッズいっぱいの姿を見て、「OH
! Thailand !!」ってみんなで握手で迎えてくれた。
|