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マリーシア・フットボールコラム

フットボールを語る言葉 石井和裕

INAS-FID(国際知的障害者スポーツ連盟)サッカー選手権での日本代表の活躍と苦悩を追いかけた映画「プライドinブルー」が「2007年度文化庁映画賞・優秀賞を受賞した」という記事が朝日新聞に掲載された今日、江東区の夢の島にあるBumB東京スポーツ文化館ではFIPFAワールドカップ2007が開幕した。オープニングゲームで開催国の日本代表はベルギー代表に3−0と勝利。幸先の良いスタートを切った。この大会は電動車椅子サッカー(パワーチェアフットボール)の世界一を決める大会だ。

「障害者スポーツ」と聞くと、そこにイメージするものは何だろう。多くの人々の持つイメージは、きっと大きくは違わないはずだ。ところが、今日の開幕戦での電動車椅子サッカーは大きく予想を上回るものだった。ポジションを争い、レフリーのブラインドをついて、さりげなく電動車椅子をぶつけたり、エキサイトしたベンチが檄を飛ばしたり、とても激しい。

開幕に先立ってNHK総合テレビで、日本代表選手に密着をした特集を放映していた。難病で筋力が衰えている選手にとって、電動車椅子を回転させてシュートを放つ行為はたいへん危険だ。例えば、ある選手は病気が進行し、片手でコーヒーカップを掴むことも出来なくなっているだそうだ。そして、更に衝撃的なのは、この競技で世界一を目指す仲間たちが、志半ばにして、病気の進行を食い止めることが出来ずに死んでいくという重い事実だ。

電動車椅子サッカーは走行スピードを時速10km/hに制限されている。しかし、角度によっては、衝突の際にはかなりの衝撃がかかる。開幕戦でも、電動車椅子がボールの上に乗り上げてしまい、危うく、真後ろに倒れそうになるアクシデントがあった(しかも、ノーファール)。

さて、Jリーグにおいて、もう10年以上も前から、ずっと気になっていることがある。それは、サポーターが自らを語る言葉だ。特に、負けが混んで、試合後に監督やクラブ・フロントを批判するときに語る、というよりも吐き出される言葉だ。

「俺たちは死ぬ気で応援してるんだ!
(だから引き換えに、お前たちも、もっと真剣にやれ)」
「俺たちは命懸けてるんだ!!
(だから引き換えに、お前たちは責任を取れ)」

なんとも軽く、そして、まったく説得力の無い言葉ではないか。もし心当たりがあれば、今一度考え直してみてほしい。






サッカー同様にセットプレーは勝負を決める鍵を握る。


試合後にヒーローは、プレスに囲まれてフラッシュの閃光を浴びていた。

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