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マリーシア・フットボールコラム

審判問題 石井和裕

先日、Jリーグが開幕。08−09シーズンがスタートした。それに先立ち国立競技場で行なわれたゼロックス・スーパーカップでのPK判定等が論議を呼び、家本主審がしばらくは国内ゲームからは外されることになった。

開幕戦で仲間と会話していたのだが
「家本さんが酷いとかよく聞くけど、なんかわかんないんだよねー。うちは被害にあったとかないから。」
実際、昨日に、昨年の二階の目線を読み直していたら「家本さんにおまけしてもらった」という記述が出て来た。

今日発売のサッカー雑誌によると、PK戦においては「先に動いたら蹴り直しになる」ということをゴールキーパーには伝えてあった、ということが書かれていた。さらには、Jリーグ全体で、PK戦ではゴールキーパーの動きについて厳しく判定していくという方針は、リーグ全体の承認済み事項として各チームとも理解済みのはずなのだという。しかも、PK戦で広島のゴールキーパー木寺が先に動いた際には「ゴールが決まったのでやり直しとはしないが、もしもゴールが決まらなかった場合は蹴り直しだった」ということを、その場で説明していたという。そのような状況であるのにもかかわらず、鹿島のゴールキーパー曽ヶ端は、2度も同じ過ちを犯してPKが蹴り直しとなり、その結果、鹿島は敗れたのだ。

それでも家本さんは批判され、国内でゲームには笛を吹けないのだという。なんとも可哀想なことだ。審判問題の解決に最も大切なのは、審判のスキル向上ではなく、審判と選手の信頼感の形成だと思う。





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