   
Milan 2000
ファッションの都ミラノ。 街には有名ブランドの紙袋を肩に掛けた 日本人女性がうじゃうじゃ。
プラダ本店は彼女たちの聖地だ。 ペルージャから3列しかないプロペラ機に乗って着いたミラノで成田行きの乗り換えまで6時間。世界一美しいスタジアムといわれるサンシーロへ行くことにする。
サンシーロは90年ワールドカップの開幕戦の舞台。サッカー専用スタジアムだ。ここには見学コースが設定されていて博物館も併設されている。しかも、ガイドはちょ→可愛い。
(ただし会話はイタリア語か英語だからナンパは困難だ)
飛行機までの時間が限られているから10時からきっかりはじめて45分間で見せてくれとお願いする。OKとトラバットーニににている気品の有る受付のおじさんは承諾。しかし、ここで問題が。ポーランドから来たマフラーを首にかけた集団が30人くらいで押し掛けてきた。バスケットボール国際試合を見に来たついでに見せろという。でも、金は3人分しか払わないらしい。可愛いガイドは
「全部酔っ払いだから嫌だ。」
と愚痴を漏らすものの、お客さんだから無碍に断れない。代表して3人だけが入ることになった。ポーランド人のボスに
「急いでいるから早くしてくれ。どれくらい待てばいい?」
と聞くと、
「2分待ってくれ。誰が入るか決める。」
との答え。 ところが、それがもめにもめる。もめているうちに20分が経過。さらに、やっぱり全員を入れろということになって大混乱。半分キレかけの可愛いガイドだったが結局押し切られて全員を少しの時間だけ客席に入れることになった。その間に日本人グループは3組に増えていた。
やっとスタート。まずはスタンドへ。
「うわぁ〜すっげぇ!!」
なにしろ、メインスタンドの中央最前列から入ったのだから、その絶景に絶叫した。が、ポーランドの酔っ払いはもっと絶叫していた。マフラを掲げて歌いだし写真撮りまくり。騒ぎまくり。可愛いガイドがやってきて
「あのポーランド人達はこれから追い出すから 日本人のみんなは、ここにいてほしい。」
とのこと。何も知らないポーランド人は、ご満悦でスタンドから出ていった。それからやっと見学コース。インタビューゾーン、控室、シャワールーム
、ウォーミングアップルーム・・・。 電気工事中だったので、その他の部屋は見せてもらえなかったが
ミランとインテルのユニフォームがずらりと並んだ控室は またまた感動。みんながバッジオやロナウドのユニフォームの前で
争って写真を撮るのを後目に可愛いガイドとサモラーノの1+8ユニフォームの前で記念撮影。この時、日本でサモラーノの獲得話が
盛り上がっているなんて夢にも思わなかった。さらに、博物館には両チームの歴史の記念品がたくさん。トヨタカップもおいてあった。チケットの半券が『小学生A席』だったのは笑えた。
で、時間のない中、遅れに遅れて見学を終えたのだが予約していたタクシーがまた来ない!!
「シューマッハくらい急いで駅に向かってくれ!!」
と頼んで、空港行きのアルタリア航空のチケットを持っていればタダで乗れる特急の時間に何とか間に合わせて駅に走り込めば駅は閑散としていて妙なムード。予定掲示盤にもならぶ0の文字。なんと、昼から国鉄はストだった!!
石井和裕

   
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