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日産そしてマリノスの物語の数々
水沼貴史今明かされる秘話
フィールドの貴公子が残した思い出の日々



人は世に連れ世は人に連れ...水沼貴史が引退してから、早いものでもう年が過ぎようとしている。折しも若きマリノスイレブンは身を包むユニフォームのカラーリングも変わり、日産サッカーのアイデンティティーが問われようとしている昨今、今回は歴史の合間に埋もれようとしている衝撃の事実にスポットをあててみたい。

ケース5 マンション引っ越し事件
あれはもうかなり昔の話だ。ある映画監督が横浜市内のマンションに住んでいた。彼は日産時代からのファンでスタジアムへ何度も通っていた。彼の自慢の一つは、同じマンションに水沼が住んでいることだった。彼は、水沼と話をしたことはなかったが、水沼の奥さんとは何度か話をしていた。いわゆる近所づきあいというやつだ。彼は水沼の奥さんに、自分はマリノスが大好きで、中でも、とても前から水沼のプレーが大好きだ、ということを伝えた。そんな彼の自慢である、同じマンションの住人、水沼貴史と家族は引っ越すことになった。彼は、それを水沼の奥さんから聞いていた。
水沼が引っ越す前の晩、彼の部屋のチャイムが鳴った。彼がドアを開けると、そこには水沼が立っていた。