   

Madrid 2003
2003/2/7〜12…Real Madrid VS Real Betis and Rayo VS Malaga
試合開始は21:30〜、スペインではよくあることだし、スペイン人にとっては逆に好都合な時間かもしれない。スタジアムに向かう地下鉄の車内には、マドリーのマフラーをした人がかなり乗っていた。これなんだよね、マフラーをして地下鉄でスタジアムに向かう。久々、サッカー観戦で気分が高まってきた。トヨタカップでの3試合しか見たことないマドリーをやっと聖地で観戦できると思うと・・・。サンチアゴベルナベウ駅に到着すると、ほとんどの人が下車してスタジアムに向かう。
駅を出ると、スタジアム周辺は昼とは全く違う状況だ。大騒ぎしてる人(集団)は特に見当たらないが、どうしてもみんな怪しそうな人に思えてしまう。人出はもちろん露店の数も増え、食べ物を売る露店も多く出ている。騎馬警官もいるし、ほとんどお祭りのようだ。もちろんお馴染みのひまわりの種も売っていたので買ってみようと思ったが、お腹一杯だったのでやめておいた。
さすがに冷え込んではきているが、そんなに気にするほどの寒さではない。とは言ってもコートを着てマフラーはしてたが。後で知ったのだが、滞在してた数日間は平年よりかなり気温が高かったようだ。しかも天気もよく一度も雨に降られなかった。しばらく露店巡りをしていると、ちょっとレアなマフラーを発見。またまた購入してしまう。
そんなことをしていたら、キックオフまで30分もないことに。入場ゲートは昼来たときに確認済みだったので、すんなりゲート前に到着。チケットはもぎるのでなく、チケットに印字されているバーコードを読み込むようだ。ゲートの係員がバーコードリーダを使ってチェックしていく。カードを見せて(もちろんバーコードでチェック)入場していくのは、おそらくソシオ会員だろう。日本では(ワールドカップも)あんな原始的なやり方なのに、サッカー先進国ではこんな機械的なチェックなんだよね。うちのホームゲームでも、会員カードで入場できるようになったらな〜と・・・
無事入場できたが、すぐ前に立っていた兄ちゃんに止められた。ペットボトルを持ち込んでいたのだ。まぁキャップを渡すだけで問題なかったのだが。席は3階席なので、ここからスロープか階段を登っていくことになる。円筒状の塔を登っていくイメージで、円周上がなだらかなスロープ、中心部が階段になっている。もちろんスロープを歩いていくことにしたが、普通に歩いてる感じだったしスタジアムの外も眺められる。まぁその分、何周もしたわけだが、意外と早く疲労感なく登ることができた。(シンヨコもこんな作りにしてほしかった)
どのゲートかなと確認していると、プログラムらしきものがラックに置かれていて誰もが勝手に持っていくではないか。マッチデープログラムが置いてあったのだ。しかも、ご自由にお持ち下さい状態で。大きさも厚さもうちのマッチデーとそれほど大差がない(表示はフラビオ・コンセイソン)ってなわけで、お土産用にいくつか貰っていくことにした。そして、ついに試合間近のピッチを見ることに。ちょうどアップが終わったところらしい。選手紹介も始まっていた。
ボリューム満点のマッチーデーとチケット
シンヨコ慣れしてるせいか、でっかいスタジアムだからと言ってもびびったりしないが、やっぱり今回は特別だ。係員の兄ちゃんが分かんなければ聞いてくれよって感じで見ていたので、チケットを見せて座席を確認する。が、ゲートのすぐそばだったので、すんなり座席につくことができた。日本で手配したせいか、隣は日本人だったが、前の席はバリバリのスペイン人たち。見た感じ家族連れも多いようだ。後ろは、壁とガラス張りのボックスシートになっていた。3階席(メインスタンド左側の端っこ)の中段だったが、意外とピッチにも近く見下ろしてる感じだ。傾斜はかなり急で、1段毎に手すりがついている。(鳥栖や豊田よりも急かも)シンヨコほど席の間隔に余裕はないし、カップホルダーもないが、日本のスタジアムにない素晴らしさが一杯だ。
マドリーはサスペンションのミチェル・サルガドを除き、ベストメンバーだ。ベティスの方は、アルフォンソの欠場は残念だったが、注目の両サイド(ホアキン&デニウソン)が出場だったのでOK!ベティスもお気に入りのチームの一つではあるが、今日はやっぱりマドリーに勝ってもらいたい。まず、ベティスの選手が入場してくる。満員の場内から一斉に大ブーイングでお出迎え。でも、これがバルサ相手だったら、こんなもんでは済まないだろうと思っていると、マドリー入場。もちろん大拍手で。マドリーのアンセムも流れ、さらにいい雰囲気を醸し出している。ちなみに、ベティスファンはゴール裏3階の隅っこに1000人いるかどうか。屋根の下に巨大な暖房(ストーブのようなもの)が取り付けられているせいか、ほとんど寒さを感じず快適に観戦できそうだ。ただし、斜め前に座ってるおっちゃんが、葉巻をぷかぷか吸ってるので結構煙たい。スタジアムは禁煙ではなさそう。その前にいるガキンチョは、ひまわりの種を食べるのに夢中のようだ。

序盤は、どっちかというとベティスが攻勢だ。自慢の両サイドがガンガン縦を抜けてチャンスを作る。デニウソンのシュートがポストを叩いた時、場内一斉に「ウィ〜」(ウゥ〜にも聞こえる)その後何度も「ウィ〜」を聞くことに。でもこのどすの利いた響きがたまらなくいい!次は、ラウールのダイビングヘッドが決まったかと思ったらオフサイド。歓声がため息、どよめき、指笛(オフサイドの判定に不満?)・・・その直後、なぜか前に座ってる人たちが振り返って何かを見ている。ボックス席の中にあるモニターで今のVTRを見てるらしい。これを見てみんな納得してしまった。完全なオフサイドだったのだ。その後、微妙な判定やゴールがあると、思わず振り返って見るようになってしまった。
たまにチャイム(効果音)が鳴り、途中経過が電光掲示版に出る。でも今日はライバルチームの試合もなくほとんど無関心らしい。マドリーのチャンスやいいプレーには大拍手。逆にベティスのチャンスやファールには激しいブーイングが。さらに、微妙な判定でベティスが有利になったものなら、大ブーイングととも罵声(レフリーに対して?)が・・・嬉しいことに予想に反してクリーンで、しかもリーガらしい攻撃的な試合だ。もちろん雰囲気も申し分ない。と思っているとベティスが先制。デニウソンがサイドを抉って、フェルナンドがゴール。一角のベティスファンだけ大喜び。ただ、普通の席にもチラホラいて、ここぞとばかりに立ち上がってマフラー振り回していた。こんな中で大喜びして大丈夫なのかとちょっと見ていたが、特にトラブルは起きていない。思ったより安全だ。これがバルサやアトレイチコ戦だったら話しは別だと思うが。前半はこのまま終わりそうな感じだったが、今度は正真正銘ラウールのゴ〜ル!大・大・大歓声・・・ゴールの瞬間、買ったばかりのラウール・マフラーを思いっきり掲げることができた。
そしてハーフタイム、喉が渇いたので飲み物を買いに行く。普通に並んでコーラ(ペプシ=スポンサーだからね)を買ったが、横入りする奴とかいた(前の方で何か揉めていたが当然理解できず)ので、自分は前に並んでる人にぴったりくっついていた(笑)ハーフタイムはこれといったイベントはない。食って飲んで喋っていればいいのか。
後半はマドリーの一方的な展開。開始早々にロベルト・カルロスがペナルティーエリア内ぎりぎりで倒されPK。フィーゴがあっさり決め勝ち越し。またまた大歓声!!!みんなマフラーをグルグル回し大喜び。望んでいた展開になってきた。次はジダーンのゴール。これはまさしくゴールまでの一連が美しかった!! これを見れただけでもかなり満足なのに・・・。
そこからはゴール裏のファンが好き放題に歌い始め、もうお祭り状態だ。途中、イエロが怪我で退いたのが気がかりだったが・・・(ちょっと重傷らしい)代わりにパボン登場。ちょっとして、マッカも交代で登場!(嬉)。2点差になったせいか、前半に比べかなりのんびりした雰囲気になってきた。で、締めはロナウドがGKに倒されPK。ロナウドがそのまま蹴るようだが、なんか外すような予感があった。超へなちょこキックで予想通り止められたが、幸運にも跳ね返りを決めて4-1。ほんと笑わせてくれるぜ。
その直後にロナウド交代でソラーリが入る。大拍手だ。ソラーリはなぜかマドリーでは人気があるらしい。まだ数分残っていたが、勝ちを確信したファンが徐々に帰り始める。試合が終わった時には、半分くらいが席を離れていた。まわりにいたスペイン人もいい試合だったとグゥーで合図してくれる。こっちもラウールのマフラーを掲げお返しする。ラウール、フィーゴ、ジダーン、ロナウド。この4人のゴールが見れたのだからほんとラッキーだ。(翌朝のスポーツ紙には1面に「ALL STAR」の文字が)しかも、完封じゃなく失点してるところがなんともマドリーらしくてさらにいい。
その後写真撮影してたら、あっという間にスタジアムから人がいなくなっていた。噂に聞いていたが、ほんと引きが早い。スタンドはひまわりの種の食い残しなどが散乱していて汚かったが。できることならスタジアム内を1周してみたい気分だったが、多分追い出されるんだろうなと思い断念。外にはまだまだ大勢の人がいる。快勝だったので、やっぱりみんなご機嫌そうだ。懲りずにまた露店巡り(まだ幾つか開いていたので)をする。ふと見ると、10日後に行われるCLドルトムント戦のハーフ&ハーフマフラーが片付け中の店で売られていたので思わず購入。これは他のマフラーに比べ高かったが、素材もいいし見栄えもいい。しかも記念になる。そんなことをしてたら時間はもうとっくに0時を過ぎていた。終電は1時くらいだからまだ余裕だ。
翌日のスポーツ紙MARCA
当然、帰りも地下鉄でホテルへ。深夜の地下鉄は危険という話だったが、そんなことは気にせず乗車していた。ほんと、長〜い充実した1日だった。初めてのマドリーでこんな試合を見れてほんと満足。でもこれで終わりではない、翌日は謎のテレサリベロに。
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