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Spain 2004
2004/9/18・19…Madrid→Valencia→Madrid

20時をまわり、街の人出も多くなってきた。バレンシアの夜はここからが本番のようだ。夜の賑わい始めた街も最初で最後。
中心地にお別れして地下鉄でメスタージャに向かう。電車はスタジアムに向かうと思われる人で混雑していた。が、一つ気になるのは終電が23時台には終わってしまうと言うことだ。つまり試合終了後は地下鉄は走っていないということになるが、これだけの人が地下鉄でスタジアムに行くのだから、当然試合日は終電を遅らせるに違いないと勝手に思っていた。(試合終了後は、地下鉄でバスターミナルの最寄駅まで行くつもりでいたので)
スタジアム周辺は、昼の静けさとは変わり試合前という感じですごい人だかりとなっていた。特に物々しい感じもしないし、なんかのどかな感じがする。露店もいくつか出ていて、マフラーの種類も豊富だ。ユニフォームを着ている人も結構いる。今年の2nd(赤と黄色の縦縞)を着てる人はかなり目立つ。スタジアムの外では無料でマッチデーのような物が何種類か配られていたので、貰っておくことに。当然、今日の試合のことがいろいろと書かれているのは分かるが、ほとんど読めるはずもなくまぁお土産ということで。
入場ゲートは、ここメスタージャも自動改札になっている。ペットボトルもふただけ回収される。座席が2階のため、サンチアゴベルナベウのように塔をのぼっていかなければならない。
スタジアムは、綺麗と言えるものではないが、歴史を感じるというか味があるというか。それよりダブル(リーガとUEFAカップ)を取ったチームのホームスタジアムに来れたことを実感する。スタンドの入りは、まだ30分以上もあるので、まだまだ埋まっていない。傾斜はかなり急で、上段のわりには見やすく見おろす感じだ。最上段に行けば、(まだ明るければ)地中海も見渡せそうである。グランドでは、地元のブラスバンドがバレンシアのオフィシャルソングを演奏しながら1周しており、観客もそれにのって盛り上がり始めている。試合前のアップも始まり、席も埋まり始めてきた。

試合が始まろうとした頃、突然、歓声やらブーイングが起こった。何かと思ったら、エスパニョールvsマドリーが1-0で終了と電光掲示板に出たからである。レバークーゼン戦に続いての完封負けで、次節見に行くつもりでいたのでチーム状態もかなり気になる。(ちなみにこの翌々日にカマーチョは辞任している)
まず、レアルソシエダのメンバーが出てくる。当然、大ブーイングが起こる。その時には、両ゴール裏の上段を除いてほぼ満員状態になっていた。ソシエダのファンもちらほらいる程度である。自分の近くにもバレンシアファンと共に観戦していた。次にバレンシアのメンバーが出てくる。みんな立ち上がり拍手で迎える。熱狂度より温かさを感じる。2箇所のコーナー付近には、ウルトラのような集団が太鼓と歌で応援している。(マノロさんもそこにいるのか?)
バレンシアは、アジャラが不在以外ベストメンバーといったところか。アイマールも先発していた。サブもミスタ、フィオーレ、コラーディーなどかなり充実している。ソシエダの方は、シャビ・アロンソの移籍、自慢のツートップの一人コバチェビッチの怪我が残念であるが、相棒のニハトがワントップで出場のようだ。序盤からバレンシアの攻守の切り替えが早く、パスがつながる。1ヶ月前に見たチームとは全く違う。が、なかなか先制点が取れない。何度かあったチャンスもディバイオが外す。ソシエダのファールにはやはり罵声が飛ぶし、汚いプレーには、「hijo de ○○!」がスタンドのあちこちから。
隣にいたおばちゃんがこっちを見て笑う。自分も、意味分かってるよって感じで応える。

やっと30分をまわったあたりで、ビセンテからのFKをディバイオがヘディングで決め先制。ディ・バイ・オ、ディ・バイ・オ・・・の大合唱。前半は結果を見ればいい勝負だが、バレンシアの一方的な試合だ。

後半早々、アイマールのピンポイントクロスでまたディバイオが決め2点目。その直後、アイマールに交代して、ミスタ登場。場内、大・大・大拍手。もうこれで試合は問題ない。あとは、帰りのバスターミナルまで無事行けるかだ。この時間になってくるとさすがに涼しくなってきて、気持ちいい。半袖だとちょっと肌寒く感じることもある。途中、コラーディーが交代で入った時は、個人的には大拍手を送ってしまった。3点目は交代で入ったミスタが決める。これで試合も決まった。直後、ソシエダもハンドでPKを得る。このとき、指笛でのブーイングがスタジアム全体から起こり、キックが終わるまで鳴り終わることはなかった。これだけの指笛は久々に聞いた感じだ。(翌日、これ以上の指笛を聞くことになるのだが)なぜか羨ましく思いつつ、自分も一緒になり指笛を吹いていた。是非とも、こんなのがシンヨコでも実現できればなと・・・。結局、このPKを決め、3-1となったが、このまま終了。自分の席の周りもみな満足げだ。

試合終了ととも、スタジアムからあっという間に人がいなくなる。ほんとにどこのスタジアムも引きが早い。自分も簡単に記念撮影をしてスタジアムを後にする。バスターミナルに向かわねばならないからだ。普段、日本で遠征してる時と同じように、スタジアムを出て駅に向かう。人の流れも一部であるが地下鉄駅に向かっているので、そのまま付いていくことに。やっぱり地下鉄はまだ動いており、無事バスターミナルに着くことを確信した。満員の電車に乗り、一度乗り換えた後、バスターミナルの最寄り駅に着く。さすがにサッカー観戦して、そのまま夜行バスで帰る人は他にはいない。

3時発のバスを予約していたが、予想以上の早さでバスターミナルに着いてしまったため、窓口で一つ前の1時発のバスに変更することにした。バスに乗ってからはすぐに爆睡。目が覚めた頃には、既にマドリー市内に入っており、疲れていたこともあるが、意外と快適だった帰りの旅(4時間少々)であった。ホテル到着して6時間後には、1年半ぶりのテレサリベロ。
サンチアゴベルナベウ・ツアーに行った後、大一番のアトレティコvsバルセロナに行ったのである。その翌々日には2度目のサンチアゴベルナベウでマドリーvsオサスナ(ベッカムのFK以外ほとんど見所なし!)を観戦したのである。


バレンシアのスタジアムの外で配られていたマッチデー。 カマーチョが辞任したことを知らせるマルカ紙。"BORRA"は消すという意味。