maliciaのプロフィールはこちらへ
![]() この雰囲気の中で選手は幸せ BOTE 6月21日 エコパでのイングランドVSブラジル戦ですが最高の雰囲気でした。 我が家を出てすぐに「きらきら光る王冠」を被り(笑)、イングランドフラッグをまとったイングランドサポが歌いながら歩いていくのを見かける。当然、同じ方向に・・・東京駅に着くと横切る外人さんが白地のTシャツの前面に赤い枠、その中にエリザベス女王の顔写真、そしてその顔に赤い十字のライン・・・欲しい!このシャツが欲しい!!寺ちゃんへのバッタ物主義の土産にもぴったりだ!! 新幹線の中ではブラジル人がシャンパンを開ける。歌う。叫ぶ。イングランド人が雄叫び、足を鳴らし、顔にペインティング・・・指定席の客一人一人に「チケットを譲ってください。一生のお願いです!(彼はとても良い奴です)」と書かれた画用紙を見せるイングランド人。誰に書いてもらったのか、本当に人の良さそうな青年。ごめんね、余分のチケットがないんだ。 掛川駅ではブラジルサポが警備の人から拡声器を奪い、歌い始める。大喜びのブラジルサポ・・・凄すぎる・・・さあさあ、私はバッタ物おじさんを捜さないと。まずはいつものハーフアンドハーフマフラー。一本2,000円。まとめて買うからと交渉しても1円たりともまけてくれない。何故なら飛ぶように売れているから・・・だって数分後には大きなカバンに詰めたマフラーが空っぽだったから・・・仕方なく「定価」で購入。しかしバッタ物の中では良品で驚く。やはり今日はおじさん達にも特別な試合。他のバッタ者おじさん達はほとんどがベッカム、オーウェン、リヴァウド、ロナウド・・・まったく面白いものがない・・・仲間への土産も買えない・・・。 しかし両サポーター、もうかなりの酒量で近くに寄るだけで臭い。ある人などビア樽を抱えて飲んでいる・・・目がテン・・・ シャトルバスに乗るとイングランド人達が歌い、窓ガラスをたたく・・・怖さを通り越して試合への期待感が大きく膨らみ始める。私の席は、2階の1列目。なんとそのブロックには不思議な現象が・・・1列目はイングランドサポ、2列目がブラジルサポ、3列目がイングランドサポ、4列目がブラジルサポ、5列目からは混ざり・・・座っていても怖い怖い! オーウェンがゴールすると1列目と3列目が立ち上がる。後ろの子供(父親がブラジル人、母親が日本人)が 「ベッカムつぶせ!オーウェン殺せ!!」と叫ぶ。ブラジルの血は怖い・・・。 ハーフタイムに後ろのブラジル人が1列目でタバコを吸う。灰を1階に捨てたり、1列目のイングランドサポの座席に捨てる。 「喫煙所で吸ってくれ」と注意をすると「ブラジルとイングランドとどちらを取るか」と 日本人の私に迫る・・・怖い、怖い・・・そのままイングランド旗にタバコを押し付けて 後ろに戻って行く。周囲の人達の灰が落ちた座席をティッシュで拭いているとまた降りてきて「拭くな!」と叫ぶ。無視して拭いていると・・・自分のマフラーで拭き始める。なんだか本当は良いおやじ(笑)憎めないね〜 試合は御覧の通り・・・良いもの見せてもらいました〜とバスに乗り込む。泣きながら小声で歌いつづけるイングランドサポが同乗。車内がお通夜のよう。駅の前に有る「掛川グランドホテル」の玄関前階段でイングランドサポが10名ほど頭を抱えて泣いている。嗚咽のように泣いている。見ているこちらの胸が痛苦しい・・・そこにブラジル国旗をレンタカーに巻きつけたブラジル人サポが目の前で車を止める。窓を開けて、落書きだらけの小さなイングランド旗を振りながら「グッバイ、イングランド!!バイバ〜イ!!!」と明るく叫ぶ・・・周囲の日本人は急いで青になった横断歩道を渡る。その後のことは関知しない。 大阪に着いてホテルへ・・・ロビーにある「コンセルジュデスク」に勝手に座り、ビールをラッパ飲みし、タバコをすって号泣しているイングランドサポ・・・敗退がこの世の終わりの様に感じているようだ。そこに何故かブラジル人サポのバスが到着。訳の分からない言葉で叫ぶ。ベルボーイさんが私達をエレベーターまで導く。他のスタッフが怒鳴り合う両サポをなだめる。 何をブラジルの方が叫んだんですか?と質問すると、苦笑しながら・・・早く帰れて、お前らが羨ましいぜぇ〜。俺らはまだ日本に居なきゃいけないんだぜぇ・・・ どうせ傷口に塩を塗るのなら、たっぷりと塗った方が気持ち良く笑える。・・・もちろん、それは他人事に限るけど・・・怖かくて楽しかった一日が終わる。 |