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![]() リセット stan 6月18日 降り頻る雨の中、宮城スタジアムへトルコ戦を観に行ってきました。 自分にとって、これが初めての東北遠征であったこともあり連れと相談してちょっと早めの新幹線にしました。東京から2時間もすると仙台に到着、やっぱり新幹線は速いです。大阪を深夜バスで往復した後だけに一際その速さを実感しました。 10時前には仙台に着いたのですが、駅は既に青い方々で一杯でした。駅では土産物屋が充実の品揃えで試食も沢山ありました。御蔭で牛タン屋に行く前に仙台名物を満喫してしまいました。この時点で、自分の中では「仙台いい街美味い街」といった感じになっていました。 昼前に目当ての牛タン屋に入ると、其処もやっぱり青い方々で埋め尽くされています。普段平日の12時前にそんなに混むことが無いであろうその店は大忙しといった感じで多少注文してから待たされはしましたが、出てきた牛タン定食が美味かったのでOKです。 東京よりもかなり厚めの牛タンは絶品でした。仙台ってなんて美味い街なんでしょう。 その後もお腹一杯になりながらも土産選びに付き合いつつ試食を重ねてしまいました。主に牛タン・蒲鉾・ずんだ・ゆべし・萩の月といった所なのですが特に蒲鉾の種類の豊富さには驚きました。試食しても、みんな美味いのでどれを買えば良いのか判らなくなる程でした。 そんな楽しい仙台でのひとときに別れを告げ、宮城スタジアムへ向かいました。あんまり楽しかったので結構ギリギリでのスタジアム入りになってしまいましたが。 利府駅に着くと、あまりの寂しさに不安を覚えました。駅からはバス乗り場へ直行です。それでもスタジアムまで10分程で到着し、スタジアムへのアクセスはそれ程悪くもないように思いました。(この時点では) スタジアムに着いても、雨は止む気配がありません。仕方ないので駅で買ったFIFA公認ゴミ袋(サッカーボール型ケースに入ったポンチョの事です)を被ってみたのですが、これが薄くて弱くてしかも半袖という代物だったので大変不快でした。東京を出る時に普段使ってるマリノスレインコートを持って行けば良かったと非常に後悔しました。 それにしても、あの空席は何とかならなかったのでしょうか。バックスタンドに大きく空いた席があったので中継でも確認出来たのではないでしょうか。(決勝トーナメントなのでTSTのキャンセル絡みのものなのでしょうが) 試合の方ですが、まず先発に驚かされました。西澤が今大会初出場に加えてアレックスも小野も居るという発表に「んー?1トップにトップ下が中田と小野?」なんて思いながら試合が始まると、なんとアレックスが西澤と2トップを形成しています。「それはちょっと未知数過ぎないか?」と思いつつ観ていたのですが先入観もあり、アレックスの動きに苛立ちを感じてしまいました。何と言うのでしょうか、何かボールを貰ってから考えているような判断の遅さが目立ちました。チャレンジすること自体は良いと思うのですが、判断の遅さからなのかチャンスの芽を摘んでしまっていたように思いました。練習では勿論やっていたのでしょうが、トルシエは賭けに失敗したと思います。 ある意味アレックスも気の毒だったのではないでしょうか。 西澤については頑張っていたとは思うのですが(前線で体を張ってのポストプレーはそこそこだったように思います)、周囲との連携面で厳しいものがあったように思いました。前線で落とした後の収まりが悪く、攻撃が機能しないままトルコにセットプレーから先制されてしまいます。エアポケットのように、その瞬間トルコの選手がフリーになってしまいました。今大会、前半に失点をしていなかった日本にとって痛い失点でした。その後も打開する糸口の見えないまま前半を終えました。 後半、機能していなかったアレックスに代えて鈴木、市川投入の為に稲本を下げます。アレックスを下げた事はトルシエが1つ目の賭けに負けた事を意味していたように思います。そして2つ目の賭けともいえる市川投入ですが、これもチュニジア戦では上手くいったものの今回は結果的に失敗に終わります。最初の接触プレーのダメージが影響したかは判りませんが、効果的な交代とはなりませんでした。逆に稲本を下げたことで推進力を失ってしまったように感じました。 右サイドでの展開が形成出来なかったこともあるのですが、小野だけはグループリーグ時よりも好調に見えました。しかし、そのイマジネーションが前線の選手とシンクロすることはなく時間だけが過ぎて行きます。残り時間僅かとなってトルコが引き気味になると、後半投入した市川に代えて森島が入ります。 これによって西澤がようやく積極的なプレーを見せ始めたのですが、前線に人数を掛け過ぎて、却ってスペースが消えている為なかなかフィニッシュまで行きません。そして悪い時の日本にありがちな、(確率が悪くても)シュートを撃てる場面でもシュートをしないように見える展開が淡々と続きます。そんな中、(精度はともかく)積極的にシュートを試みた明神や松田の姿勢は良かったと思います。 結局、0-1のままコッリーナさんの長い笛が響いてしまいました。何か淡々と90分が過ぎてしまった、そんな感じがしました。 この試合で初めて日本は相手に合わせたサッカーをしてしまったように思います。グループリーグで掴んだ自信をリセットしてしまったような、これまでの良い流れを放棄し、日本のサッカーが出来ないまま敗れてしまったようで、もっと上に行けたという思いがこみ上げて悔しかったです。 よく「勝っているチームはいじらない」といいますが、全く逆のことをして敗れた日本、悔いの無い試合ではなかったように思います。 試合後、今大会出番の無かった川口の表情が映し出されました。その表情を見て、無念さがより一層深まりました。 降り頻る雨の中、利府駅へのバス待ちの列に並んだのですが凹んだ気分を増幅するように待たされました。バスに乗るまでに1時間以上掛かった上に、駅に着いてからも列車の本数が15分に1本程度だった為30分以上待たされました。結局、利府駅を出たのは試合終了から2時間後でした。45000人の殆どを駅までバスで輸送し、更に圧倒的に少ない本数での列車輸送というのは、これまで経験した中で間違い無く最悪のものでした。 宮城スタジアムでのW杯はこれで終わりです。輸送問題が解決する日は来るのでしょうか。 どんよりした宮城スタジアムを後にして、ようやく仙台駅に着くとずんだ餅をいただいてちょっと和んでから東京へ向かいました。宮城スタジアムはきつかったですが、仙台市街は素晴らしかったです。というか、美味かったです。 東北新幹線のホームには何故かあのプラティニがいました。当然、青い方々も気付いていて写真を撮られまくっていました。 6/22、大阪へセネガルvsトルコという思いっきりマニアックな試合を観に行く事になりました。私にとってこれが純粋に試合を楽しめる初めてのW杯になると思います。日本代表と共にした時間をひとまずしまい込み、楽しんで来ようと思います。 ![]() ![]() |