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![]() アイルランド人は最高だ 石井和裕 6月1日 いよいよ始まった。本当に始まったのか、まだ実感が沸かない。フランス-セネガルは仕事を21時に終えいなばで後半の途中から見た。まきちゃんや村松君や中根さんといった、ワールドカップが日本に来るのかなんて半信半疑の時からスタジアムでともに時間を共有している仲間とテレビを見た。本当に来るらしい。 六本木は数日前から飲んだくれたアイルランド人だらけになっていた。純粋にサッカーが好きな人たちだ。一方でチケット未着や座席重複、当日券の急遽発売、会長選挙などなどサッカーを巡る利権やらで、あ〜なんだかすっきりしないなぁ、サッカー界の偉い人たちは。 日本開幕というのに今日も仕事。朝9:20に家を出る。駅まで4分の道のりの間で一人のアイルランド人を発見。ホテルから出てきた。急いでいる様子。そりゃぁそうだ。あと6時間で新潟での試合が始まってしまう。そのアイルランド人はホテルで「地下鉄東西線に乗って東京駅から新幹線。」というルートを教わっていた。しかし、東西線西葛西駅は地下鉄だけれども地上駅。不運にも駅の前には地下駐輪場があり、アイルランド人は、地下へ向かって歩いていってしまった。さらに、不運にも地下鉄東西線には東京駅はない。大手町駅から東京駅に歩いて乗り換えをするのだが、彼はそれを知らなかった。 ここで助け船だ。大手町乗り換えと切符の買い方を教え、一緒に地下鉄のホームへ。大手町の改札の場所と新幹線ホームまでの道を教える。あぁ彼は昨日、飲み過ぎて寝過ごしたんだな。酒臭い。 テレビに映った新潟スタジアムはまさにワールドカップ。グリーンとオレンジのアイルランド人がゴール裏にいっぱいだ。チャンスには大声援。膠着状態には歌。好プレーには大拍手。応援の基本は手拍子。なんて素晴らしいのだろう。サッカー本来の応援のスピリッツがある。不満には罵声も。そして街では飲んで歌って大騒ぎ。ビールが品切れになった店もあるらしい。 ふと思った。日本で最初のワールドカップにアイルランドが当たったのはラッキーな組み合わせ抽選結果だった。こんなにワールドカップの本質を伝えてくれる国はない。戦いの意気込みで殺伐としたものを連想してしまう日本人は多いが、ワールドカップは楽しいもの。日本中が注目する初戦でアイルランド人の楽しそうな姿を中継やワイドショーで伝えてくれる。いやもしかして、わざと?もしFIFAが得意のインチキ抽選でアイルランドを初戦に持ってきてくれたのならば、その不正を賞賛してあげたい。 |