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アウエーの楽しみ方

サポーターの醍醐味はアウエーにある。そして深い哀しみもアウエーに穴を掘って待っている。好きなクラブを応援するからには身につけておきたいアウエーの参戦方法をマリーシア流に伝授する。

アウエーに何で行くか?
サポーターの主流は倹約派。できるだけ安い料金でできるだけ多くのアウエーに行くことを試みる。アウエー交通手段を検討するために必要なのは、倹約の知識だ。
まずは、このような友達を持つことをお勧めする。
●航空機での遠征
航空機を使わなければ行けないアウエーの地もたくさんある。海外遠征もあり得る。そのときに、「貴重なマイレージを豊富に蓄えるコツ」や「早期購入割引チケットの知識」や「特別価格のキャンペーン」の情報が必要だ。アウエーのベテランや、逆に地方都市から頻繁にホームゲーム観戦に来ている強者にアドバイスを受けると良い。最も実力を発揮してくれるのは「関西在住でありながらホームの年間チケットを保有しているサポーター」だ。
●鉄道での遠征
「鉄ちゃん」と呼ばれる、いわゆる「鉄道マニア」を見つけよう。JRでは「土日切符」「青春18切符」など、お得な切符をJRは用意している。これを使わない手はない。しかし期間限定であったり、枚数制限があったりする切符もあり、早めに購入をした方が良い。この手の情報はサポーターのベテランだけでなくマニアの知識が役に立つ。細かなところでは「鹿島神宮前駅はSuicaが使えないので到着駅までの料金で切符を購入しておかないと改札で、とても長い精算列に巻き込まれる」といった知識も備えておいた方が良い。資格保有者を押さえておくと心強い。
●深夜バスでの遠征
もっとも倹約する交通手段として挙げられるのが深夜バスだ。長距離の移動と狭い座席のため、体力消耗をしてしまうリスクはあるが、経済的にはとても助かる。この深夜バスには、同じ目的地への路線であっても座席の広さや所要時間などにより価格差が発生する。リスク回避するために、豊富な知識を持った友人から情報を仕入れることが必要だ。サポーターの中には深夜バスでの旅を多く取り入れたテレビ番組「水曜どうでしょう」のファンも多く、まずは、「水曜どうでしょう」の話題から深夜バス情報を聞き出すのが、もっともスマートなやり方だ。

アウエーでどのように応援をするか?
アウエーはホームと違って狭いエリアに密集して観戦する環境に押し込まれる可能性がある。ホームとは違った心構えが必要だ。
●ホームのスタイルを貫かない
広い日産スタジアムとは違って、ゴール裏、メインスタンド、バックスタンドなどで日頃応援しているサポーターが同じエリアに押し込まれることがある。トリコロールの勝利を目指して応援するために、ある程度は現地状況に合わせて応援スタイルを変えることが必要だ。特に、ゴール裏コアエリアのサポーターの中に入って座って野次を飛ばすといった行為は避けなければならない。
●勝利の後にすぐに帰ることはルールではない。
「アウエーチームは勝ったら喜びすぎずに、すぐに帰らなければならない暗黙のルールがある」という誤解が生まれているが、このようなルールは実際には存在しない。これは、交通事情の悪い鹿島国で、負けたアウエーチームのサポーターが試合後に皆すぐに帰ったことを鹿島国民が誤解したことから生まれた風説だと考えられている。ただし、わざわざトラブルを起こすような行動を起こすことは戒めた方が良い。

アウエーのリスクを何で回避するか?
ホームとは違ってアウエーでの応援では大きなリスクを抱えることになる。それは「大敗などしようものならば長い距離を辛い思いで帰らなければならなくなる」というリスクだ。これを、試合と応援だけで回避するのはとても困難だ。そのために別の方法で回避する必要がある。
●昼食
まずはオーソドックスに昼食で気分を盛り上げることから始めよう。各地方都市には、必ず「美味い蕎麦屋」「美味いうどん屋」があるので、必ずチェックすること。老舗とはいえども美味いとは限らないため、口コミ評価を大切に。特にアウエーの蕎麦屋の場合は、昼からの酒を飲んでしまうことも多い。「地酒の銘柄」や「天ぷらの評判」も欠かすことができないチェック項目だ。マリーシアの中には、新潟遠征で11時に駅前待ち合わせをした時点で、すでに酒の蔵元で散々飲んできてベロベロという女性もいる。
●名所旧跡

「遠征に行くのであって遊びに行くのではない。」と、まったく観光をしないサポーターもいる。それは、間違った考えではない。ただし、リスクは高い。さらに、相手チームの街や地域、その歴史を知ることは、応援する意味においてもとても役に立つ。Jリーグにおける対戦史はそれほど深くないものの、大一番として対決する「新潟ー甲府」などは、その典型だ(絶対に歴史上、負けは許されない)。学生サポーターは、今からでも遅くないので、地理や歴史の勉強に力を入れるべきだ。こういった遠征においては「城マニア」「歴史マニア」はとても役立つ情報を提供してくれるため、日頃から付き合いを密にしておくべきだろう。それとは別に、あたたかな思い出作りでリスクを回避するのであれば水族館がお勧めだ。全国各地には特徴を持った水族館が存在している。こちらもマニアが存在するので、情報を仕入れておくと良い。
●夕食
試合前にリスク回避する手段を持たない場合には、夕食によって「終わりよければ全て良し」に持ち込むという方法がある。ただし、店を現地で選ぶとなると「時間切れ」「満席」といった、さらに気分を落ち込ませるリスクが待っているので、あらかじめ予約することが肝要だ。各地方都市の名物料理や特産品を調べておこう。例えば仙台であれば「牛タン」「牡蠣」さらには「寿司」などの選択肢と多くの有名店が存在する。できるだけ支店は避けて本店で食べた方が味もサービスも上質だ。また、名古屋(瑞穂)19時開始の場合は最終新幹線に乗るとなると試合後に夕食を食べる時間がない。その場合は、新幹線で食べる夕食を試合前に購入しておくことが必要だ。名古屋駅か地下鉄の乗換駅のコインロッカーに預けておくとよい。スタジアムに持ち込んだ場合は、得点時に踏みつぶしてしまうという別のリスクがある。この夕食購入を忘れると、新幹線の中で「幕の内弁当」などを食べることに陥りかねない。購入場所は主にデパ地下。名古屋であればJR高島屋が最も良い。栄であれば三越も品揃えが良い。手羽先など名物料理は、どのデパ地下のどの場所にあるかを、あらかじめインターネットで調べておくこと。間違っても「まつおか」など、普通に横浜・東京の百貨店のテナントに入っている店で買ってはならない。


サッカーには必ず勝ち負け引分けが存在する。アウエーに遠征するからには、その結果を旅路で受け入れる覚悟が必要だ。もし時間に余裕のある遠征ができる環境にあるのであれば、できる限り、食や観光の予定も組み込むことをお勧めする。短時間でも構わない。そのことが、自らの経験の蓄積に繋がり、行動をともにする仲間との絆を深める。そして、10年経って振り返ったときに、思い出深いフットボールライフとなっているだろう。そしてもちろん、10年経っても20年経っても、ずっと、トリコロールとともに、変化に富んだフットボールライフを送り続けることができるはずだ。




甲府の天守閣の石垣上で乾杯。城跡で飲む酒は、その街を制圧したかのごとく気分にしてくれる。


早朝の新幹線で出かけ、朝食から勝負をかけるプランも検討してみよう。


座敷の押さえは重要。特に有名店なら、なおさらだ。


ワイナリーや蔵元への午前中からの訪問も楽しい。


蕎麦屋で蕎麦だけ食べて帰るのはナンセンス。


水族館の青い世界は、闘いの前のひとときの癒しだ。



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