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おすすめ!この本を読め!!

サッカーを語る書籍は多く発刊されている。その中でもmalicia推薦の、読んでおきたい役立つ書籍を紹介。あなたは、日本語で綴られる、膨大な文字情報の中から何を見つけてくれるだろうか。

フーリガン戦記
(ビル・ビュフォード著:白水社)
アメリカ人がイングランド・フーリガンに同行して、その実体を内面から描いたドキュメント。フーリガニズムとは何か?なぜフーリガンは暴れるのか?新聞報道などでは理解できなかったフーリガンの真の姿がわかる。この本を読むと、日本のサポーターの一部がなぜ暴れるのかが、ますますわからなくなってくる。武闘派の方々は、ぜひ一読して、サッカーについて落ち着いて考えてみてほしい。
財団法人日本サッカー協会75年史
ありがとう。そして未来へ。
(ベースボールマガジン社)
25年ごとに発刊される日本サッカー協会による日本サッカー史。代表の全戦績、全メンバーといったデータから、日本サッカーのサイドストーリーまで、読み物としても楽しめる。歴代の監督のエピソード『代表監督-その時代』は、特に読みごたえあり。430ページに及ぶ限定豪華本。次回の刊行は2021年だ。
日韓キックオフ伝説
(大島裕史著:実業之日本社)
1954年に神宮競技場で行われた、ワールドカップ極東予選、日本対韓国。宿命のライバルの間に秘められたエピソードを描く、日韓サッカー秘話。前半はサッカー伝来からの日本と韓国・朝鮮の歴史を綴っている。日韓サッカーのかかわり合いや、戦争中や植民地支配時の両国の関係が、サッカーの歴史を辿りながら、よく理解できる。2002年を前に、特に今、お勧めする一冊。
魂の叫び J2聖戦記
(金子達仁、戸塚啓、中西啓生共著:幻冬社)
J1昇格までの川崎フロンターレの闘いを、主将だった中西のインターネット上の原稿を元に、2人のライターが書き加えた共著。金子達仁アレルギーの人にもお薦めできる。J2ファンはもちろん、J2に全く関心なく「なんで降格クラブが簡単には勝てないんだろう?」と疑問を持っている人はJ2の厳しい世界を知ることが出来るだろう。
尽くしてみないか、全力を
(松本育夫著:実業之日本社)
フロンターレをJ1に導いた、熱血の人・松本育夫氏の人生に対する考え方を中心に書きつづった本。実業之日本社という出版社、サッカーと無縁の会社社長の推薦の言葉など、ほかのサッカー書籍とは一線を画している。ビジネスマンに特にお薦めする。
サッカーアンソロジー
(財徳健治著:NECクリエイティブ)
 1.記者席から見た日本代表`94~`99
 2.記者席から見たJリーグ`94~`99

東京新聞記者の著者が連載の、サッカーマガジン「コラム the Z」を再編集した本。特に、「1」は、今読み返せば、広島アジア大会での日本代表再始動から、あの激しいワールドカップ予選を戦い抜き、フランスへ到達するまでの様々な思い出が鮮やかに思い返されるだろう。著者が、後から振り返るのではなく、あのとき、何を感じて何を考えていたのかがわかるお薦めの一冊。
絵故ヒィ記
(望月三起也著:三天書房)
「真のサポーターになるために読む本・サッカー裏四半世紀」。サッカーマガジン誌で30年近く連載が続いているコラム。オールドファンには懐かしく、若いサポーターには勉強になる。この本を読めば、日本リーグ時代の釜本と杉山のことも、また、なぜ、明石家さんまが今でもサッカー番組で重宝されているかの理由などがよくわかる。読み返してみると、かなり凶悪な内容だ。525ページびっしりの、サッカー好きにはたまらない一冊。
悪者見参〜ユーゴスラビアサッカー戦記
(木村元彦著)
サッカーと言うよりはバルカン半島の国家、民族に対する迫真のルポルタージュ。サッカーファン以外の人にもぜひ読んでもらいたい内容だが、あまり軽い読み物ではないので少し気合いが必要。ユーゴには平和な島国に住む人間にとって、想像も出来ない複雑な事情がある。少なくともそれを知るということは重要だと実感させられる。
ビジュアル博物館・サッカー
(ヒュー・ホーンビー著、
後藤健生日本語版監修:同朋舎角川書店)
英国のサッカー博物館の協力で作られた子供向けの図鑑。FIFAのコレクションや記念品など貴重なグッズの写真が満載されている。たとえば1940年代に英国のサポーターが好んで使ったハンドベルや19220年代のイタリアの宣伝カードなど。さらに、写真の説明文が凄い。大声での指示の説明は「激しい感情をあらわすことは、チームワークを損なう危険もあるが、キーパーがディフェンダーとと声を交わすのは、黙っているよりもはるかによい。」しかし、一応子供向けの本だ。
2002年の逆襲
(久保田淳監修:光文社)
年間160試合観戦で知られる最強のサラリーマンサポーター久保田さんのもとに、植田朝日、南部虎弾などゲストが集まったサッカー談義。フランスワールドカップで彼らがどのように観戦したのかよく分かる。
ヨーロッパ・サッカーの源流へ
〜プレミア・セリエA・フランスリーグ
取材ノートから
(後藤建生著:双葉社)
何がその国サッカーを強くするのか。著者が回った21都市58日間に接した58人の関係者の証言から欧州クラブの最前線をレポートしている。特に育成システムについての詳細な記述が興味深い。雑誌サッカー批評から発刊される書籍の第一弾。
サッカーが越えた民族の壁
(森田太郎:明石書店)
筆者は大学在学中に第1回秋野豊賞を受賞し、サッカーで民族融和を目指す活動を始める。異なる民族の子供達が、同じクラブで一緒にサッカーを楽しむというプロジェクトだ。それは、ただ、サッカーをしたり、ボールをプレゼントしたりといった事ではなく、親の世代同士が殺し合った、敵の民族が住む地域へ、子供達が足を踏み込む恐怖を知り、親を説得し、指導者を確保するという、とてつもなくハードルの高いプロジェクトだった。読まなければ判らないサラエヴォの現実と、サッカーの素晴らしさが実感できる一冊。
ぼくのプレミア・ライフ
(ニック・ホーンビィ著、森田義信訳:新潮文庫)
アーセナルにとりつかれて四半世紀。とりつかれたようなサポーター人生を綴る英国内100万部突破のベストセラー。70〜90年代の英国サッカーの激動の時代を知ると同時に、「な〜んだ、サポーターって日本と一緒じゃん。」と共感を得ることもできる超おすすめの一冊。
誇り
(木村元彦著:集英社文庫)
ストイコビッチの半生とユーゴスラビアの紛争の歩みを綴った衝撃の一冊。日本では知られることのないユーゴスラビアの真実をサッカーを通じて知ることが出来る。またストイコビッチの愛称「ピクシー」の由来やベンゲル以前の恵まれなかった名古屋低迷時代など、今振り返って価値ある読み物になっている。ノンフィクションとしてのクオリティーも高い。
ワールドカップの世紀
(後藤健生著:文春文庫)
サッカーの世紀とも言われる20世紀のサッカー史に残るスーパープレーと影に渦巻く陰謀の影・汚い部分を、世界史の勢力分布と照らし合わせながら解説している、これぞ後藤健生といえる作品。いわゆるサッカー界の暗黙のルールというものが分かり、フェアーでないがゆえの面白さも発見できる。もちろん、ワールドカップの歴史を知るのにも有益な本だ。
サッカーの敵
(サイモン・クーパー著、柳下穀一郎訳:白水社)
マリーシアメンバー絶賛のノンフィクション。世界ナンバーワンの人気スポーツであるサッカーをめぐる暗躍する闇の部分に焦点を当てている。これまで知られることのなかった共産主義下における東ベルリンの人々が、どのように壁の向こうの西ドイツのクラブを応援していたのか、モスクワの市民にとってサポートするクラブを選ぶということは何を意味するのか、ウクライナにあった映画「勝利への脱出」のモデルとなったエピソード、アフリカの権力者と代表チームなど、時の権力がどのようにサッカーを利用し、それによりサッカーが暴力を併発する様が描かれている。
サッカー狂時代
(ロディ・ドイルetc著、二ックボーンビー編、藤原誠訳:キネマ旬報社)
ブッカー賞受賞作家や有名作家から一般サポーターまでが、愛する「我がチーム」を語っている本。無償・無欲・盲目・空想・・・「フットボール」への純粋な愛情が様々な形で表現されている。イングランドが中心となっているが、プレミアリーグの有名チームだけでなく1部や2部、はたまた3部のチームの話まで出てくる。
オフサイドはなぜ反則か
(中村敏雄著:平凡社)
もっとも不合理といっても良い反則「オフサイド」がなぜ生まれたのかを、スポーツルール学を提唱する著者が描く。時代、社会、文化とスポーツの関わり合いを考える興味深い本。
サッカーの物語
(田中孝一著、:KKベストセラーズ)
国立競技場、西が丘サッカー場、モルテンのボール、東京蹴球団、古河電工など、日本のサッカー史を語る上で欠かせない様々なテーマに息づく物語。
ワールドカップ・メランコリー
サイモン・クーパー著、森田浩之訳:廣済堂)
「サッカーの敵」で衝撃的なデビューを飾ったサイモン・クーパーの日本向け最新刊。各誌に寄稿したものを再編し、ワールドカップを前にした日本向けの書き下ろしも加えている。「サイモン・クーパー」の名前だけでも外れナシは保証済み。
フーリファン
(マーティン・キング、マーティン・ナイト著、東本貢司訳:廣済堂)
チェルシーギャングの顔役の一人だった筆者が描き出したフットボール・ヴァイオレンスの真の姿。彼によると有名な「フーリガン戦記」も真実とは異なるのだという。本の大半はスタジアムの内外で繰り広げられる待ち伏せ、暴行、放火、報復といった暴力の実況。しかし、それは巻末に語られる数ページへの序章にしか過ぎない。30年間の暴力の歩みと現在のフットボール・ヴァイオレンスを読み進めるうちに読者が自分の中でどのように消化するのかを問われる一冊だ。
空っぽのスタジアムからの挑戦
(平塚晶人著:小学館)
もともと「アンチサッカー」だった筆者が調べるうちに惹き付けられたJリーグ誕生の秘話。NHKの人気番組「プロジェクトX」が取り上げたことでも有名になった。私たちは、このプロサッカーリーグを大切にしていかなければならない。
偶然と必然
(後藤建生著:文芸春秋)
これは読み物ではない。サイドストーリーを廃して、フィールド上で行われたゲームの展開と戦術的的特徴を記録した書物だ。著者が生で観戦した25試合のみを、第一人者の目から的確に記す。日本で開催されたのにも関わらず、これまでのワールドカップと同じように淡々と描いている。
日本発見
(スタラン・ダニエルゾン著:アミューズブックス)
元サッカー選手でエリクソン監督と友人のスェーデン人カメラマンが滞在した40日間のさすらいの旅。来日前の印象から、滞在するに連れて変化する日本の印象が面白い。これこそが、私たちが記憶し続けていなければならないワールドカップだ。
日本サッカー史 代表編
(後藤建生著:双葉社)
1912年にサウスチャイナと行われた日本初の国際試合を皮切りに2002年ワールドカップまでの歴史を記した後藤建生渾身の一冊。これまではスコアを読むだけだった戦前から東京オリンピックまでの試合も、その内容を記載している。ただの記録書ではない。1968年に国立競技場で行われた日本代表-アーセナル戦では入場ゲートが破壊されチケットを持たない人までもがスタンドに入り58,000人が詰めかけたといった事件も興味深く紹介されている。
ナノ・フットボールの時代
(サイモン・クーパー著、土屋晃、近藤隆文訳:文芸春秋)
サイモン・クーパーは宮城でのトルコ戦の後の日本サポーターを見て泣いてしまったのだそうだ。そして、意外なことに、海外から取材に来ていたジャーナリストには、同じように涙してしまった人がいるのだそうだ。ワールドカップを前後してニューズウイークやナンバーなど多くの雑誌に寄稿した原稿をまとめた一冊。価格は高いが必ず価格以上の価値がある。
フットボールの英語 TatalBook
(カール・R・トゥーヒグ著:ベレ出版)
「イギリス英語では罵り語が大変よく使われるので、特にイギリスへ行く予定のある方はぜひ読んでおくことをお薦めします」「相手チームの選手やファンを侮辱するのも試合の一部です」だそうだ。例としては Kewell's goal was unfuckingbelievable!(キューウェルのゴールはクソすごかったな)。応援歌のCD付き。
ワールドカップのメディア学
(牛木素吉郎・黒田勇編:大修館書店)
日韓のジャーナリストがワールドカップをどのように伝えたのか、世論調査、そして当事者達のレポートをまとめた本。「韓国メディアの描いた日本」は興味深い。また、第二章ではNHKの山本アナウンサーが、日本vsベルギー戦の放送前から放送中までを綴った「放送席の現実」がすばらしい読み物となっている。

(沢木耕太郎:朝日新聞社)
あの沢木耕太郎がワールドカップから1年半を経て出版した、日本のワールドカップ本の最高傑作。「日本が一次リーグを突破して韓国ができなかったとしたら韓国ではどういう反応が起きるのだろうか」という疑問を持ってワールドカップを迎えた著者が巡った日韓の現場の空気をリアルに伝えている。

(沢木耕太郎:朝日新聞社)
「杯」と同時に発売されたオリンピック本。題材はアトランタ五輪。実に1996年から8年後の出版。懐かしさを振り返りながら読みたい。
アヤックスの戦争
(サイモン・クーパー著、柳下穀一郎訳:白水社)
大きな騒乱とは無縁だったオランダがナチスドイツの侵攻にさらされた。戦時下に欧州でサッカーは、どのように関わったのか。ムッソリーニのイタリアが帰化政策でワールドカップを制した時代の戦史。
世界のサッカーエンブレム完全解読ブック
(斉藤健仁・野辺優子:世文庫)
エンブレムには、クラブ、街、地元企業、宗教などの歴史を象徴するアイテムが組み合わされ描かれている。欧州各国のクラブのエンブレムを詳しく解説した一冊。
横浜F・マリノス12年史
(横浜F・マリノス:広報社)
クラブが自ら編纂した12年間の歴史。日産時代からの歴史が、写真やインタビューをふんだんに使って描かれている。12年間の全試合結果、全選手のカラー顔写真入り記録は貴重。
オレもサッカー「海外組」になるんだ!!!
(吉崎エイジーニョ:パルコ
ジーコジャパンが海外組を重用する折りに「オレも海外組になる」とドイツサッカー(10部)に挑んだライターの記録。リアルに海外クラブとプレイヤーの生活実情がわかる。
メキシコの青い空
(山本浩:新潮社)
ワールドカップ出場へと進む日本サッカーを語り続けたNHKの名実況アナウンサー・山本浩が語った言葉で振り返る日本サッカー史。タイトルは1985年メキシコ大会予選の冒頭のアナウンスから。
日本サッカー狂会
国書刊行会
マリーシア古参メンバーが今も在籍する、日本サポーターの草分け「狂会」の歴史で日本サッカー史を語る本。サッカージャーナリストの第一人者・後藤健生さんも、この本の中では一人のサポーターだ。




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