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トリコロール調査団 調査報告

サポーターの意識を探るトリコロール調査団。怒りや共感、そして、喜び、さらには、お金の使い方や楽しみ方まで、横浜に集結するトリコロールサポーターの実態に迫る。

移籍の怒りについて調査しろ!
移籍の怒りを決める要因はいくつかある。
 1主力として期待されているにもかかわらず
 2慰留されたか、または、散々もめた挙句に
 3金目当てか何だかよく分からない理由で移籍し
 4行った先で優勝するなどの結果を出し
 5こっちは低迷
(万年3位とか、降格争いとか)
    鳴海慎也氏による怒りの移籍5原則
圧倒的に怒りを買ったのは三浦淳宏。ギリギリまでもつれて残留報道が出たにもかかわらず、最後には移籍。しかも、その穴が埋まらずに残留争いに翌シーズンは巻き込まれた苦い思い出が決め手になっている。また、すでに移籍から13年が経過している柱谷哲二への怒りも根強い。「柱谷は金持ちだ、移籍金で金持ちだ。」という移籍を揶揄した歌が、当時流行った。

移籍の喜びについて調査しろ!
移籍の喜びを決める要因はいくつかある。
 1.穴だったポジションにマッチする選手
 2.将来有望な選手
 3.嫌いなチームの主力選手
 4.他チームと競合して取れた選手
 5.チームを引っ張れる、実績のある選手

    奥田幸一郎氏による喜びの移籍5原則
だが、調査結果によると、調査時点で活躍している選手が上位を占めており、移籍決定当時の歓迎のムードとは一致しないことがわかる。例えばウイルは前年得点王の鳴り物入りだったし、城は日本サッカーの将来を担っていた。つまり、移籍の評価は、その選手が活躍するかで決定するのであって、移籍した行為自体は評価の対象外であることを示していりる。

外国人の影響力について調査しろ!
韓国人の柳相鉄が一位となった。伝統的に精神力に甘さがあり、ひと踏ん張りが効かないといわれてきたトリコロールを変えたのは、岡田監督と柳相鉄。その評価を裏付ける得票といえる。2人のビッグネームの後にアスカルゴルタがランクイン。彼が監督時代には優勝はしていない。だが、攻撃的で面白く、逆転試合が多かった。内容にこだわりを見せるトリコロール・サポーター気質を感じる。そして、初優勝の立役者アルゼンチントリオのサパタは得票が伸びなかった。ホルヘ・ソラリの駒としての印象か。そのホルヘ・ソラリも鮮烈なインパクトはあったものの、途中帰国が響いて下位評価となっている。

負けの悔しさについて調査しろ!
鹿島に対する怨念は別格。2−3の好スコアであっても、相手が鹿島となると、その内容は評価できないのかもしれない。
だが反面、鹿島以外が相手の場合は内容が重視される。上位を見てみると、「自滅」「ノーマーク」「セルフジャッジ」という自滅関連のキーワードが並ぶ。これまでの自滅負けの積み重ねが作り出したのか、大敗や完敗よりも、原因が自らにある負けの悔しさを、マリノスサポーターの共通認識としてしまっているようだ。
さらには、走り負けが、それに続く。

嫌いなクラブについて調査しろ!
鹿島については説明不要。恨みも美意識も、すべてが重なり合って順当な結果と言える。まったく他を寄せ付けないダントツの一位となった。読売は「負けたくないが嫌いではない」という認めるライバルの地位を証明した。また偽横浜は下のディビジョンとはいえ、「まだまだ好き嫌いで比較する対象ではない」と考えるか「同じホームへの憎しみ」が横浜では発生していないのか、解釈はできない。山東と浦和は、アウエーでの厳しい経験が票を集めたと思われる。票は多くないが、おそらく嫌いな理由の深さは、城南が最も深いと思われる。このようなクラブが日本国内に存在しないことがありがたい。

クラブハウスについて調査しろ!
日本国内のクラブでは最も恵まれた立地、そして随一の規模が約束された新クラブハウスに開業する飲食店への希望は、クラブのブランドイメージを反映してか「ゆっくり雰囲気よく」が過半数を占めた。みなとみらい地区というデートスポットエリアということも、この希望の後押しをしたようだ。しかし次点は「安くて手軽」。暇を見つけては練習場へ駆けつけるコアなサポーターや若年層からの票を集めたのだろう。ディスプレイや夜景など、演出面の要望は下位にとどまっている。

音楽性について調査しろ!
サッカーを音楽に例えると、一般的には、壮大な舞台とストーリーをイメージさせるオペラ、サッカー王国をイメージさせるサンバ、そして左伴社長が一時生活をしていたイングランドのロックなどが上げられることが多い。テレビ中継などでも、それらの音楽がテーマ曲に使用される場合が大半だ。だが、マリノスサポーターがチョイスしたのはのジャズ。変幻自在のアドリブ、観客と、セッションするミュージシャン個人個人が主導権を争いながら、それでいて一つの生きた、その場にしかない作品を作り上げてしまうジャズメンの心意気をサッカーに投影したのか。またジャズは港町横浜と深い関係がある。まさに横浜の、そして美しいサッカーを好むマリノスサポーターの選択といえよう。

ストライカーについて調査しろ!
トリコロールの歴史において「ストライカー」の称号にふさわしい選手は意外なほど少ない。そして「ストライカー」達も、Jリーグ初代得点王のラモン・アンヘル・ディアスには遠く及ばないようだ。左足から繰り出される各種の芸術的なシュートの弾道は、今も記憶に刻み込まれているのだろう。2年連続で二桁得点をして優勝に貢献したメディナベージョは、トータルでは活躍できなかった時期も長く勝負弱さも目立ったため、フリオ・サリナスの半分の得票にとどまった。

期待はずれについて調査しろ!
トリコロールの「永遠の超高校級四天王」といえば、阿部、田原、古賀、安永。だが、そこに平瀬が食い込んだ。前年得点王のウイル、元日本代表の安藤といった即戦力組の期待はずれよりも、「超高校級」の期待はずれの方がインパクトが大きいようだ。また、期待はずれは記憶が長く続かないようだ。なぜなら、次から次への地帯はずれが現れるから。そのため、日産時代の「永遠の超高校級左大臣/右大臣」であった山田と財前は、下位に沈んだ。この他にもノミネートされなかった期待はずれには「和司二世」といわれた松橋、プレースタイルがフィットしなかった元アルゼンチン代表のアコスタがいる。



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