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2002年W杯予選 ドイツ対ギリシャ 北ドイツはハンブルクへ。中央駅でICE(新幹線)を降りたら、すぐ宿の確保をしにインフォメーションへ行く。今日は夜のゲームだからとりあえず優先事項だ。案内の人が、いいホテルがあいてるよん、ここから歩いて5分か10分くらいの所だ、と紹介してくれる。まあ特に値段以外は要望を出していないので、何も考えずにそこに決める。しかしこの町はドイツでもベルリンについで人口が多いというだけあって、駅の中は人でごった返している。とりあえずホテルに行ってひと休みし、いざ町中へ。 町の中心部にあるアルスター湖という所にいってみると、屋台の店がたくさん出ていて賑わっていた。ドイツ代表のユニフォームを着た人もちらほらいる。ハンブルクは港町だから魚介類を食わねばと思い、屋台のサンドイッチ屋で日本にはないようなものを試してみる。ピンク色のエビ(桜エビのようだが少し違う)のサンドイッチを選んだ。これはなんだかうまそうだぞ。しかし、一口食ってみると・・・んー、こりゃうまくね(笑)。
さて、それではメインイベントのあるフォルクスパーク・シュタディオンへ。市内電車を降りるとドイツ人サポーターでいっぱい。しかしガラの悪い連中はみあたらず。チケット代が高いから来られないのかもしれない(ドイツカップ1回戦と比べると3倍違う)。チケットは前売りで完売と聞いていたので、ダフ屋からチケットを買わねばならないと思い、あたりを探してみたけどそこにはいなかった。そこで、スタジアムへ行けばダフ屋もいるだろうと考え、まずは無料のシャトルバスに乗っていくことにした。駅からスタジアムは少し離れているのだ。 バスを降りてダフ屋を探してみるがどうもいないみたい。いないわきゃねえだろう、と思いスタジアムの周りをうろつくことにした。まあ試合まではまだ2時間くらいあるし大丈夫だろうと思っていた。しかし探しても探してもどうもいない。一度売買している人を見かけたが、その人はそれでもうチケットはおしまいだった。そのうちドイツ代表のバスがすぐ前を通り、ファンの歓声があがり、バスの中にフェラーの顔も見えたが、チケットのことで頭がいっぱいで、そんなこたあどうでもいいやと思ってしまった。仕方なくまたバスを降りた方へ戻ってみるといました!やっとみつかったか。 さーて値段交渉だなあと思っていたら、88マルクの一番良い席が120マルクだって。もっとふっかけてくるかと思って拍子抜けしたのと、このチャンスを逃したくないという思いで、ああもうその値段ならいいやと買ってしまった。この辺は交渉下手なんだろうな、きっと。でも日本円で考えると6000円くらい。ひょっとしてこれって日本代表のSS席と同じくらいじゃない?と考えて納得することにした。海外でダフ屋から何回か買ったことあるけど、どうも苦手で慣れないもんだ。 チケットを手に入れた後、落ち着いて改めてスタジアムを眺めてみると屋根があって大きくてきれい。スタジアムの周りは工事中で、土が盛ってあったり、ブルドーザーが止めてあったりしてあったけど、スタジアム自体はすごく期待できそうだ。入る前にグッズ売り場でもないかなと思って、反対側の方まで行ってみたら全然グッズ売りはなかった。しかしダフ屋はいた(笑)。なんだはじめからこっちに回って来れば良かったのね。車の人はみんなこちら側から来ているようだった。 手荷物検査をしてスタジアムに入ると、スタンドの中以外はどうもまだ工事の途中のよう。案内もほとんどなく、一体どこに行けば自分の席なのかさっぱり分からない。それでも案内の人はたくさんいたので、聞きながらなんとか席にたどりついた。いやーこれは確かに2階席の真中あたりで一番見やすい席だ。サッカー
まだ試合まで時間があったので、スタジアム内をうろついた。ギリシャサポーターも結構来ており、そちらのゴール裏に行くとなんとギリシャグッズを売る店まで出ていた。ひょっとしたらドイツに住んでいるギリシャ人も多いのかもしれない。そこでパナシナイコスのおしゃれなシャツがあったので、これはレアだ!と
席に戻ると、隣におじさんが6才くらいの子供を連れて来ていた。その人がぼくにチケットは外で買ったのか、いくらだった?と聞いてくる。120マルクだと答えると、おじさんは笑って、それは私が外で100マルクで売ったチケットだよと教えてくれた。そうかダフ屋の売り上げは20マルクってわけか。でも2割増で転売するならけっこう良心的な気がするけどなあ。 さあ試合だ。まずは試合前の国歌演奏。ギリシャ国歌の時はドイツ人はおとなしく聞いていたが、ドイツ国歌ではずーっとブーイングのギリシャサポーター。マナーまるでなし。 試合が始まるとすぐホームのドイツが押し気味になる。コンディションはよさそう。ドイツはヤンカーの懐の深いポストプレーが効いている。トップのヤンカーにまず当てて、ショルが走りこむといった形だ。期待の右サイド、ダイスラーはあまりプレーに絡んでいない。センタリングもはじめは全然右から上がらず。それでもずっと押し気味のドイツは、ゴール前へのスローインからこぼれたボールをダイスラーが蹴りこんで先制。ホームチームには願ってもない先制点だ。点を取られたことでギリシャも攻めに出て、シュートがポストをたたく惜しいシーンがある。イエローを一度もらっていたハインリッヒが再びきわどいファール。ギリシャの選手がカードを出せと詰め寄るが、退場にはならず。これアウェーだったらカード出ていたかもしれないな。その後はドイツが押し気味に試合を進めるが追加点はなし。逆に終了間際にはギリシャの10番がきわどい直接FKを放つ。しかしこれはカーンがグッドセーブ。前半は結局1−0で終了。 ハーフタイムに隣のおじさんと話をした。おじさんはドルトムントのファンでシーズンチケットを持っていた。ドルトムントのプレーヤーはGKの控えとハインリッヒのみで、ほとんどバイエルンの選手なんだよね、とぼやいていた。彼はリトバルスキー、ブッフバルト、バインらが日本でプレーしていたのを知っており、そのためか浦和レッズの名前も知っていた。そして、チャ・ブンクンってのがブンデスリーガでプレーしていたろう、って言うからそりゃ韓国人だと訂正したら、おおすまんすまんと笑っていた。もちろん奥寺がケルンとブレーメンでプレーしていたことは覚えていた。ぼくは8/19に三ツ沢でもらった紙のうちわと、ぼっちゃんのカードをおじさんの子供にお土産にあげた。2006年にはこのナカムラがドイツのW杯で活躍するから覚えておいてね。(早ければ2002年でブレイクしちゃうけど)。 後半にはいると、ハインリッヒに代えてリンケ。おじさんはドルトムントがいなくなっちまった、しかも入ったのはまたバイエルンミュンヘンの選手だ、とおかんむりの様子だった。しかしハインリッヒが退場でいなくなるよりはいいでしょ。後半、少し攻めに人数をかけはじめたギリシャに対し、ドイツがカウンターでいい形を作る。そこから得たFKをショルが直接狙うが、バーにはばまれた。ダイスラーもいいプレーが出始める。右サイドでボールカットし、そのままドリブルで中央へ流れてスルーパス。しかしそれは惜しくもオフサイドだった。 そして後半30分、ショルの当たりそこねのミドルシュートがDFにあたってコースが変わりゴールイン。ギリシャにとっては不運な失点でこれで勝負あったかなという気がした。そのあとギリシャもDFラインの裏をついてビッグチャンスを迎えるが、またもカーンのすばらしいセーブに阻まれノーゴール。これはドイツの最終ラインの問題というより、中盤の守備に問題がありそうだ。終了近くにドイツサポーターの勝利の歌が聞こえてきたが、またもやギリシャがGKと一対一のビッグチャンス。これもカーンがスーパーセーブで防いだが、おかげで勝利の歌はなくなってしまった。なんとかドイツは無失点で試合終了。全体的に押してはいたが、カーンの活躍がなければ・・・という試合でもあった。 それにしてもこのいいスタジアムで、日本とドイツの試合を見てみたいものだ。たとえドイツが日本を甘く見なくても、今のドイツとならいい勝負できると思うけどな。GKがあれだけいいと点を取るのは大変かもしれないが、中盤だけ見たら日本の方が上だもの。ショルは確かにいい選手だけど、どちらかというとバイプレーヤーだと思う。それなのにドイツの中盤はショルが抑えられたらどうするの、って感じだ。まあまだW予選は始まったばかり。とりあえずホームでの2−0は上々ですか。 ちなみにギリシャはウズベキスタンみたいなサッカーだった。前半の特にはじめの方は、借りてきた猫のようにおとなしくドイツに攻めこまれていたが、後半は何度かチャンスを作っていたのでホームではもっといい試合ができるのではないか。 さて試合終了後は帰るわけだが、シャトルバスはすごく並んでいる。まあ歩いても20分位だろうし、危なそうな連中も来てないし、何より5万人近くの観客が入ったから人ごみにくっついていけば迷わないだろうということで、歩いた。しかし、歩けど歩けどなかなか駅に着かない。行きはバスで来たし、帰りは暗いから道を覚えているはずもない。頼りはぞろぞろと一緒に歩いている人たちのみ。で、その頼りのはずの人たちはだんだんと数が減ってきた(笑)。はじめあんなにいた群衆は一体どこに消えちゃったの?後から思うと途中で確か分かれ道があったんだよね。でもどちらの方向も同じくらいの人が歩いていったので、また後で合流するのだろう、と軽く考えていたのだ。 というわけで気づくとぼくのまわりにはおじいちゃんが一人と、他にぱらぱらと歩いているだけ・・・。観戦記のネタにするためにわざと迷っているわけじゃないんだけどなー。はあ、困った。仕方なくおじいちゃんに駅をたずねると、ドイツ語でハンブルクはどうのこうの・・・。つまりおじいちゃんもハンブルクは良く分からず、ぼく同様に迷ってしまっているらしい。今度はおじいちゃんが2人組のあんちゃんに道を聞く。2人はなんだ迷っちゃったのか、という感じでタクシーを止めてくれた。おお、良かったこれはうまく帰れそうだぞ。タクシーに4人で乗りこむとドイツ語で何やら話しているから、てっきり駅に連れてってくれるのかと思っていた。しかしタクシーを降りると、あんちゃん達はじゃあオレらはこっちだからバイバイ。駅はあっちに歩いていけば着くから、みたいなことを話してる。おいおいこれじゃタクシーに乗った意味ねえじゃん、おじいちゃんしっかりしてよう。普通そのままタクシーで駅まで行くだろう。もう乗ってきたタクシーはすでにどっか行っちゃってるじゃん。 その駅があるという方向を見ると街灯も少なくて薄暗い。ほんとにこっちか?なんだかやだなあ、もう一方の道の方が明るいぞ。でも仕方なくおじいちゃんと2人で暗い道を歩くことに。しかしこれがまた歩いても歩いても駅がない。治安のいいドイツだからまだいいけど、イタリアとかでこんな遅い時間に暗い道を歩いたらすぐに襲われそうだ。ドイツでも、もし一人だったら絶対に歩かないぞ。おじいちゃんも不安になってきたのか、たまたま通りかかったチャリの人に駅はどっちか尋ねる。するとどうやらこの道で合っているみたい。すごいほっとした。結局15分くらい歩いてやっと市内電車の駅に着いた。行きの駅とは全然違う所だよまったく・・・。行きにバスで来たら素直に帰りもバスにしなさい、ということですねこれは。やはり今回も疲れてしまった。 追伸 地元ゲッティンゲンチーム(4部)のカップ戦を見に行ってしまいました。相手は3部のブラウンシュバイク。いやあもう面白い。
近くのオヤジはもう興奮しちゃって、オフサイドを取られるたびにシャイゼ!(畜生!)と叫んで審判をぼろくそにけなしている様子。でも試合は3−2の逆転勝ちで、最後はみなご満喫でした。 ゲッティンゲンにエムボマというFWがいるんですが、なんとなくガンバにいたエムボマに似ているような・・・。プログラムの写真があまり良くないんで、気のせいかもしれませんけど。ひょっとして10人くらい兄弟がいて、そのうちの一人だったりして。でも背は低くて小柄でした。
寺山功
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