   

Korea 2003
2日目は趙さんのクルマでスタジアムツアーに出かけた。水原へと出発したのだが大渋滞のため、予定変更して先に仁川のワールドカップスタジアムへ行く事にした。ソウル周辺は東京と同じでいつでも渋滞しているらしい。駐車場に車をとめて守衛所のおじさんに見学できるか聞いてみると、どうやらそばまでは行けるが、中には入れないらしい。残念だが外からだけでも写真を撮って帰ろう。スタジアムの周りを散歩していると、W杯展示室のあることが分かり、さっそく行ってみる。しかしちょうど昼休みになってしまい、開くのはほぼ1時間後だ。外から眺めたところ、パネルやW杯に関するものが展示してあるようだ。みやげ物も売っていたが、ここはプロチームがあるわけではないので(現在Kリーグチームを誘致しているとの事)、ありきたりのW杯グッズのみの様子。これだと1時間待つほどではなさそうである。

展示室近くにスタンドへとつながる階段があったので登ってみると、なんと門が開いていた。中にいたスタッフのような人に入ってもいいのかと尋ねると、「私には分からない」という返事。なんていい加減で嬉しい国なんだ、ということで遠慮なくスタンドへ入らせてもらう。陸上トラックはないものの、ピッチとスタンドには距離があり、東京スタジアム(味スタ)のよう。スタンドの一番下まで降りたが、さすがにピッチへの門は閉まっていた。日本もそうだが、このような立派なスタジアムが、あまり利用されずにただ存在しているというのは本当にもったいない事だ。
昼食はスタジアムそばのレストランでカルビタンを食べる。趙さんにならってご飯をカルビタンの中へ入れて食べる。あっさりした味だが日本のカルビタンと違ってうまみがある。しかもこれは辛くない(笑)。別に辛いのが苦手なわけではないが、辛さのレベルが違いすぎるので辛いよりは自分の口に合うのだ。
その後はいよいよアジア最高のスタジアムとも言われる水原へ。仁川からの道はすいているので1時間はかからない。駐車場からスタジアムへ歩いていくと、チケットブースがあった。安い席で600円、高い席でも千円、これは安い!!そしてスタジアムにはファンショップがくっついていて、ちょうど開いていた。昨日ソウルで交換したマフラーも置いてあり、お土産用にもう一つ購入した。そのショップでスタジアムを見学できるか聞いてみるとOKとの事、やった。しかし見学とはいっても受付があるわけでも、ツアーガイドがいるわけでもなかった。守衛さんのところで名前と住所を書いて入るのだ。まるで会社訪問のようである。これはもし趙さんがいなかったら入るのに苦労したかもしれない。
スタジアム内に入り、そのまま歩いていくとすぐにピッチが見えてきた。なんとピッチに出られそうである。警備が緩くてなんでもありと、規則でうるさい日本とは大違いだ。まったくもって嬉しい限り。ピッチサイドに出ると、芝生の方には入ってはいけませんよ、という申し訳ない程度の敷居があったが、申し訳ない程度なので無視して芝生まで行く(笑)。ちょうど芝の整備中だったのでピッチ中央まで行くのは控えたが、ベンチには行けるので遠慮なく座ってきた。傾斜のあるスタンドを見上げて、このスタジアムでプレーできる選手は幸せだなぁと思う。いつかマリノスの試合がこのスタジアムでありますように。


スタジアムそばの丘の上にW杯記念館というのがあるそうで、次はそこへ行ってみた。そこからはサブグランドとスタジアムを見下ろすことが出来てとても良い眺めである。記念館には選手のイラストやサインボールが展示されていて、、過去のW杯の映像もビデオで流していた。平日の昼間とあって来客は他におらず、係の人は暇そうだった。
最後は東大門市場へ行って偽ユニ探し。しかしお目当てのマリノスユニはいくら探してもなく、日本代表もの、しかも7番NAKATAばかりだった。お店の人に聞いてみたら、カタログに載っていれば10枚単位で注文を受け付けるとの事なので探してみた。しかしカタログにあったのは名古屋、FC東京、ガンバ、セレッソ、柏、浦和など。Nestleと入ったユニなど、自分がジュビロファンだったら間違いなく10枚注文していただろうと思ったが、NISSANは残念ながらなかった。ちなみに翌日、日本代表10番NAKAMURAを南大門で見つけたので子供にと小さいのを一着買ってしまった。
夜ゲストハウスに戻ると、韓さん父とマリアンジェラが話をしていたので加わる。その後3人で1時間以上も楽しくおしゃべりをしてしまった。こういう異文化交流はホテル宿泊やツアーでは味わえないもので、このゲストハウスに宿泊して本当に良かったなと思った。ちなみにここは朝食も韓国式の手料理でとてもおいしい。イタリア人のマリアンジェラは韓国の大学に留学中で、日本語も少し話せる。なんでも彼女の友人がイタリアで中田にインタビューをしたことがあり、中田のイタリア語はとても上手であるらしい。テレビでペラペラ話しているのを聞いたことがあるが、イタリア人からしても問題ないようだ。
まずまず良い試合が見られたし、旨いものも食えたし、水原スタジアムには入れたし、今回の韓国観戦旅行は大満足であった。
寺山功

   
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