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ディープなサッカーマニアの話
マリーシア流
年末トヨタカップの楽しみ方 2001


バイエルン対ボカ。
0-0の延長戦で1点を獲ったバイエルンの勝利。
内容は今ひとつだったかもしれない。
しかし、フィールド内では本物のプロフェッショナル達が
技術の粋を見せる試合を展開していた120分。
そしてトヨタカップの楽しみはゴールシーンだけではないのだ。
そういえば、前の席にいたのはウルグアイ人女性。
とりあえずは「おめでとう!」と握手攻めにしておいた。

2度も失敗した「ディエゴ・マラドーナ」の超大型フラッグ。どうしても真ん中が引っかかってしまう。どうやら、そこに麻薬犬がいて、くわえて離さなかったのが原因らしい。3度目に成功したときは、すでに後半のキックオフ後。ゲームが見えないので広げても広がりきる前に日本人はたたみ始める。
赤のミュンヘンと青のボカ。やはりファーストユニフォーム同士の対決は気持ちがいい。ゲームはミュンヘン優勢。ボカは非スポーツ行為の警告2つで退場者が出て、しかも、その後は審判への抗議のオンパレード。押しまくるミュンヘン。久々に昔ながらの南米vs欧州の構図の試合展開になった。
フィールド上でたたずむオリバー・カーン様。胸板の厚さは半端じゃない。デカイ。パンツはピッチピチだ。貫禄十分の世界一のGK。延長前後半でのコートチェンジの時に、真っ直ぐ一直線にのっしのっしと歩くオリバーの進路にいたボカの選手が道を開けたのはハイライトシーンの一つ。
盛り上がるドイツの超人達。スタンドの1エリアだから1000人くらいか。ドイツでは比較的大人しいと言われているバイエルンサポータ。延長戦で得点すれば、あとは「カンピオーネ」を唄ってイイ気分。派手なパフォーマンスはなかったが、ブンデスリーガらしい質実剛健。翌日は秋葉原か?
試合後、カップを掲げながら超人達の前にやってきたバイエルンの選手達。試合は退場者が出た時点で壊れていたため、終始余裕を持ちながら120分を戦い抜いた。それにしても一番左のヤンカーでかすぎ。その向こうのMVP賞前で胸にオペル、手にはトヨタのビッグキーを持つクフォー
ビクトリーランが終わると、超人達がスタンド座席から通路へと出てくる。世界一の喜びで上機嫌だ。おっちゃんが多いが、若い人もいる。「何喰ったらこんなにでかくなれるんだ?」「そりゃソーセージだよ!」ツアーコンダクターがバスへ移動するように促すが、なかなか動く気配がない。超人達は、どんどん出てくる。
25番ゲート外は騒乱状態に。超人達の祭りが始まる。歌う、騒ぐ、叫ぶ、抱き合う。もう誰も止めることは出来ない。大物サポーターらしき男は一段高い位置から「座れ!」と指示を出す。日本人も含めて皆が座る。コール&レスポンスが始まる。「…ボカぁ〜ゼロ!!!」縦乗りで騒ぎは広がる一方。
記念撮影には心よく応じてくれる超人達。どの顔も満面の笑顔だ。ドイツへの出張経験豊かな寺ちゃん(右)によると、経験談としてドイツ人はケチなのでマフラー交換には応じてくれないんだそうだ。試してみたが、誰一人マフラー交換に応じてくれる人はいなかった。ケチで堅実ドイツ人。 様々な年代のユニフォームに身を包む超人達。超人達は誰とでも握手をし、言葉を交わす。通路は耳をつんざく大騒ぎ。この騒乱状態で最大の驚きを与えてくれたのは、普通の年輩おじさん。退出を日本語で促す(無理だって)警備員のトラメガを奪って応援歌を歌い始め一躍ヒーローに。凄すぎる。
道路へ流れ出てくる超人達。警備員の指示には従わず、大物サポーターの指示でスタジアム外へ。典型的なドイツ超人ファッションである両腕と腰にマフラーの束。もの凄いパワーだが、今回は1000人ほどしか来ていない。2002年には、100倍くらい凄い超人達が、この何倍も街に繰り出すのだ。
これも典型的なドイツ超人ファッションであるデニムジャンバーに無数のエンブレムアップリケ。そのいくつかはライバルクラブの悪口マーク。しかも頭はスキンヘッド。おや、ふと見れば、ドイツ超人に混じってマリーシア随一のドイツ通、広島の超人がいるじゃないか。偶然の再会だ。
警備員の努力も虚しく超人達はスタジアム外でも大騒ぎ。とりあえず高いところには上るものだ。歌いながら道路を歩く。道路というのは、もちろん車道のことだ。ところで、ツアーコンダクターはどこへ行ってしまったのだろう。気がつけば姿は見えず、わがままな超人達だけになっているようだ。イイのか?シミズスポーツ。
車道の真ん中を歩く。寺ちゃんによると、ドイツ人は普通は、もの凄く厳格に交通ルールを守るのだそうだ。これは群集心理によるものだ。タクシーもしかたなく道を譲る。で、超人達は千駄ヶ谷方面へ向かっているようだが、目的地はわかっているのだろうか。誰か彼らを止めてくれ。
マリーシア一行は千駄ヶ谷駅前へ向かう。そこには、ぱっちもん屋が店を広げている。試合後にマフラーは値崩れ。1000円くらいで手に入る。実は、ひそかにマフラーはスタジアム内でも売られている。たくさんマフラーを持った外国人が柱の影で立っている。その男に声をかければ売ってくれる。 もう全員がマフラーを買ったのに売りに来る。熱心だ。「全員持ってるからいらないよ。」と断ると「たくさんするとイイよ。」と生活提案型のセールス。「いらないよ。」と、再度断ると「こうやって両方から巻くとタリバンになれるよ。」ってオイオイ。そんな冗談が欧州では受けるのかい?飽きることなく駅前で23時まで。