malicia witness 2階の目線2007
Jリーグヤマザキナビスコカップ 07-08シーズン Bグループ

4月11日 大宮アルディージャ  駒場スタジアム

仕事を切り上げて足早に駅へ向かう。

雨のせいで湿度が高く蒸し暑い車内、汗が落ちる。
浦和駅に着いても降り頻る雨。

シャトルバスは遠くに持って行かれて路線バスしか無い。
それと思しき人々がタクシー待ちの長蛇の列。

諦めて雨中徒歩でスタジアムに向かった道すがら、
運良く空車のタクシーを捕まえ、キックオフ直前にスタジアムに入った。

程なくキックオフ。
屋根の下からは向こうのメンバー表は見えない。

序盤、柏戦を振り払うかのように押し込んだかに見えたが
CKからあっさりと失点。

またか。

何故そこをフリーにしてしまうのか。
毎試合のようにエアポケットのような失点をするのは
何故修正されないのか。

相手は大宮。
向こうのホームとはいえ、これで厳しくなってきた。
今のチームに抉じ開ける力があるのか。

ここからは殆どハーフコートマッチの様相を呈する。
今までの引いた相手にやってきたゲームと違い
フィニッシュが枠内を捉える機会が多い。
しかし、雨中怒涛の攻めを見せたものの
相手GKの好セーブもあり、実らずに前半を終えた。

連戦の中、固定メンバーで戦ってきた。
雨で重いピッチ。
それでも相手を凌駕するペースで走ったが追いつけない。

嫌な予感。

これまでの経過から疲労の度合いは此方の方が高く
後半、息切れしてしまうのではないか。
柏戦のように追加点を獲られてしまうのではないか。

精神力。

そんな目に見えないもので片付けるのは好きではないが
チームは攻撃の手を緩めず走り続ける。

このゲーム、柏戦と同じ結果にしてはいけない。
その思いがチームとサポーターをシンクロさせる。

後半もゲームを支配し続ける。
山瀬弟があと一歩の所まで突破するも水際で止められる。
坂田が精力的なチェイスで疲労が見えた頃に斉藤と交替。

思えば斉藤のデビュー戦は散々だった。
ゲームに入る前にアクシデントのあおりで交替。
あんなに可哀想な使われ方をして暫く出番を与えられなかった。
腐ってしまわないか心配していた。
そして今度は1点ビハインドの状況で送り出された。
プレッシャーは如何ばかりか。

だが。

そんな心配は杞憂に終わる。
期するものがあったのだろう。
デビュー戦とは見違えるFWらしい動き。
惜しいチャンスを作り出す。

そして。

三度目の正直とばかりに河合からのクロスを押し込んだ斉藤。
歓喜が沸き起こる。
ゴール裏へまっしぐらに駆け寄って喜びを体一杯に表現する斉藤。
即興でチームのチャントに斉藤の名前をあてて暫し余韻に浸る。

この瞬間にスタジアムに居れて良かった。

疲労からか前へ行けなくなった山瀬弟に替えて吉田が入って
攻め続けたが、届かずドローに終わった。

勝つべき相手に勝てなかった。
引いた相手に決め切れなかった。
それでも胸を張って良い。
そう思える試合だった。

雨の中、平日駒場の大宮戦に駆けつけたトリコロールの
サポーターは来て良かったと思ったはずだ。

ただ、中2日で迎える次の磐田戦に向けての不安は大きい。


今日のポイント

シャトルバスが無い
●気を抜いたような失点
●プレッシャーを押し退けた斉藤
●走りきった

●久し振りに無難だった吉田主審






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