J1リーグ 07-08シーズン
8月18日 名古屋グランパス 瑞穂陸上競技場
この日東京は30℃を下回り、北日本では雨も降ったというのに、名古屋は相変わらず暑い。新設された名古屋市営地下鉄桜通線・瑞穂スタジアム西駅から瑞穂陸上に向かうが、大して近くはないことを後で知った。
ここまでの名古屋とのリーグ戦通算成績は、16勝6分13敗とほぼ五分の星。ところが、アウェイに限ると4勝4分9敗。さらに会場を瑞穂陸上に限ると1勝2分5敗。名古屋とのアウェイ戦はとにかく相性が悪い。2005年には追いつかれた上に豪雨の影響を受けた。瑞穂陸上は今ではカシマや万博以上の鬼門と言える。
大勝したダービーの後、川崎も退け、迎えた瑞穂陸上での名古屋戦。相手は前節新潟に大敗を喫し、さらにヨンセンと金正友を負傷で欠く。しかし楽観はできない。ここは瑞穂陸上。フェルフォーセンが策士であることは、前回のホーム戦で身に染みている。得意のはずのホームで0-2で敗れた後、横浜の上昇ムードは一気にしぼんだのだ。
フェルフォーセンはやはり横浜を研究している。前半、横浜が攻め込めたのは序盤のみ。横浜がプレスをかけるはずが、逆に名古屋のプレスの網にことごとく引っかかる。闇雲にボールホルダーに殺到するのではなく、横浜が痺れを切らすのを虎視眈々と待つ。そして苦し紛れのパスはことごとくカットされる。まずい、完全な名古屋ペースだ。
「名古屋のディフェンスは人につくんじゃなくてバランスよく散っているよな。」
「こういうときこそ得意の足元パスだろ!」
名古屋のツートップは俊足の杉本と、千葉の巻誠一郎の弟巻佑樹。名古屋の狙いははっきりしている。縦一本。前半は何度もいい形を作られる。初先発という巻弟の出来が思ったよりいい。気がつけば懐に入り込んでいる藤田。ヨンセンがいたら、果たして前半を無失点で折り返せたか。
早野監督は早めに動いた。後半開始から吉田に替えて久々の清水投入。
「今日は年間2点を使ってもいいんだぞ!」
後半の序盤、横浜は立て続けに決定機を逃す。2分に幸宏のクロスが名古屋DF米山に当たる。あわやオウンゴールかと思われたが左ポストに当たる。5分には小宮山のクロスに坂田がスライディングで合わせるが、今後は右ポストに当たる。再度小宮山からのアーリークロスに坂田がヘッドで合わせるが、楢崎にセーブされる。これが相性というものか。しかし、この時間帯に守備に忙殺された名古屋は、足が目に見えて止まり始める。そして後半10分のCKだった。
佑二がヘッドで落としたボールを胸トラップして叩き込んだのは……松田直樹!
「来た! ディフェンスが守ってディフェンスが点を取る伝統!」
どうしてそこにいるんだ松田。やはり松田のゴールは盛り上がる。この後も松田は点を取る気満々だ。上がりっぱなしの松田を久しぶりに見た。ああ何だか楽しくなってきたぞ。さらに18分。ゴール前の混戦から2点目が突き刺さる。一瞬の出来事で得点者がわからない。やがてオウンゴールとアナウンスされた。映像で見返すと、米山のクリアボールが途中出場吉田麻也の尻に当たり、方向が大きく変わっていた。越中詩郎を彷彿とさせる見事なヒップゴール。
鬼門の瑞穂陸上で願ってもない2点リード。しかし2点では安心できないのが鬼門。
「瑞穂で2点差なんて何回追いつかれたかわからないぞ!」
名古屋は巻弟に替えて玉田を投入。最近全然名前を聞かないと思ったら、この日が骨折による長期離脱からの復帰戦だった。さらに藤田を下げ、前回ゴールを決められた片山奨典を投入してスリートップにする。衰えが隠せないとはいえ、藤田を下げたことに疑問の声はあるだろう。本来中盤の核であるべき中村直志ははるかに目立っていなかったのだから。
巻弟と藤田を残した方が、まだ得点チャンスはあったに違いない。唯一玉田が目立ったのは腰に抱きついてファールを取られたシーン。なぜか笛から時間をおいてイエローを受ける。文句でも言ったのだろうか。そして37分、小宮山のクロスを坂田がハーフボレーで合わせ、試合を決める3点目。直後に坂田が下がり、嫌がらせのようにマルケスを投入するが、名古屋サポーターのブーイングには力がない。
後半のリズムを変えた立役者の清水がさらに切れ込む。シュートを打てそうな体勢だったが、清水の選択は……パスだった。
「どうして自分で打たない!」
「いや、こんなところで年間2点を使っても無駄だって本人もわかってるんだよ!」
ラッキーな面もあったものの、鬼門瑞穂陸での3-0という結果は大満足だ。
「ゴールデンウィーク、盆ときて、次の確変は年末年始だぞ!」
再開後3連勝。これが「確変」ではないことを実証するのはこれからだ。一同が名古屋駅に着くと、そこにはただ一人新瑞橋駅に向かったK林さんの勝ち誇った顔があった。
今日のポイント
●名古屋には大きすぎたヨンセン不在
●2点目は蹴ったのも角度を変えたのも名古屋の選手
●運動量が落ちなかった横浜
●難しい小宮山のチャント
●何となく遠慮を感じた田辺主審
今日の査定
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あまり触れられていないが、前半だけ見ると圧倒的名古屋ペース。しかし、前半で得点できなかったことと、90分続ける体力がなかったことがフェルフォーセンには誤算か。前半をしのいでこその後半の3得点だった。小宮山はもう外せない。吉田と清水の併用はありかもしれない。狩野は相当頑張らないと出番がないぞ。
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前半の名古屋のプレス
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500
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2年前なら決められていた気がする藤田
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500
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その胸トラップをFWに教えてくれ松田
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1000
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スローモーションで見たい2点目
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1000
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難しいシュートは決める坂田
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1000
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小宮山の勝負姿勢
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1000
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空気を読むジロー
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500
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| 瑞穂陸上やっと2勝目 |
1000
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6500
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前半は立ち上がりを除いて相手ペース。 前回対戦時にも感じたが、相手の監督は 緻密な研究をして試合に臨む曲者だ。 思ってた以上に電池切れが早くて助かった。 清水のスピードと運動量は効果的だった。 来月の坂田月間を前に坂田は体がキレている。 得点は正当な報酬。
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やっぱり暑い名古屋
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-100
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暑いのでご両親のみ登場のグランパス君一家
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200
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最初10分のかまし
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300
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前半の名古屋のバランスの良さ
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300
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藤田は嫌らしい(上手い)
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100
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松田のFWばりのゴール
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500
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後半の名古屋の意気消沈ぶり
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-300
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| 清水のハードワーク |
500
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| 前への姿勢 |
500
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| オウンゴールだったか |
300
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| 時間がゆっくり流れた小宮山→坂田ゴール |
500
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| 完封 |
1000
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| 田辺主審 |
100
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| 勝ち点3 |
1500
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| 速いのに静かで揺れないN700系 |
700
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6100
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