malicia witness 2階の目線2005
J1リーグ 05-06シーズン

4月24日 大宮アルディージャ  日産スタジアム

水曜日のチャンピオンズリーグで「中西さんともよく話し合ってしっかりつくれたと思う。」というコメントを榎本は行った。どのような質問が出た結果なのかは不明だが、このようなコメントがオフィシャルサイトに掲載されることに違和感を覚えたサポーターもいる。

リーグ戦での榎本の復帰。背番号1が日産スタジアムに現れたとき、ここ数試合とは違う戸惑いの雰囲気がスタジアムに流れた。コールの声は、あきらかに、いつものフルパワーとは違った。だが、それは試合前のこと。試合が始まれば・・・いや、試合が始まると、まずは、いきなりスローを奪われて窮地に陥る。
「バカ!」
「なにっ!!」
という声が吐き出されるが
「怒るな怒るな。毎度お馴染みじゃないか。」
という声も。

後半が始まると、試合の流れは決定づけられる。

最初のプレーで、榎本は中西に「こちらに戻せ」と指さしてバックパスを促す。中西は戻す。だが、ボールは緩い。といって、早いボールではゴールラインを割ってしまう。もっと榎本の近くに戻す方法もあるが、中西は指さされた方向にパスをした。普通に考えれば、そこは難しい場所だ。縦に蹴れば、相手に当たる可能性は高い。いきなりの失点は、非常に苦しい。
「なんでぶつけちゃうんだか。」
「あんなところに戻す方が悪いよ。」

だが、語るべき試合時間は後半ではなく前半の15分なのだ。

全ては、序盤に得点できなかった、そのことに尽きる。二階から見れば、見事にコントロールされる大宮のディフェンスラインは芸術に値する。美しき闘いだ。立ち上がりのスピード感溢れるトリコロールの攻撃は、J1王者との闘いに気後れが見える大宮を大いに混乱させ、ゴールまではあと一歩に迫る。だが、ゴールを割れない。
「ここで行かないと。まったりとした日曜の昼下がりにしてはダメだ!」
今までの負けのカタチは、脳裏に焼き付いているのだ。勝負の時間はココだった。

予想通り、評価の高い大宮の守備の組織は、トリコロールの攻撃に慣れてくる。次第に攻め手を失い、トリコロールはバックラインでボールを回す時間が長くなる。誰かが無理をしなければならない。
「もらいに行け!」
叫ぶ先はボランチだ。ツートップにはグランダーではボールが入る隙間がない。サイドは数的不利。これは3-5-2と4-4-2対決の宿命でもある。それにしては、上野の運動量は全盛期には戻らず、那須は、いつものように、良くも悪くも気持がプレーに現れる。

判定が試合を壊すのではない。

最も危険なのは、誤審と思いこんで正しい判定を疑ってかかってしまうこと。我を失うことがゲームを壊すのだ。試合終了に、またしても桜井にトドメを刺される。存在する訳のないPKで得た勝ち点1は、あっと言う間に砕けて消えた。


今日のポイント

●3連続のパスミスで、その後、慎重なパスまわしをせざるを得なかった中西
●空中戦は、ほとんど制したが、それは守備におけることのみ。
●あまりに簡単に倒れるため

 空中戦の本当のファールを取ってもらえなかったジョンファン。
●ドゥトラに渡すとフォローなく、お任せとばかりに足を止めてしまうFWとMF

●Jリーグではなかなか見れない、統制の取れた守備陣形


今日の査定

石井和裕
退屈な時間はなかった。
大宮の噂通りの組織力
800
ありえないPKで同点
900
白熱する失点直後
500
あと一押しだった松田からの序盤の攻撃
200
ジョンファンのFK弾道
100
スタンドが一体になった猛攻
700
合  計
3200

今野隆之
パスで崩そうなんて百年早い。華麗なプレイなんぞ求めていない。もう王者でも何でもない。選手も監督も、弱いから負けたという現実を直視しろ。この僕もだ。
隼磨にだけは文句を言えない
1000
驚異のプレゼントPK
500
達也にチャンスをやるような余裕がどこにある
-1000
安に「狼少年」の逸話を教えてやれ
-1000
合  計
-500



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