malicia witness 2階の目線2005
J1リーグ 05-06シーズン

11月12日 清水エスパルス  日本平

清水という街は素晴らしい。ここに居る多くの人々がサッカーを愛している、そんな雰囲気を醸し出している。日常に溶け込んだサッカーを感じられる数少ない街清水。訪れる度に羨望と共に少し嫉妬する。

それになんと言っても魚が旨い。

目当ての店に並ぶ。混んでいてかなり待ったが、その甲斐は充分にあった。大ぶりに切った身は河岸だけに新鮮そのもの。量もたっぷりで更に安い。大満足でスタジアムへ向かう。晴れて良かった。久し振りの日本平、富士山と駿河湾が美しい。

清水ゴール裏はオレンジに染まった中、手書きの残留横断幕が直接対決である事を意識させる。負けられない。いや、必ず勝って残留を決めてくれ。

サイド攻撃が持ち味の両チーム、サイドの攻防が鍵を握る、かと思いきや潰し合ってダイナミックさに欠ける試合に。こうなると真ん中が大事になってくるが奥が本調子ではなく溜めが作れず前半は清水ペース。前線までボールが運べない。マルキーニョスが嫌らしい位置に入ってくる。

失点無く折り返せたのはDFの踏ん張りと清水の最後の所での精度の無さのお陰。

久し振りの哲也は試合勘の問題かゲームに落ち着きを与えられなかった。前半は久保との競り合いで清水の選手が傷んで終了。このままではまずい。仙台戦の楽しさは相手がメンバーを落としたから出来たというのか。真ん中のパーツに手を加えたい。スコアレスの状況からマグロンを入れたいが誰を下げるか。上野を下げるのでは前掛かりに過ぎる。その場合は那須もセットだろう。となると奥か山瀬だがミスの目立った奥か。

それにしても何故パルちゃんがメインスタンド中央に居るのだろうか。

後半、久し振りに此方の意を汲んだかのような交代。中央を奥からマグロンへ。これで攻守が入れ替わったかのように有機的にボールが繋がりだす。久保にもボールが入るようになり、随分サッカーらしくなってきた。

ゲームを支配し始めた所で坂田からグラウ。

直後に久保が粘ってマイナスのクロス、押し込むグラウ。坂田は前半から前への意欲を見せていただけにギャンブルに見えたが、これが成功する辺り岡田監督にキレが戻ってきたという事か。

その後もゲームは危なげ無く推移する。

最小得点でありながら妙な安心感。前半と後半でこうも違うゲームも珍しい。時間の経過と共に焦りからか雑なプレーが目立ち始める清水。余計なイエローも出てきた。選手交代も効果的には映らない。

本来なら2点目を入れてゲームを終わらせなければいけない展開だが、それがままならないが故の現在の順位か。そうこうしている内に哲也が倒してしまいPK。反対側で遠かったので妥当かどうかは分からない。今日の不安定な哲也からすると妥当なのだろう。止めてくれ、自作自演だろうが構わない。この出来の清水相手に引き分けてしまってはまた逆戻りになってしまう。祈るような気持ちで見守っていたが、呆気なく枠を外してくれた。哲也の気迫に気圧されたのか重圧に負けたのか、何れにせよこれを決められないのが今の清水という事なのだろう。

ここまでされると勝たない訳が無い。

終盤、上野から那須へ。ゲームをクローズさせる交代。大きな山場は無く哲也が傷んだ所で試合終了。無事を祈る。

駅前で黒はんぺんを買った。店のおじさんが丁寧に食べ方を教えてくれる。
「今日はサッカー?勝って良かったね。」
やはり清水は良い所だ。此方が苦しい時程優しく勝ち点をくれる。どうか来年もこの街で美味しい思いを。


今日のポイント

奥の不調が気になる。
●選手交代にキレが戻ってきた、かも。
●後半のメンバーで先発では駄目なのか?
●マグロの名所でマグロンが光った


今日の査定
stan

やっと残留争いにも終止符を打つ事が出来て一安心です。これで心置きなく本番の長崎に向けて調整してもらえれば。

清水の街の雰囲気
300
次郎長丼
1500
富士山と駿河湾
300
良い天気   
200
前半の消極的なサッカー
-500
清水の最後の所での精度の無さ
300
パルちゃん
100
マグロンのキープ力とセンス
500
グラウのポジショニングと決定力
500
完封が続くようになってきた
500
ちょっと不安定だった哲也
-200
でもPKを入れさせなかった
200
いや、やっぱりアレはキッカーの問題
300
イラついていた清水2トップ
-200
澤登が見れた
100
久保が90分出来た
300
的確な選手交代
300
高山主審
200
試合終了後のトリパラ全開
300
もう下を気にする必要は無くなった
1000
6000






見事な構図に収まった富士山。これを見るだけでも各駅停車で清水まで行く価値がある。



清水河岸の市にある小川で次郎長丼(1500円)。ドリームプラザとか行ってる場合じゃないですよ!石井さん。


街で見かけた大榎に「巧!!」。



日産で日本代表に上った男。



リーグ終盤の目標は単純。ただ、残留することだ。



フィールドを上から見下ろすようなスタンドからの眺め。幻想的な空、外には駿河湾と富士山。屋根はなくとも魅力的なスタジアムだ。


confidential 秘密 message 伝言 photo&movies reference 参考 witness 目撃
scandal 醜聞 legend 伝説 classics 古典 index LINK