| malicia witness 2階の目線2006 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| J1リーグ 06-07シーズン 5月3日 名古屋グラパス 豊田スタジアム W杯の中断まで残り僅か、GW開催で多くの観客を呼ぼうとホームチームが銘打ったのは「代表FW対決」。しかし、両者の調子の悪さとチームの状態が謳ったものとは裏腹なゲーム展開を導く。 相手監督は奇策に打って出た。DFの5番を前線に張り付かせる。DF登録だったレギュラーDFをFWで使う事で此方のDFとのミスマッチを狙ったであろう事は容易に推測出来る。しかし、FWとしての動きがなってない。それはそうだ、DFなのだから。空中戦、松田か中澤が付けば造作も無く跳ね返す。玉田は柏に居た頃よりも更に恐さが無くなっている。苦手な藤田も杉本も居ない。この中では5番にさえ普通に注意していれば失点など考えられない。こんな下らない事を続けてくれるのならラッキーとしか言いようが無い。左が手薄な事もあり、事故が起こるとすれば那須の所か。 対する此方は清水が復帰し、吉田に頼っていた前線からの守備に厚みが増したものの、同じく復帰した上野の方は本調子とは行かずチームに勢いを与えるまでには至らない。これに加えてナビスコでは積極的な仕掛けを見せていた塩川が借りてきた猫のように大人しい。勢い、マグロンに負担が圧し掛かり前線へ効果的なパスが出て来ず、松田のフィードに頼る展開。そしてボールを失う久保。 退屈な展開。 相手監督の下らない采配のお蔭でやられる気はしないが無理な要求を黙々とこなす5番へのケアが鬱陶しい。 先手を打たれた形になったものの、下手に動くと次の一手に対応出来なくなる可能性があるのでここは我慢のしどころか。先制したら5番に河合を付ければ勝ち点3が見えてくる、と思ったら河合はベンチに入ってない。となると中西を付けるか栗原を入れて中澤を左に移すのが善後策になるだろう。 後半残り時間が少なくなってきて焦れたのは岡田監督の方だった。マイクを出す準備。それはそうだろう。こんな下らない奇策に打って出た相手にスコアレスドローでは負けに等しい。何としても1点もぎ取らなければいけない。 この中途半端な状況で名古屋が堪え切れずマイクが入る前にマグロンのゴール。戻されるマイク。そうだ。先制したらマイクを出す理由は無い。守り切る為の手に切り替えれば良い。これで勝ち点3だ。 だが、ここで相手が役に立ってなかった玉田を下げるというまともな手を打ってきた。まずい。はやく対応しなければ。 間に合わなかった。 セットプレーから5番に決められる。遠いサイドで確認出来なかったが、位置からすると付かなければいけなかったのは那須の所だろうか。 きっとメディアは「采配的中!」とか「FW古賀ゴール!」とか言うのかも知れないが、きっと普段から5番はセットプレーでは上がっていただろう。 別に普通にDFとして使っていても生まれ得たゴールであり、付ききれなかった此方のDFが拙かったに過ぎない。敢えて相手監督を評価する言うなら玉田を下げた事か。 名古屋を相手にするならどのチームも分かっている事だろう。玉田が入って藤田が使われない今の名古屋ではセットプレーでの5番がエースなのだからケアするのは当然だろう。だが、それが出来ない。 一瞬の忸怩たる想い。 これまでの試合で何度も目にした相手のエースによるゴール。それを力の差と納得出来るのか。もっとチームとしてやり様があるのではないか。 とはいえ、失点した事にいつまでも拘泥しても仕方が無い。このままでは終われない。 再び勝ち越そうとする意思。マイクを出す。高さは通用する。形に拘ってなどいられない。だが時間が無い。広島と違い、浦和を抑えた名古屋のなりふり構わない守備は最後まで持ち堪えてしまう。そうそう続けてパワープレイで勝ち点3をくれるほど甘くはない。 試合終了の笛。 またしても勝てた試合を落とした虚脱感。結果だけ見ると相手の策にしてやられたように見えるかも知れない。決してそんな事はないのだが。 今回は致し方無い。やれる事はやった。采配が悪かったわけではない。マイクの姿を見て気持ちが攻撃にシフトしたまま上手く切り換える事が出来ていなかったようにも思う。それまでやらせていなかったのだから即座に守備の選手を入れろというのも酷な要求だろう。失点までの流れは采配でどうこう出来る範疇には無かった。 ただ、事故も続けば事故では済まされない。同じ轍を踏まない事が大事。 今日のポイント ●結果だけ見ると苦肉の策が当たったかのよう。 ●でも5番は普段からセットプレーでは上がってるでしょ? ●グラサポはフェルホーセンで良いの? 今日の査定
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