malicia witness 2階の目線2006
J1リーグ 06-07シーズン

8月30日 ヴァンフォーレ甲府  三ツ沢球技場

彼は、横山全日本のエースであり、初出場した79年ワールドユース(優勝のアルゼンチンのツートップはマラドーナとディアスだった)で唯一のゴールを挙げた日本人。大試合の水沼と言われ、ボレーの水沼と褒め讃えられた日本サッカー史に燦然と輝く栄光を背負った男だった。水沼貴史の引退試合は行なわれなかった。いや、日本サッカー史に残る、トリコロール唯一の貴公子の引退は、千葉県にある秋津サッカー場のサテライトゲームという小さな舞台で、ひっそりと行なわれた。


この三ツ沢球技場で行なわれた木村和司の引退試合で、水沼貴史は引き立て役に徹した。すでに、リーグ戦での出場機会を失い、水沼自身も引退が目前に迫っているのにもかかわらず、彼は、何事もなかったかのように、もう1人のトリコロールのスーパースターの為に脇を少し内股のドリブルで駆け抜けた。多くのサポーターが「木村!」を絶叫していたが、この引退試合開始直後に沸き起こったのは、実は水沼の応援歌だった。

既に、80年代に、一度、木村和司には引退勧告を突きつけたい気持ちで観戦をした経験があった私は、木村和司の引退には、あまり大きな心の揺れがなかった。むしろ、木村に配慮し続けた水沼貴史、ほんとうは人一倍明るく、熱く、お茶目で、おしゃべりで、出たがりの水沼貴史が木村和司を引き立て続けることを見たことのほうに動揺した。

「水沼が可哀想だよ。」

泣き崩れる仲間達の姿をスタンドに残して、私は一足先に三ツ沢球技場の外に出た。

おそらく、水沼貴史の応援歌を、ここ、三ツ沢球技場で歌うのは、あの夜以来だろう。水沼貴史栄光の歴史に小さな泥を塗ったカシマスタジアムに、私たちは3日後、水沼貴史と一緒に乗り込む。


今日のポイント

● 大量得点を狙ったと言う松田。それが、今日の結果に結びついた。


今日の査定
石井和裕

後半開始直後にスタンド入り。勝っているはずなのに攻めの人数が少ないなぁと、何度も何度も人数を数えているうちに時間が過ぎていきました。コーナー付近からだと掲示板が見えなかった。

ちゃんと試合を見ていませんでした。
査定
不能

今野隆之

いい内容ではなかったし、浮かれるなとはごもっとも。しかし、勝ちは勝ちとして素直に喜び、忘れていた勝利の味を次に繋げることが今は必要だ

雨がやんだ                              
100
スローモーションのようなオウンゴール
1000
ほとんど見ていないうちに退場した奥
-300
大さん退場に奮起したか、一週間前とは別人の久保
500
どんどん打て、思い切りよく決めた隼磨の2点目
1000
10人になってからの集中                       
500
やっぱり持っていかれた好調山瀬
500
お前のPKは俺のもの、松田のジャイアニズム
1000
平野簡単にやれ
-100
ギネスのパイント3杯で酔っ払う priceless
4200

stan

結果だけ見れば快勝だが、苦しんで掴んだ勝利。甲府の拙さに多分に助けられたが今は結果が大事。先制点といいPKといい、ひょっとすると水沼監督は良い星を持っているのかもしれない。

雨が上がった
100
序盤は押され気味
-200
頑張るようになった久保
300
あんなに長いオウンゴールは初めて見た
300
軽率だった奥
-500
隼磨のゴールが効いた
500
数的不利を全員でカバー
1000
山瀬好調維持
500
要所要所でやらかしてくれた甲府
500
人数まで合わせてくれた甲府
300
バックパスが減ったなぁ
300
2試合連続ハンドでPK
500
きっちり沈めた松田
300
平野、ゴールが見えたら撃て
-200
扇谷主審
-200
勝ち点3
500
4000







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