| malicia witness 2階の目線2008 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| J1リーグ 08-09シーズン 3月30日 鹿島国 鹿島国立競技場 「今日は、みんな頑張っていたなぁ。あそこまでやって負けたのだから文句の付けようがないよ。ただ、強いて言えば、もう少し頑張ってほしかったのはメインスタンド側の副審だな。」 「あの蟹ばさみタックルがファールじゃないんだもの。」 「やった大岩がファールだけどペナルティエリアの外だ!ってアピールしてたのにノーファール。」 「目の前で倒してもなにもしないんだもの。」 「スローインとオフサイドでいっぱいいっぱいなんだからなぁ。」 「あれじゃぁ主審も可愛そうだ。」 立ち上がりに細かいパスがテンポよく繋がり鹿島陣に攻め入る。そこでのインパクトは「ロペスが素晴らしい」こと。ボールを持てば前へ前へ。パスの狙いも強気。 「今までの3試合は何だったんだ。」 「やればできるんじゃないか。」 「守備もいいよ。あれだけやっていれば、後ろの松田もやりやすい。 マルキーニョスの汚いファールにブーイング。 「きたねぇぞ!」 「すっかり鹿島に染まりやがって!!」 岩政が倒れれば煽る。ここは鹿島国だ。 「岩政!報復しろ!!」 松田が抜けたスリーバックは裕介と栗原の成長で強さを増す。特に栗原の落ち着きは、昨年までとは段違い。ボールを持ったときに攻めの起点となろうとする意識も高い。それだけに、横にドリブルをしながら栗原が前をうかがったときには、ハユマには思い切って縦のスペースへ飛び出してほしいものだ。後ろを気にする必要はない。 ロニーのパスミスと哲也のフィスティングミスが重なって失点。好調なスタートを切っていただけにもったいない。 「さぁ切り替え!切り替え!!」 「シュート撃っていけ!」 前半は決定機は多いもののシュートが少なく終わる。さぁ後半だ。 幕開けは大島の豪快な空振り。ワールドカップ向けの改装で、観戦条件が悪くなったのは、おそらく鹿島だけだろう。Jリーグ開幕当時は「屋根付き全席独立シート」を売りにしていた名物スタジアムだが、今では、すっかり雨に濡れる面積が大きくなった、1階には屋根のないスタジアムだ。気温も低く、寒さと雨が身体に滲みる。 その雨天のピッチが上手く味方した小宮山のシュート。ワンバウンドしたボールは、もの凄いスピードでネットを揺らす。 「えっ入ったの?」 「マジかよ!!!」 ご存知の通り、山瀬のファールは一発退場に相当。ハユマが後ろから倒されたのもファールだろう。しかし、副審はノーアクション。 「チキンな審判だなぁ。」 PKはペナルティアリアの外っぽかった。 「外っぽいなぁ。」 「しょうがない!切り替え!」 「カードもらわない程度に囲んで時間をつくっとけ。」 空白の時間の後は祈りの時間。小笠原のシュートはクロスバーを叩く。不運な判定が続く。しかし、それでも、これまでの判定の恵まれた判定からすればラッキーが勝っている。 昨年の前線からボールを奪いに守備とは違うが、今年も前線からの守備が攻撃の起点となっている。最前線がコースを限定して2列目3列目でボールを奪う。それがルールだ。しかし、雨中の激戦でロニーとロペスの動きが落ちてくる。さらには、ハユマは今日も弱気なプレーが目立つ。 「ここで坂田と清水だよ。」 「ここで選手交代をして勝負しなきゃ。」 監督は、まだ数ヶ月。だがサポーターは何年もの付き合いで、このチームの失点への流れを熟知している。ここで得点しなければ・・・ここで守りを引き締めしなければ・・・そんな空気を不思議と感じることができる。この試合で流れから失点しそうな展開になったのは、あの最後の失点の場面だけだ。そして、その前の10分程、鹿島の足が止まった時点で、すぐに坂田を入れるべきだったし、裏を狙わずに安全策のプレーに終始するハユマを下げて、アグレッシブでありながら前線での守備に貢献できる清水を入れるべきだったのだ。それに気が付いていたのはゴール裏スタンド。気が付いていなかったのがベンチだった。 残念ながら、鹿島国から勝ち点を持ち帰ることはできなかった。しかし、このチームの進歩を十分に感じることができた。ロペスがここまでやれるのならば、上位で闘えることは間違えない(代表に守備陣を丸ごと盗られるのは心配だが)。海外までやって来た良かった。前途は明るい。 今日のポイント ●珍しく無責任だった副審。 ●荒れないような配慮を尽くした穴沢さん。 ●90分間の緊張感が切れなかった好ゲーム。 ●激しさと安定感を増した松田ボランチ。 ●リードしたら内田を切った慎重なオリベイラ采配。
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