| malicia witness 2階の目線2008 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| J1リーグ 08-09シーズン 4月29日 ジェフ千葉 日産スタジアム 「あのプレーを続けていたら、いつだって代表に呼ばれるよ。」 「ホント、今日は縦に勝負をしていたね。」 「あのゴールは最高だったね。」 「ワンタッチで勝負あっただったもの。」 新横浜への帰路の話題はハユマへの賞賛ばかり。前半は2得点を挙げたものの動きの少ない展開だった。しかし、1得点であったのにもかかわらず、後半は私たちに強いインパクトを与えた。 後半の幕開けは開始早々のハユマのゴール。ロペスがヒールで戻したパスを走り込んできたハユマがワンタッチで前へボールを運び、その勢いのままにシュート。逆サイドのネットを揺らしたのだ。 「すげっ!!」 ゴールの瞬間ではなく、そのワンタッチの瞬間に驚愕の歓声を上げ、ネットが揺れるとスタンド全体が揺れる。今期これまでで、最も驚きと感動を味わった瞬間だ。なんて素晴らしいゴールなのだろう。 「あっ、ハユマが謝っている。」 「ハユマ、謝らなくていいんだ。これがお前の本当のプレーなんだ!!」 「ナイスゴール!!」 コンディションの良いフィールドにもかかわらず、なぜか松田がピクシーばりのリフティングによるドリブル。 「おいおいおい!」 「ピクシーかよ!!」 「意味ないけどすげー。」 「ピクシーはグランンドがぬかるんでたから必要に迫られてリフティングしたはずなんだけど・・・。」 「さぁ、ガンガン行け!」 スタンドはもちろん、ピッチ上もノリノリなようだ。 ロペスも気持ちよく前にボールを運んでいる。パスを出してスペースに走り出す。基本に忠実なパス&ゴー。当たり前のことなのだが、なぜかトリコロールでは基本がおろそかになることも多々ある。しかし、この試合に限っては心配はない。実に伸び伸びと選手はプレーしてる。ハユマがマークを引き連れて中に絞る。すると、大外の空いたスペースに長い距離を走って栗原が顔を出す。そして、その栗原の前の広大なスペースにパスが出て、栗原がそれに追いつく。なんて美しくて機能的なプレーだろう。有機的に動く選手たちに、もしカラフルなライトがついていたら、軌跡は空港の夜景のように芸術的な曲線を幾重にも描き出すだろう。格段にハユマのプレーエリアが広がり、それにつられるように栗原の攻撃参加もスムーズになっている。逆に、守備に関しても栗原がしっかりと後ろのスペースをケアしているので、心置きなくハユマは攻撃に参加できているようにも見える。聞くところによれば、マリノスタウンでハユマと栗原は長く話し合いをしていたという。その成果が現れたカタチだ。 抜群の活躍を見せている松田を途中交代で温存しアーリアが登場。 ゴールデンウイークの連戦においては理想的な試合展開と選手交代だ。松田には万雷の拍手が贈られる。そしてアーリアには登場歓迎の拍手。さらには坂田の登場。 裕介と谷沢が激突。谷沢が倒れる。 「谷沢が抜けちゃうとジェフはマズいんじゃないか。」 「こりゃジェフ的にはヤバいだろ。」 後半の残りは20分程。すでにジェフへの哀れみの心が生まれているほどに、ピンチらしいピンチが無い余裕の試合展開だ。ジェフのセンターバック、ボスナーが、あと2点の決定機を防いだが、普通のセンターバックであれば、当然のことゴールを奪えていただろう。 終盤にボスナーのフリーキックでゴールを脅かされるシーンがあったものの、流れの中からのピンチは皆無。前節の完敗とは対照的な完勝で90分を終える。 さあ、次はクラシコだ。鹿島は嫌いだが読売はライバル。久々の対戦に期待が膨らむ。 今日のポイント ●ロペスの宇宙開発に誰も驚きも嘆きもしなくなってきた。 ●自陣ゴール前でのファールが多い。 ●サイドバック経験が活かされた栗原。 ●やることは間違っていないが駒が弱すぎるジェフ。
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