malicia witness 2階の目線2008
J1リーグ 08-09シーズン

8月9日 ガンバ大阪  日産スタジアム

日本中が北京五輪に注目だがJリーグは行なわれている。19:30分キックオフにゲームに25,000人近くが日産スタジアムを訪れた。その大半が打ち鳴らす手拍子の大音響の中で待望の試合終了のホイッスルが鳴る。どよめきの起きる隙間すらなく、一斉に立ち上がって両手を天に掲げての大歓声が屋根に響く。

「勝ったぞー!!」
実にリーグ戦の勝利は4月29日以来。夏休みの親子連れが数多く来場した今節での勝利は、なんとゴールデンウィーク以来のこととなる。
「ここで試合後にダイジェスト見るのは、いつ以来だろう?」
「そっか、そんなの見れるの忘れてたよ。」
難しいと思えた大島のヘディングはドフリーだった。

先発メンバーを知ったとき、大いに不安を抱く。
「頭おかしいんじゃないのか?」
「意地っ張りなのだけは判った。」
フォワードタイプが大島と坂田だけであっても、その坂田が「やりやすい2トップに話し合って変えた」とインタビューで発言しても、コーキチの選んだメンバーは、あくまでもスリートップ。正真正銘のツートップでゲームが展開されようとも、メンバー表紙面上では、彼は攻撃的な布陣を貫いていることになる。

そして、ディフェンスラインは3枚で、その前には両サイドをワイドに開いたウイングを配置する。そのディフェンスラインだが、ケガ人に加えて松田の出場停止で手駒が少ない。それでもコーキチはスリーバックを貫いた。中澤をセンターにして、左右には金井と小椋。これは、見事に西野監督の標的とされた。1失点に収まったのは幸運としか言いようがない。

セントラルミッドフィルダーには河合と山瀬。河合のコンディションは相変わらず悪そうだ。今節も、試合開始から15分を待たずに、腰に手をやってフィールドで立ち止まっている。運動量が少ないから、いい状態でボールを持てない。その結果、ワンサイドやディフェンスラインとのテンポの悪いパス交換が多くなる。素早くサイドを変えるようなパスは、極めて少ない。

そんな河合のパートナーである山瀬は、その才能を持て余している。しかも、自らのポジションに課せられる役割を理解していないし、コーキチからは改善する指示も受けていないので、いつまでたってもチームの問題は解決しない。特に、今節は酷かった。
「さぼってんな!」
「ゴールをもらいに行け!!」
何度も叫ぶ。
おそらく、山瀬はコーキチからドリブルを期待されている。それは悪いことではないが、それ以前にやることがあるはずだ。ディフェンスラインやゴールキーパーがボールを持った場合は、そのボールを受けてあげる役回りや、サイドの選手がドリブル突破に行き詰まった場合に、そのさらに外からフォローをしてあげる役回り、さらには、基本中の基本として、中盤の守備でボールを奪いに行くこと。これら大切なプレーへの興味が感じられない。例えば、ディフェンスラインの選手がボールを持って、パスの供給先を探しているときに、山瀬は半身の体制で足を止めていることが多い。これは、足下にボールを受けて前にドリブルをするための準備の態勢だ。そんなことよりも、いくつかのパス交換をディフェンスラインや下がってきたフォワードと行ないながら、自らのドリブルコースを創ったり、サイドアタッカーがディフェンスラインの裏側に抜ける時間とスペースを創りだす動きの方が何倍も重要であるし効率的だ。本人もベンチも、そのようなことをしようとするつもがないのだろうから、きっとこの先も変わらないだろう。

両サイドは不憫としか言いようがない。特にハユマは、良いタイミングで駆け上がってもボールが来ない。なぜなら、ディフェンスラインからの一発のパスしか、パスの出し手が狙っていないケースが大半だからだ。パスコースの間には何人もの選手がおり、簡単にロングパスを通すことはできない。本来は中盤とディフェンスラインが連携しながらパスコースを創って最終的にハユマに回るという展開ができるはずだ。それができているれば、あれほど無理に1人で走り続ける必要はない。それができるはずなのは、ガンバの中盤のパス回しがスムーズでお気楽そうなのを見れば明白ではないか。もっと効率的にハユマにパス出すことは可能なはずだ。ところが走り続けたあげくに途中交代で下げられてしまう。やってられない気分になりやしないかと心配になる。

幸運にもガンバはワントップで試合に入った。しかしルーカスの仕掛けに中盤の選手を上手く絡めることができなかった。だから後半の頭からツートップにした。これはとても危険な選手交代だった。なぜならば、もともと前半から中澤とルーカスの対戦は、ややルーカスに分がある状態だったからだ。スピードや反転に中澤は対応をできていなかったからだ。
西野監督は中澤を前におびき出す作戦に出た。ポストプレーを受けるポジションを中澤の前とした。マークする中澤を背負いながら前に深追いをさせるのだ。河合や山瀬の挟み込んでボールを奪うフォローがないので、中澤はかなり前にまでボールフォルダーを追う必要が出る。そして、中澤と、金井・小椋の間に前後のギャップができたならば、そこにもう1人の選手が走り込んでくるという作戦だ。これを徹底して何度も繰り返してきた。しかし、トリコロールとコーキチが幸運だったのは、その走り込んでくる選手が、バレーでも播戸でもなく山崎だったということだ。ゴリゴリにこじ開けてくる選手であれば、簡単に突破を許していたはずだが、山崎は技術水準が高くなく、しかも力づくで突破してやろうという迫力も不足していた。何度も恐ろしいシーンを見せながらも、結果としては守り切ることができた。

不思議な選手交代は今日も炸裂。特に田中裕介の投入時には、それが顕著で、ディフェンスラインが慌てて話し合いに入った。そして、田中裕介が、どのような役割を担うはっずだったのかは、最後までわからないまま。毎度毎度のサプライズは、新たなトリコロールの名物となりつつある。

二つのゴールは最高だった。左右にボールを横断させ、マークを混乱させて入れたクロスにフリーで合わせた大島のゴールにスタンドは沸騰する。坂田のゴールは魂に着火する。涙のスイッチも小さく入る。スタンドの「勝ちたい」という想いを大きな一つのうねりに変える2つのゴールは、トリコロールにホームの強みをもたらす。

あれほどまでに無邪気に喜んでいたのだが、電車の中では沈黙。そう、身体がとてつもなく重い。疲れたのだ。そして、翌日、かなり多くの仲間達が体調を崩した。
そこで思ったのだ。
「あ〜、これは久々・・・。残留争いの感じだ。そう、この重い感じ。」
一夜明けて、これに気づいた瞬間、勝利の喜びよりも、この先への不安が上回る。9月20日までの直接対決シリーズで勝ち越さなければならない。例え、どのような采配であっても、選手は頑張り抜くしかない。今節、見事に勝利を得たのは、まぎれもなく選手の頑張りが原因だ。私たちは、それを応援しに行く。


今日のポイント

●シュートは撃たねば入らないもの。
●失点時に完全に二川に振り切られていた河合。
●効果的だったロペスの投入。
●さようならロニー。ガンバがほしがるのはよくわかる。



石井和裕

コーキチに見えるものが私には見えない。

試合中に謎解きが必要とされる

300

大島ゴールまでの波状攻撃

300

大島ゴール

500

坂田シュート撃った!入った!

800
やっと出てきた狩野
200
狩野出てきたのに大島不在でキープかよ!
-100
勝利の喜び
700
2700

今野隆之

最大の敵は内にあり。3バックにこだわり、守備陣に負担を強いる。これで完封しろというのは酷に過ぎる。一方、3トップにこだわり、攻撃陣には1失点は織り込んだ上で2点以上が求められる。1点を取って守り切ろうというサッカーは目指していないらしいから、選手の苦悩は今後も続く。「プロジェクトX」にでも取り上げたい困難なミッションに打ち勝った選手たちには、ただただ敬意を表する。この際、金井にはどんどん伸びてほしい。

出場したすべての選手

10000

おまえがガッツポーズすんなコーキチよ

-6000
4000

ゆっか

勝てば官軍!とはいかないこの順位。勝って兜の緒を締めよ。でもほっとした。

サカティえらい

2000

もちろん大島もえらい   

2000

ひさびさに試合後のダイジェストに沸く

1000
今週もびっくりどっきり采配!に慣れてしまいそう
-1000
花火の上げる位置をもう少し
-500
3500

stan

とても疲れた試合。ナビスコとの連戦となったガンバ戦、此方の繰り出す謎采配を上回る相手の調子の悪さのお蔭でなんとか勝ちをもぎ取った。もう出た選手で頑張る他無い。

意外と暑くない

100

見えない花火

-100

謎スタメン

-500
キャプテンだとか10番だからって調子悪いなら出さなくて良い
-500

サイドチェンジの意識は上向いてきた

200

大島ループヘッド

500
ポリバレント金井
200
猟犬小椋
300
前半の榎本
300
勝ち点1
-100
二川も遠藤も上手いなぁ
100
サンキュー坂田!!
1000
謎交替
-500
後半の榎本
1000
結果的に効いてたロペスのキープ力
200
勝ち点3
1500
流し気味で良かった東城主審
100
3500

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