malicia witness 2階の目線2008
J1リーグ 08-09シーズン

9月20日 ジュビロ磐田  エコパ

今シーズン最大の大一番は山西さんのホイッスルで終わる。直接対決での勝ち点3。それは、残留のライバルに、とてつもなく大きなプレッシャーをかけることができる「結果」。
「よしっ!よくやったぞ!!」

「大島!ありがとう!!」
ゴール裏スタンドの前に現れた選手たちは札幌戦とは違って、表情を大きくは緩めない。この勝ち点3の喜びを噛み締めながらも、視線は、すでに次節の川崎戦に向いているのだろう。トリコロールに頼もしさが蘇ってきた。

試合前にスタジアムに示された文字は「PEACE ONE DAY」。

国連が定めた国際平和デーのキャンペーンだ。スタンドも「PEACE ONE DAY」のボードを掲げるようにアナウンスされたが、それに応じている余裕はない。「絶対残留」のボードを掲げる。
「直接対決に勝って、残留に向けて前進することこそが、俺たちのPEACE ONE DAYだ。」

小椋を左のストッパーに使う采配は危険と背中合わせだ。

なぜなら、敗れた京都戦でも磐田の右サイドは見事なコンビネーションプレーで京都ディフェンス陣を切裂いていたからだ。ジウシーニョと駒野の右サイドを小椋が食い止められるのか、不安を抱いてキックオフを迎える。

しかし、オフトが加わり磐田は変わった。守備のリスクを極力排除して守備に重点を置く堅実なサッカーへ。思い返してみれば、ドーハのときのディフェンスラインは勝矢、井原、柱谷、堀池という4人のストッパーを並べた布陣だった。
「なんかオフトっぽいサッカーだよな。」
「浦和もこんな感じだったね。」
「前半は様子を見て、後半から両サイドが前に出て来るんじゃないか?」

虎の子の一点は、良い時間に得たゴール。

積極的な後半立ち上がり。ハーフタイムをフルに使わずにピッチに戻ってきたトリコロール。2階席からF・マリノスコールを開始する。対する磐田はダラダラとした登場。オフト監督の指示なのだろうが、磐田の選手に戸惑いが感じられる。その重苦しいムードにつけ込んでハユマと狩野が迷いなくシュート。惜しくも川口に阻まれるがコーナーキックを得る。
「おいおい。」
「ショートかよ!」
この15年間で2つのゴールしか記憶にないショートコーナーに驚く。無造作に放り込まれたかのようなクロスだったが、その先に立つ大島はフリー。大島がジャンプした瞬間からゴールへの道筋が見える。その映像はスローモーションのように脳裏を照らし、私は大島の頭にボールが当たる前に飛び上がる。ボールがゴールネットを揺らす瞬間に、すでに着地し、再び歓喜のジャンプをスタートする。
「やった!!」
「うぉー!!!」

ところが、トリコロールのリードとなっても磐田の両サイドは下がったまま。さらには駒野は怪我で交代。村井は中山と交代した。
「中山入れるの?」
「マジですか?」
「まだ20分もあるのに早くないか?」
「中山入れるってことはサイド攻撃よりも根性重視ってことかよ。」
そのころメインスタンドでは、目の前に「NAKAYAMA 9」のシャツを着ている磐田サポーターがいるのにもかかわらず、マリーシアメンバーはこう言い放った。
「え〜中山?ジュビロは、もう試合を捨てるのかよ!?」
メインスタンドが険悪な雰囲気になったことは言うまでもない。

松田が負傷退場。怪我の光明と言うか、小椋がボランチにポジションを移し裕介が最終ラインに入ると、守備陣の不安がさらに減少する。磐田の唯一の狙いはロングボールを小椋の位置に蹴り込んで、頼みの前田にお願いをするというものだったのだが、それも終わり。さらには清水投入で運動量を上回り、逆に追加点を狙う。

負傷退場後の松田はまるで監督のようにベンチ前に立って選手たちに指示を送る。その位置はコーキチの前。さらには、審判にロスタイム終了のアピールをもする。この男は、やはりただ者ではない。

得点差は最小の1。数字だけ見れば辛勝に見える。絶体絶命の大ピンチも2つあった。しかし、完勝。負けるような気配はほとんどなかった。磐田はオフト采配が完全に裏目に出た。彼らが前節までの闘い方を続ければ、小宮山とハユマは、あれほど高い位置を保つことはできなかっただろう。私たちは幸運だったといえる。しかし逆に1点しか獲れなかったとも言える。決定力不足なのだろうか。いや、決定力の前に、決定機が少なすぎる。ボールを奪う位置は定まってきているようだが、効果的なボールの奪い方は決めごとがない。だから攻撃に投入される人数が手薄だ。上位との対戦で勝ち点を積み重ねられるかどうかは、個人の頑張りにかかっているのだ。苦しい闘いは続く。

試合終了後、浜松町近くの寿司屋で祝勝会。浜名湖など地場で獲れた魚を中心に提供してくれる美味い寿司屋があるのだ。飲んだ量だけ後から課金されるシステムなので、一升瓶の進みが早い。九州でテレビ観戦していたメンバーから連絡が入る。
『巷では残留争いといわれているが、我々は上を目指して闘っている。』というコーキチのインタビュー発言を知る。選手たちのコメントとのギャップが面白い。
「マリノスタウンに残留争いの横断幕を貼りにいった__さん、巷呼ばわりされていますよ。」
新幹線の出発10分前まで、しっかり飲んで食べて満足気分。カウンターの飲んでいた地元の男性2名に拍手され「おめでとう」と声をかけられる。
「でもジュビロに残留をしていただかないと、この店に来る機会が無くなっちゃうんです。一緒に残留してください。」
とお願いする。
駅に移動し、鰻パイを買う。売店のおばちゃんに声をかけられる。
「サッカーどうだった?」
「マリノスが勝ちました。」
「えー心筋梗塞で倒れそう。今年は、ほんとダメだ。」

監督が代わったものの、磐田に残留争いの緊迫感は薄い。トリコロールは選手の自覚とともに、事態を好転に向けている。千葉は、すでにスタンドが一致団結して破竹の勢いを取り戻しつつある。残留ラインは勝ち点39〜41と言われている。安心するのはまだ早い。


今日のポイント

●通路が狭すぎるエコパ。
●良いプレーが多かったがリバウンド狙いの遅さや

 ドリブルの消極性が目立った坂田。
●自力で勝つ気持ちがなく主審に助けを求め続けた磐田。
●メインスタンド2階が一番混雑している不自然な集客。

●持ち味が消されていたジウシーニョ。


石井和裕

価値ある勝ち点3。

ゴールヘの道が見えた大島のヘッド

1000

坂田のシュート強襲

200

栗原のフリーキック弾丸

100
小椋がボランチでは目立たなかった
500

執念の守備で哲也が2本止めた

600

ハユマの角度がないところからのシュート

200
狩野のサイドに流れてのゲームメイク
400
松田ボランチと狩野トップ下だとテンポ良くボールが動く
400
前田のファースとタッチ
200
幸運だった誤審
100
直接対決勝ち点3
2500
美味すぎる鰻
5000
信じられない寿司
9000
20400

白火

狩野の成長を強く感じた。ガス欠もしたけどしっかり走りボールを収めて散らす。トリコロールに欠けていたピースをしっかり埋め、しっかり結果を残した。裕介もそうだが、使われるべきポジションで使ってやれば、トリコロール戦士は力を発揮できるはずだ。

秋空のサッカー日和

300

初エコパ

100

軽くない狩野のプレーぶり

800
軽い小椋のCB
-300

あれだけフリーなら決める大島

500

裕介の入った最終ラインの安定感

300
哲也とポストのナイスセーブ   
500
ピッチを縦横無尽の清水
300
直接対決で完封勝利
1500
4000

ゆっか

残留直接対決に勝ったのは大きい! 帰りのオフィシャルツアーバスが平和でよかった!

狩野がんばった

1000

大島よく決めた

2000

無失点祝い

1000
やっと勝ち点30   
300
今日の交替は多少まともだったような
50
4350

stan

期待していた狩野が良かった。セットプレーの期待度が高まるだけでなく、随所にセンスを感じさせるプレーが目に付いた。軽いプレーでのボールロストも減り、キープ力も上がっている。やはり狩野が頑張ればいろんな事が解決する。山瀬が戻ってきてもポジションを放すな。

台風一過

100

なんで小椋がCBなんだ

-200

狩野

1500
久々大島
500

榎本頑張った

300

謎采配は変わらず

-500
完封
1000
勝ち点3
1500
山西主審
100
4300

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この鰻を食べるために10:30には浜松に到着。近くのマクドナルドで様子を見る。11:00過ぎには列ができ始めたので慌てて並ぶ。開店10分前には、すでに満席以上の列ができてしまった。とにかく、ここより美味い鰻を知らない。


昼から白焼きに日本酒。


森の中にあるエコパは遠くへ来た気分になれる。掛川からのシャトルバスが廃止になっていた。


残念ながら、アウエーに駆けつけたサポーターの数は多くはなかった。


食べたことがないエビや魚が並ぶ。


駿河湾でしか獲れない蟹。もし来年、ジュビロが降格したら、名古屋から途中下車で行くしかない。




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