malicia witness 2階の目線2008
J1リーグ 08-09シーズン

11月8日 京都サンガ  日産スタジアム

前節までに積み上げた勝点は39。京都に勝てば42。残留決定ではないが安全圏には到達する。アウェイの柏戦で3点を挙げ快勝しただけに、京都戦こそが大事な試合だったはず。しかし、大事なはずの京都戦の入場者数は18823人。2万人を大きく割り込んだ。肌寒かったせいもあるがそれだけか。寒くても観たいという人がこれしかいなかったとも言える。

出足の鈍い日産スタジアムの空気は、気温と対照的にぬるい。そんな中、思いがけず早い時間帯に先制点が入る。前半2分、栗原の直接FKを、河合がヒールでコースを変える。毎試合、序盤は形を作って攻め込む横浜だが、「はったり」が点に結びついたのはいつ以来か。これでいけると自分も思った。ぬるい空気がますますぬるくなった。

追加点を奪えない中で迎えた前半26分。京都のリスタートに誰もついていけない。抜け出した柳沢に同点ボレーを決められる。敵ながら見事というしかない動き。中澤はこの時点でプレー続行に無理があったのだろう。結局前半41分に隼磨と交替。中盤の松田と裕介がDFに下がる。一貫してDF起用されてきた小椋は中盤に上がる。裕介が下がって空いた中盤の左に、右サイドの小宮山が回る。そして右サイドには隼磨が入る。皮肉なことに、中澤が交替したことにより、それぞれ本来のポジションになった。

久しぶりに多くの選手が本来のポジションに入り、横浜の攻勢が続く。しかし、数少ない本来のポジションではない選手、FWの兵藤と狩野はシュートよりもパスを選択しがちだ。シュートが少なすぎる。そんな中で監督が切ったカードは…坂田に替えて金根煥……。坂田は確実に脅威になっていた。それなのに、FW登録の選手を0にしてしまう。FWの大島は試合に出られる状態ではないのか。ならばなぜベンチに入れた? ジローも然り。

DFなのにパワープレー要因としてしか使われたことがないクンファンが不憫でならない。ところが、パワープレーのはずがさっぱりロングボールが上がらない。小宮山のコメントによると、「クンファンが入ったからといっても、パワープレーじゃない」という。じゃあどういうことだ。

采配について言いたいことは山ほどあるが、選手にも物足りなさを感じる。結局はサポーターも、監督も、選手も、柏戦の快勝で「残留濃厚」となり、浮かれてしまった。なめてかかっていた。もちろん自分を含めて。3度の降格を経験している京都の方が必死だった。終盤の2失点は危機感の差だ。残留を争うライバルが軒並み勝利し、再び降格圏に接近した。

千葉は大分と引き分けたが、幸いとは言えない。自動降格圏の17位に落ちた千葉は、次節は死に物狂いでぶつかってくるはずだからだ。生半可な覚悟では千葉の「残留力」にやられる。その次はやはり降格危機にある読売。「クラシコ」などと暢気に言っている場合ではない。どこの世界に残留を争うチーム同士の「クラシコ」がある。伝統なんぞ知るか。これは生きるか死ぬかの戦いだ。

名門のプライドなどとっくに忘れた。もう最終節までもつれる覚悟はした。だから監督にもお願いしたい。残留争いは残り4戦になったら考えると言っていたはずだ。残り3戦だ。育成路線や奇策はすべて封印してくれ。今いる選手が慣れたポジションで、戦いやすい布陣で臨んでくれ。勝点3のためならリアクションでも何でもやってくれ。

そしてサポーター。こういう状況ではスタンスの違いが浮き彫りになる。サポートの方法論について色々と相容れない点もあるだろう。だが、議論は残留を確定させてからじっくりとやろう。ゴール裏で、バックスタンドで、メインスタンドで、1階で2階で、テレビの前で、それぞれの場所で、それぞれが残留争いの重圧と戦っているのだから。


今日のポイント

なし


今野隆之

残留争いはALL or NOTHINGにつき、今日のポイントと査定はなしとさせていただきます。


stan

アウェイ京都戦は前監督のワーストゲームだった。悔しさをバネに臨むも、負けない事が重要なゲームで監督は中澤のアクシデント後も意に介さず育成モード。後半、相手が修正したというより此方が墓穴を掘った。

フットサルのような先制ゴール

500

それで充満した弛んだ空気

-200

油断が生んだ失点

-300
中澤離脱
-500

松田が入って遜色無いCB

300

松田が抜けてぐだぐだになったボランチ

-300
柳沢上手いなぁ
200
どんどん勢いを削ぐ後半の謎采配
-1000
なんかいまいちだった穴沢主審
-100
でもカード0は助かった
100
京都に2敗
-1000
-2300

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