| malicia witness 2階の目線2009 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| J1リーグ 09-10シーズン 3月7日 サンフレッチェ広島 日産スタジアム 「シーズン明けましておめでとうございます。」 「今年もよろしくお願いします。」 開幕戦ならではの挨拶。さすがに開幕戦ということで、大阪、島根、福岡、台湾からも仲間がやってくる。M cafeは開幕の喜びに大いに盛り上がり、ゴール裏Fever隊との交歓も。。 しかし、試合後は、その喜びは、どこかに消えてなくなってしまう。ひとまず、開幕はしていなかったことになってしまった。 「まぁプレシーズンマッチだから。開幕は11月だっけ。」 3バック対策というのは単純なものだ。素人でも知っている。両サイドのウイングが開いて3バックの横のスペースを使う。ストッパーをサイドに引き出して、2列目からのアタッカーが中央に飛び込む。または、3バックの前にいる両翼の選手のポジションを押し込んで5バックにしてしまう。そうすれば、中盤はスカスカになるので試合を支配できる。トリコロールの2失点目は、まさにその典型的な型にはまった失点。広島側の立場に立てばしてやったりだろう。 試合開始早々から両ウイングに圧力をかけられ3バックは5バックに。 「これは厳しいねぇ。」 コーキチ的には3トップを自負しているので3−4−3のフォワードの3の両翼と4の両ウイングで数的優位を作り4を守備のブロックとして裏を取られない守備をするつもりだろうが、ご存知の通り3トップというのはインチキで、実際は3−4−2−1なので両サイドは常に数的不利。 中盤の守備はアーリアと小椋の2人だけ。ともにボールを奪おうと前に出て軽くかわされる。 「アーリアの守備は酷いけれど、このポジションをこの2人でやらせることがダメだろう。」 「使う方が悪いよ。」 「あの軽い切り返しはないよなー。」 ハーフタイムに気が付いた。これは去年と同じなんだな、と。 後半が始まる。選手が出てくる。 「おっ山瀬がでるぞ!」 「誰が下がるの?」 「アーリアだろ。」 「俺はアーリアを下げるとは思えないぞ。」 「おーボランチ二枚換えかよ。」 「それってコーキチ戦術の全面降伏じゃないか。」 「それっていいのかよ、コーキチ。」 「とにかく、ここからだ!」 「これまでのことはなかったことにしてやる。ここから勝負だ。」 後半が始まると、ボールも人も動き出す。収まらなかったボランチにもボールが入るようになる。 その動きも山瀬の打撲でストップ。あとはやられるだけ。金が入るも何をやろうとするのかわからない。足下のパスばかり。ディフェンスラインの裏にグランダーのスルーパスを通す意図も感じられない。攻めてはいるものの、ゲームを支配しているのは、前半と同じように広島。前にボールが進まないのだ。 ホイッスルが鳴る。試合は終わった。歓声も罵声もない静かな空気に包まれる。厳しいシーズンであることを多くのサポーターは覚悟をしていたが、その厳しさを一層感じさせられる90分間の惨事。だが、これに打ひしがれているわけにはいかない。 「我慢だね。」 「おっガスが3点差で負けた。」 「大島が、うちを最下位から救ってくれたぞ。」 「山形頑張ってるぞ。」 「よし、降格圏脱出だ。」 「次はデレオかぁ。」 「どうするんだろうね、ボランチ。」 「山瀬も出られるかどうかわからないしなぁ。」 新横浜の街に繰り出して新年会。まずは「完敗〜!」というお約束の乾杯。それは「惨敗〜!」「いまのところ全敗〜!」とエスカレートして行く。そして今後の展望について語り合う。振り返ってみれば収穫は渡辺のセンターフォワードらしいゴールだけ。良いところを思い出すのに苦労する。それでも話題は尽きることがない。やっと待ちに待ったシーズンがやってきたのだ。語りたいことは山ほどある。 私たちがトリコロールと時を刻む日々は元旦まで続く。 今日のポイント ●動きすぎずチャンスを待つ本格派ストライカーの初ゴール。 ●栗原のキックを見逃した副審。 ●アーリアが埋められないポジションを前に出て埋めようとした松田。 ●不用意な切り返しでボールを奪われる選手達。 ●全く付いていけなかった中澤のところから1失点目。 ●選手入場前のビデオが復活。手拍子でゲームへの期待を表す2階席。
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