malicia witness アジア戦記2005
A3チャンピオンズカップ

2月12〜13日 浦項スティーラーズ  旅人君(特別寄稿)

今年は忙しいので1週間済州島に滞在は無理。3戦目に羽田発着の実質土日だけ往復のツアーで行こうと申込み。今年のA3は3戦目だけだなと思っていた矢先、昨年もヴェトナム、上海、韓国と海外を一緒に遠征した仲間のサイトに
「たかがA3開幕戦。されど、2005年度 横浜の公式戦緒戦。この試合から横浜の2005年が始まる。」
と書かれていた。この言葉の誘われるように急遽今年の初戦、A3、浦項戦へ行く事を決める。

さて、試合前日に韓国入り。宿にチェックイン後前日練習を見に競技場へ。市街地から南へまだ雪の残る山を越えタクシーで1時間、ソギポ市にある競技場へ。見えてくるなり、あまりにもカッコイイ競技場が見えてくる。海側から貝殻で覆ったようなデザインの競技場、中に入るとその見やすさに驚かされる。スタンドは傾斜もあり、さらに席の最前列からピッチまで2m位の近さだ。練習している選手1人1人の細かな表情までが見て取れる。今までみた競技場の中では、近さでは日立台並、見やすさでは鳥栖以上であろう。こんなに近くで世界を肌で感じれるなんてチェジュの人達は幸せだと思った。さて、練習を見ながら仲間達と明日の応援に関して話をする。実際横浜からくるサポーターは20人いないだろう。となると、地元韓国のチーム相手に同様にゴール裏を取ってもいい応援ができるかどうか分からない。しかも仙台以来2ヶ月のブランクがあるわけだ、今年も、マリノスと自分たちのサッカー観の摺り合わせをしなくてはならないのだから、見やすく応援しやすいバクスタにしようと言う事になる。この位置なら向いにメインスタンドの屋根があるから反響も上手く利用できそうだ。

練習見学後は11人でソギポ市内の地元焼肉屋で応援に関して話しをする。20人もいない状況で、誰かに頼るのではなく、俺のF・マリノスとして1人1人がしっかり応援しなくてはならない。どういった応援に持っていくのか、選手のコールをどうするかなどを食事しながら話し合う。この空気が好きだ。1人1人が全てをかけてマリノスと直線で結びつこうとしている空気、現地でしか味わえない必死さとドキドキ感。日本を発つまでは、たかがA3という部分もあったハズだが、現地に入ってしまえば大事な1試合としての共通意識がある。選手が頑張る以上、俺たちも手を抜くわけにはいかない。昨年、ヴェトナムのACLビンディン戦で開幕した時、帰国後にネットで「たかが練習試合でしょ」と言われた事は今でも忘れない。「たかが」と高をくくったツケが、得失点差で泣いた予選リーグ敗退だ。A3も、今年1年間のマリノスにどう影響を与えるか分からない。全力で応援しよう。 今年版のアジア制覇を目指す曲を確認したりする。去年はコーヒールンバともう1曲ヴェトナムでやったけど、そのもう1曲より、思いを乗せたこっちの曲だな。夜遅くまで打ち合わせをし、宿に戻った。

2月13日

朝は雲が重かった済州島も、競技場に着く頃には太陽も試合を見たいのか、すっかり晴天になっていた。11時半頃にチケットを購入し入場する。昨日の打ち合わせ通りコーナー寄りに先についた仲間がもう来ていた。さて、周りを見渡すと空席だらけ。これだったらゴールと横一直線上の場所を陣取ろうという事になる。その方がゴール裏のデコレーションも綺麗にできそうだ。

早速移動。それにしてもこの人数でこれだけの大荷物には驚かされる。一体段幕はいくつ用意されているのだろうか?相当数ある。まず自分たちの応援する場所を決め、その周りを囲むようにデコレーションしていく。さすが手慣れているヘッズの方々はテキパキと動きどんどん段幕を貼っていく。その手伝いなんかをしながら応援のイメージを膨らませる。あっという間に準備完了。河合竜二応援団の段幕をどこにだそうか?と河合竜二応援団と話していた時、コーナーのA3段幕の下にぶら下げたら?という話しになる。さぁ作業開始。そうしているとピッチの方からは中村取締役。これ怒られるんじゃない?挨拶をすませるとそんな不安が皆の胸によぎる。ここでチェックが入ったのは横浜帝国主義段幕。どうやら「帝国」がNGらしい、やはり韓国だ。その部分に仲間のLフラッグを貼り付ける、サイズぴったり。その作業をしてると、珍しい光景を目にする。コーナー寄りで止めていた河合竜二応援団の段幕をなんと中村取締役がピッチから下の部分の固定をやってくださっているのだ!!ささいな事かも知れないが、フロントとサポーターの共同作業、思わず感動してしまった。中村さんにお礼をいい、これで基本的に全て準備完了。

完成したサポゾーンの絵を見にみんなでメインスタンドへ。途中、ピッチからは手伝いの地元学生であろうか、いきなり声をかけられる。「アンジョンファン!」と連呼してくる、やはり横浜のスターは韓国でも大スターなのだ!子供達に手を振り、アンジョンファンコールをしてあげ、メインへ。メインから見るバクスタは、浦項がゴール裏の高い位置に陣取った事もあり完全にトリコロールの空気が完成している。よし、満足。後は試合開始までテンション上げながら応援のイメージをする。

バクスタに戻ると、個人個人で来てる人、カップルで来ている人、トリコロールを身にまとった人達が来る。せっかくなので呼び集める。みんなで勝ち取ろうよ!応援エリアに集まり出す、予想通り20人前後には膨れあがった。

時間があるので後は即席段幕作り。昨年の「ベトナム遠すぎ」が段幕大賞を取ったらしいので、続編として「済州微妙」というネタを提案。遠すぎず近すぎない微妙な位置に対して。そんな事をしているとピッチには達也がディドと出てくる。まだ準備が整っていないので静かに様子を見る。ところで他の選手はピッチに出てこないのであろうか?練習する気配がない。しばらくするとセレモニーがあるらしく達也は戻っていく。

さぁ、いよいよ2005年マリノスの開幕だ!風船で作られた3国の国旗が入場し、空からは3国のリーグ旗を背負った人がパラシュートで降りてきて風船が一気に放たれる。各国の曲なのだろうか?日本語で「ふるさと」が歌われ、セレモニーとしては素晴らしい。も、試合前にちょっとテンション下がるよなぁ。その後に4チームの旗がピッチに入場、そしてフェアプレーフラッグとともにマリノスの選手達が浦項の選手とともに入場してくるのだった。



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