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ディープなサッカーマニアの話
山本浩アナウンサーフランス大会予選編 

世間一般ではCXの実況に注目が行っていたようです。しかし、やはり、山本アナウンサー。そして、岡野Vゴールの瞬間の松木安太郎の
「行った!!」
の叫びと拍手も印象的。NHKの荘厳なオープニングミュージックと国旗のCG上をスクロールする国名のロールテロップ。重みですよ重み。
 

喜びも悲しみもこらえて努めて冷静に語ったはず。
山本浩アナウンサーにとっては4度目、12年目の予選実況。

入った、入った。同点、同点。
同点になりました。アメリカへの道。
重い扉、ついに引き分けという形で終わってしまいました。

今回の最終予選の放送のオープニングは4年前の悲劇のプレイバック。1997年9月7日の文字。
そして、現代表選手達の顔。そのあとにテーマ曲が流れますフィールドに入っていくカメラ。

あれから4年の歳月が流れました。
胸に宿るものが今またこの瞬間に燃え上がろうとしています。
国立競技場に吹いているのは西からの湿り毛を含んだ風。
遥かにフランスを想いながら長い戦いの始まりです。

まさに長い戦い。この頃は、まだ半袖半ズボン。
残暑の厳しい日曜日だった。
 

そして氷点下の朝。大陸での戦い。終盤はいつになく早口になっていた韓日戦。 

ソウルの街は 秋の静けさの中です。
ただ蚕室のスタジアムの空にだけ7万人の大歓声が波打ちながら吸い込まれています。
ワールドカップアジア最終予選。韓国はいま日本を待ち受けています。
日本は引き分けという長いトンネルに入ったまま走り続けています。
しかしこのトンネルには必ず明るい出口があると信じて戦わなければなりません。
いつもの柔らかいサッカーで激しく戦ってくれるはずです。

真っ赤に染まる蚕室のスタンド。まさに追い込まれた日本チーム。しかし、勝利は呼び込まれた。

フランスに向かって胸を張って前を向きました。
 

勢いを取り戻したカザフスタン戦。
国立では、開幕戦以来勝利はない。それは勝つしかない最後のホームゲーム。 

日本は幾たびか蜃気楼を見てきました。
フランスの影が現れては消え消えては現れる日々でした。
今しかし、フランスの姿をはっきりと捕らえる日を迎えています。
勝たなければならない試合。相手はカザフスタンです。

ここでオープニングミュージック 

国立競技場はいつになく穏やかな雰囲気です。
韓国に勝って自分の手でフランスへの前向きの道を歩み始めた日本を
そのまま青いサポーター達が体現してくれています。
日本はこの試合に勝つこと。勝っても未だ第3代表決定戦のために
16日にAグループの2位と対戦しなければフランスへ道は開かれません。
しかし日本には今日、勝つ自信が満ち満ちています。
放送席をご紹介します。木村和司さんです。

策がすべて当たる劇的な大勝。

柔らかく激しく最後の試合フランスへ向かってもらいたいものです。
 

緊迫の中にも山本さんの語る深い冗談。

中田、得意の知らん顔してのボレーシュート!!山本
知らん顔して打ったんですかねぇ。松木

そして
 

イラン戦の延長前、円陣のシーン。 

彼らは、彼らではありません。彼らは私たちそのものです。

この言葉を忘れることはないでしょう。